桜前線はそろそろ日本列島を離れる頃でしょうか。
皆様は、この春どちらでお花見されましたか?
今年筆者は、「みなみかた千本桜」を見てきました。
「みなみかた千本桜」、皆様はご存じでしたでしょうか。
宮城に生まれ育った筆者ですが、実はこちらの桜並木を見たのは初めて。
しかも、こんな凄いところがあったとは今まで知らなかったのです。
場所は、登米市南方町。
なんと、6キロにも渡る桜の並木やトンネルをドライブできる、夢のようなコース。
(もちろん散策やサイクリングも)
そのスケールと美しさたるや、まさに圧巻です!
どんな言葉でも足りない、感動感動の連続でした。
こちらの千本桜ですが、あまり大々的に紹介されているのを、見たことがないような・・・
知れて本当に良かったー。早くも、また来年の見頃が楽しみになっています
そして、近く米山町には「平筒沼(びょうどうぬま)ふれあい公園」が。
こちらも、初めて訪れましたが、大きな沼の周囲には800本の桜が咲き誇り、その沼に架かる浮橋からは、水面に反射した美しい桜並木が眺められます。
その情景は、まるで東山魁夷の絵画のよう。
ゆったりとした柔らかな景色。心に沁みますね~。
夏には蓮、秋には紅葉、冬には渡り鳥と、一年を通して楽しめるとの事ですから、皆様もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
心に沁みる景色に出会えるかもです。
次に訪れたのは、涌谷町の崑岳山(ののだけやま)崑峰寺(こんぽうじ)。
満開の桜越しに見える、里の眺めに癒されつつ進んでいくと、歴史ある重厚な佇まいのお寺がありました。
そして、その正面には「一隅を照らす」と記された石碑が。
以前ご紹介した中村哲医師のお話で、心に残った言葉「一隅を照らす」に、このような所で出会うとは。
衝撃的、そして感動です(いちいち感動してしまいすみません)
今回の、この仙北地域へのお花見ドライブは、新たな宮城との出会い満載の一日となりました。
遠出するのも楽しいけれど、地元の良さをもっと知れる、近場の旅もいいものですね
先日テレビの番組で、岐阜の「荘川桜」の紹介と、その種を取り、苗木を育て、名古屋と金沢を結ぶ国鉄バス「名金線」の沿線に、2,000本の桜を植えられという方のお話を目にしました。
その方は、当時国鉄バスの車掌をなさっていた、佐藤良治さんという方。
太平洋と日本海を桜で結ぶことを夢見て、壮大な桜並木を作られたとの事。
又、欲しい人に苗木を分けておられ、その1つ1つの苗木には、芽が出た順に番号が付けられていた為、あちらこちらで「荘川〇号」と言う名の桜が、見事な花を咲かせているというお話でした。
毎年、あたりまえのように見てきた桜ですが、この番組を見て、並木を成すすべての桜は、何十年、何百年も前に植えてくれた誰かがおられる事、そして、そのおかげで、今、見せていただけている事に、あらためて気付かされました。
花だけでなく、その幹も根も、1本1本の歴史まで感じて見ることができたら、もっともっと感動も深まることでしょう。来年が増々楽しみです。
という事で、我が町富谷でも、春を彩ってくれた満開の桜の風景がありましたので、振り返ってみましょう。
季節はもう、初夏に向かってますね。
三本木の菜の花も、今見頃ですよー。
<おまけ>:涌谷城のイベントで出会ったフクロウです 可愛い