今回はご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、モデリングする際に良く使用する"Shiftキー"と"Altキー"について記載します。
【Shiftキー】
1、押した状態のままマウスの移動を行うと、直交モードを一時的にON又はOFFにする。
※画面下側にある直行モードのボタンがONの場合は、上記操作にてOFFになり、OFFの場合はONになるのでご注意下さい。
※直交モードはデフォルトでは90度にて設定されていますが、下図の①項目によって角度を変更する事が出来ます。
2、押した状態のまま、マウスにて任意のオブジェクトの追加選択、除外が出来る。
【Altキー】
画面下部にて設定できるオブジェクトスナップは、モデリングを行う上で大変便利な機能です。それ故に、いくつかのボックスに常時チェックを入れて使用されている方が多いかとは思いますが、モデリング時に常時、設定されている位置にて吸着してしまう為、「今回だけ必要ない」といった時、チェックされているボックスを再度クリックしてOFFにするか、画面下部の無効ボタンをクリックして、オブジェクトスナップをOFFにして、再度必要な時にONにして・・・・と結構大変です。そんな時にAltキーを使用されてはいかがでしょうか。Altキーを押し続けている間は、オブジェクトスナップを一時的に無効にしてくれるので大変便利です。
又、Rhinoでは、ナッジキーとしても使用します。ナッジキーとは、オブジェクトの移動の際にマウスでのドラッグや「移動」コマンドを使用しなくても、設定した距離だけ、キーボードを使用して移動させる事が出来ます。特に、モデリング時の制御点移動の際に非常に便利です。以下の組み合わせによって使用します。
1、ナッジキー(Altキー)+矢印キー
2、ナッジキー(Altキー)+Ctrlキー+矢印キー
3、ナッジキー(Altキー)+Shiftキー+矢印キー
※上記の組み合わせにて移動する距離につきましては、上図の②項目によって設定出来ます。
又、以下の組み合わせにて、Z軸方向にも移動出来るようになりますので、こちらも是非お試し下さい。
※移動距離につきましては、上図での設定と同様になります。
1、ナッジキー(Altキー)+PageUpキー(上方向)又はPageDownキー(下方向)
2、ナッジキー(Altキー)+Ctrlキー+PageUpキー(上方向)又はPageDownキー(下方向)
3、ナッジキー(Altキー)+Shiftキー+PageUpキー(上方向)又はPageDownキー(下方向)