ペルシア湾魚介三昧

アブダビで入手出来る新鮮魚介類の目利きと調理法を紹介。時々番外編で地中海岸や伊勢湾沿岸の魚も登場。

見直しました

2012年02月10日 | 日記
 日本では美味い、安い、いつでもどこでも買えると、何拍子も揃ったマアジですが、アブダビではちょっと…。
 大体、あまり売っていない。南方系のマテアジは結構あるけれど、生臭くて苦手。仮に初日に美味しくても、翌日には血合いがどす黒く変色し、臭いが強くなります。
 他にもオニアジ、シマアジ、コガネシマアジ、ギンガメアジ、ロウニンアジ、アンダマンアジと、南洋ならではの大型のアジ類はいくらでも置いていますが、どれも同じ。つまり血抜きをしていないので生臭い。
 稀にマアジが入荷しますが、やはり同じで、かなりの確率で臭いが気になる。そんなわけで、ここ一年ほど、アジから遠ざかっていました。

 ところが今日の市場は違った。
 マアジ、それも刺身にして下さい、と言わんばかりの20~30センチサイズがあちこちの店先で、山の様に並んでいるのです。
 イワシとウスバハギ以外、他に掘り出し物がなかったこともあり、久しぶりに買ってみました。

 そして図のとおりとなった次第です。まあ日本のトロけるような冬のアジには敵わないかもしれないけれど、締まった身は甘味があって刺身醤油とワサビ、それに生姜おろしにもよく馴染んで最高でした。
 

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