北海道旭川市は多くの文化人、芸術家を生み育ててきた文化芸術都市です。
『輝く旭川人アーティスト達』ではそんな旭川市出身の素晴らしい才能の持ち主達を紹介しています。
本日皆様と素敵な方をお繋げ致します。
山本瑞樹(やまもとみずき)さんは、1974年北海道旭川市生まれ、北海道旭川市出身のイラストレーターです。
ドクターヘリの指令を担当する傍ら、飛行機やヘリコプターなどのイラストを中心に制作しています。
イラストのタッチは丸っこく可愛い航空機を中心に様々なタッチで描いています。
彼の作品は、航空機好きのみならず、幅広い層に人気があり、また航空業界内外からもイラストやグッズ制作などの依頼があります。
2023年には、福音館書店から依頼を受け児童科学誌「たくさんのふしぎ」のイラストを1冊丸ごと担当しました。
こちらの本では、ヘリコプターが飛行するイラストの背景に、故郷旭川周辺の景色が多く登場しています。
旭川実業高校を卒業後、東京消防庁で特別救助隊員として従事しましたが、故郷が恋しくなり28歳で旭川へ戻りました。
その後旭川空港消防隊などで勤務、38歳で航空会社へ転職しドクターヘリの指令として関東各地の病院や旭川赤十字病院で勤務しています。
イラスト好きになったのは中学校時代に父親の仕事でウイーンに在住し、美術の教師に褒められたり、多くの芸術品を目の当たりにしたのがきっかけ。それ以降、ノートの端っこなどにイラストをよく描いていたそう。
本格的にイラストを描き始めたのは、ドクターヘリの指令へ転職したところ。
出張が多く、移動時間やホテル滞在時間を有効に使いたかったのがきっかけでした。
イラストの学校などへは行かず、日本各地の航空博物館や美術館を巡ったり、好きな絵を好きなように描き、独学で技法を学びました。
一方、本業では、ドクターヘリの指令を中心に、日本航空医療学会で評議員を務めたり、航空安全の講師など忙しく手掛ける山本さん。ですが趣味も多く、美しい空や雲を主体にした写真撮影や、ピアノ演奏やフルート演奏なども行うそうです。
また、旭川出身のバンド「安全地帯」の大ファンで、コンサートにも足を運び、イラストを描きながら聴くバックミュージックの殆どは、安全地帯か玉置浩二さんの曲だそうです。
2023年1月には、航空関連の新たな本制作の依頼を受け、2024年冬発刊を目指しイラストは勿論のこと本全体のデザインにも挑戦しているとのことです。
連絡先 illust.hikouki.car@gmail.com