作成したサーフェスの形状変更を行う際に、制御点を表示後、変更したい部分の制御点を"マウス"や"ナッジキー"を使用して移動する事があります。
ビューポートの"X,Y,Z方向"に移動するのであれば、上記の方法にて移動可能ですが、
サーフェス面に垂直に動かしたい、又は、サーフェス面に沿って動かしたい時等は、
この方法では結構大変です。
そういう場合は、「UVN移動」コマンドをお試しになってはいかがでしょうか。
手順は以下を参照下さい。
1、変形するサーフェスの制御点を表示
2、対象になる制御点を選択
3、「変形」メニュー>「UVN移動」にて、[UVN移動]ダイアログを表示させます。
4、移動する制御点以外の点を非表示にして、操作をし易くします。
「編集」>「制御点」>「制御点を選択」>「選択を反転」
※尚、サーフェスのUVN方向は、「解析」メニュー>「方向」にて、マウスをサーフェス上に
合わせると確認できます。(赤:U、緑:V、白:Nの方向です)
又、ダイアログ内コマンドの詳細については「ヘルプ」を参照下さい。
では、せっかくですので、上記3、4の1連のコマンド操作の"スクリプト"を作成して、
アイコンに割り当ててみましょう。
手順は以下を参照下さい。
1、スクリプトを作成します。
!_invertpt _hidept _moveuvn(選択した制御点以外を非表示してUVN移動)
2、新規アイコンに割り当てます。
※本ブログの別項目にある"中間ファイル(IGESやDXF等)を読み込んだ時に最初にする事"を参照下さい。
以上になります。サーフェスの制御点を表示して、移動したい点を選択後に、上記で作成したアイコンをクリックしてみてください。