(文責 : 防災士 田澤六三)
去る2024年10月22日 (火) 19時から、上尾市手話通訳問題研究会の皆さんを対象にマイ・タイムライン作成講座を行いました。
場所は富士見小学校で、地震対策・備蓄などを含む防災全般の講座を30分、休憩を挟んでマイ・タイムライン作成講習を6グループに編成して30分という形です。防災講座やマイ・タイムライン作成テキストはABAホームページを活用し、Web版ハザードマップの利用の仕方を中心にしたもので、防災士の上村さんの協力で防災士2名で実施しました。
参加者は聴覚障碍者の方、研究会員の方などで、20名程度かという事前のお話しでしたが、当日は34人になって予想外の反響でした。いつも昼間の例会に通っている方々も夜に参加してくれたそうです。
〈責任者富永さんの感想〉
「耳が聞こえない(聴覚障害)は情報障害とも言われます。聞こえないがために情報不足により逃げ遅れてしまうことがあるかもしれません。
水が流れている音、水が迫ってくる音が聞こえないから避難は怖いと言っている方もいました。
マイ・タイムラインを完成させることはできませんでしたが、グループで話し合いながらおこなえたのは良かったです。予想浸水ハザードマップというものを知ることができました。個人的には備蓄品や緊急トイレの情報は参考になりました。我が家の備蓄品も見直して、マイ・タイムラインも作ってみようと思います。」
とのことでした。ハザードマップWeb版へのアクセスは各自のスマホからで、使い方の理解に少しバラツキがあったので、進め方に工夫が必要だと感じました。また聴覚障碍者が対象という事でしたが、ピッタリなお話を用意できなかったということは反省点です。今後もいろいろと工夫していきたいと思います。