大和町宮床、国道457号線沿い、国道から七ツ森湖畔公園(南川ダム側)へと向かう道の入り口付近に、はっと汁とあぶらふ丼のお店「御はっと家」さんがあります。
こちらは、ご主人と奥様のお二人で切り盛りなされている常連さん多数のお店!
実は気になっていたという方も、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
中は、入ってすぐのカウンターと小上がりのお座敷があり、とっても居心地のいい感じ。
素敵な小物も目に入ります。
こちらは、ご主人とご縁のある大水文雄さんの作品で、有名な「虫の音楽会」は海外にも多くのファンがいられるとか。ホント素敵ですね
メニューはこちら。
今日は、メインのはっと汁とあぶらふ丼のセットをいただきました。
はっと汁は、キャベツ・人参・ねぎ・しめじ・ごぼう等々の野菜汁に、「はっと」と呼ばれるすいとん風のお団子が入ったお汁。
はっとは、機械ではなく、1枚1枚手で伸ばし、厚みに変化を付けて楽しい食感にしておられるとの事。
お汁も、とっても優しい薄めのお醤油汁に野菜の甘味や旨味が染み出ていて、本当に体中に染み渡る美味しさです。
お使いのお野菜は地元のもの!
時には、農家さんがそっと玄関に置いてってくれるとか。愛されてますね~
あぶらふ丼は、登米地方のソウルフードにもなっていますが、カツ丼のカツを歯ごたえのある油麩を甘じょっぱく煮たものに変えて作ったもの。
お肉があまり手に入らなかった頃のご馳走のようですが、筆者個人としては、お肉よりこちらの方が好きです。
あぶらふ丼の方は、ちょっと濃いめのお味で、セットとしてのバランスもバッチリ!
小鉢とお漬物も嬉しい~。今回の小鉢はゴーヤと豆腐の炒り卵。これもまたまた美味しかったです
「御はっと家」さんでは、お客様のおなかの具合によって、はっと汁もあぶらふ丼も「大」にしたり「小」にしたりして下さるので、注文のしやすさも嬉しいですね。
メニューには他にカレーやラーメンもありますが、どちらにもご主人のこだわりが詰まっています。
カレーは、余計な油を使わずに、お野菜のうまみとスパイスで作られ、なんと、食べた後のお皿は、水だけでスーッと汚れが流れてしまう程の軽さとのこと。おなかに優しい~
ラーメンスープも、お出汁と野菜のうまみたっぷりです。
どこまでも体に優しく、食べる人の健康に寄り添ってくれる、美味しいメニューばかりです。
色々とお話をお聞きすると、お二人はなんと関東の方。
なぜ宮城に・・なぜ宮床に・・と、ゆかりをお尋ねしたところ、なんとも深い深い地元の方とのご縁に導かれてとのお話し。
ご主人は以前、弊社のようなガスに係るお仕事をなさっておられ、仕事で仙台を訪れていた時に、こちら宮床の方とお知り合いとなり、以来ずっと親しくなされておられるとの事。
又、さらには、地元の方々との温かい繋がりの数々もお聞きし、こちらまで嬉しくなる思いです。
人生が導かれるほどの素敵なご縁。出会いとは本当に不思議なものとお話しくださいました。
そんなご主人の趣味はレザークラフト。お店には作品の展示販売もあります。
こちらは、自作のツーリングベスト!(非売品)
凄い腕前です
そして勿論、バイクも凄腕!1450CCのバイクで、お仲間とツーリング
たくさんのご縁につつまれて、ご夫婦で人生を楽しんでおられますね~。
皆さんも、美味しいお食事と興味深いお話を楽しみに、ぜひ足をお運び下さい。
綺麗なお花もお出迎えしてくれました。