||||||| 平成30年度果樹防除暦変更点①<山梨> |||||||( 1月号 )
本年の山梨県果樹病害虫防除暦は病害虫発生状況や薬剤効果により変更がありました。
< ぶどう > ※防除暦参照
○ゾーベックエニケード( べと病、5000倍、収穫14日前まで、2回以内 )
展葉9・10枚〜開花直前【注意事項】へ新規採用。
予防効果が高く残効が長い新規系統薬剤。
注意点①果粉の溶脱が心配されるので開花直前までに用いる。
②周辺に立木類がある場合は飛散しないように注意する。
③耐性菌の発生を防ぐため連用をさけ年1回の使用とする。
④開花期以降のオーソサイド水和剤80との混用はさける。
○ジャストフィットフロアブル( べと病、5000倍、収穫30日前まで、3回以内 )
第3〜4回防除の【注意事項】から落花直後【注意事項】へ移動。
注意点①小豆大までの使用で果粒汚染や果粉溶脱が少ない。
②周辺に立木類がある場合は飛散しないように注意する。
③耐性菌の発生を防ぐため連用をさけ年1回の使用とする。
○オンリーワンフロアブル
( うどんこ病、灰色かび病、白腐病、さび病、黒とう病、晩腐病、褐斑病、すす点病、2000倍、収穫前日まで、3回以内 )
品種:巨峰・ピオーネ・藤稔・シャインマスカット・ロザリオビアンコ
小豆大【注意事項】うどんこ病、灰色かび病などの追加散布として採用。
○icボルドー66D (べと病、晩腐病、100倍 )
品種:甲州※醸造用
4-4式、4-2式ボルドー液と併記で採用。作業性向上のため。
○スプラサイド水和剤( カイガラムシ類、チャノキイロアザミウマ、1500倍、収穫14日前まで、2回以内 )
品種:巨峰・ピオーネ・藤稔・シャインマスカット
展葉9・10枚〜開花直前【注意事項】へ採用。
クワコナカイガラムシ防除薬剤としてアプロードフロアブルから変更。生産資材費削減のため。