(文責 : 防災士 田澤六三)
2025年8月10~11日に九州北部では線状降水帯が各地で発生し、大雨特別警報が発表されるなど、記録的な大雨になりました。
毎日新聞8月13日付朝刊によると、熊本県で2人死亡のほか各地で合わせて4人が行方不明になっています。
この6人の方について詳細な事情は分かりませんが、遭難時に車・バイクに乗っていた方がなんと4人に上っています。避難走行中に土砂崩れ、用水路に沈んだ、走行中に流された、バイクで移動する途中、の4件です。このほか、道路の崩落に巻き込まれたクルマが3台もあったそうですが、命に別状はなかったようです。
(8月14日朝刊=続報 新たに、11日早朝クルマで通勤に出かけた1人が行方不明になっていることが分かりました。)
あと2人の方は川沿いを避難行動中に行方不明になったらしい。自宅で土砂崩れにあった事例はたった1人で、命は助かったようです。
自宅にいるより車で避難する方が危険な場合が少なくない、ということです。(もちろん早めに避難所に行った方も多かったと思いますが。) 私たちは、クルマに乗ると保護された空間にいるようで何となく安心感を感じるようですが、クルマでの避難は早めに、状況をよく判断して行動したいものです。
また、テレビでは冠水した道路を水しぶきを上げて走る車の様子がよく放送されますが、単純にクルマで避難すれば良いと思ったり、カッコよく見えたりしかねず感心しません。豪雨時にはクルマの利用を控えるよう、テロップで呼びかけてはどうでしょうか。