阿部八商店ブログ

富谷町でLPガス業を営んでおります㈱阿部八商店です。
宮城県内の楽しい事や美味しい物の情報をお伝えできればと思います!

知る人ぞ知る「御はっと家」さん

2024-09-15 09:34:58 | 日記

大和町宮床、国道457号線沿い、国道から七ツ森湖畔公園(南川ダム側)へと向かう道の入り口付近に、はっと汁とあぶらふ丼のお店「御はっと家」さんがあります。

こちらは、ご主人と奥様のお二人で切り盛りなされている常連さん多数のお店!

実は気になっていたという方も、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

中は、入ってすぐのカウンターと小上がりのお座敷があり、とっても居心地のいい感じ。

素敵な小物も目に入ります。

こちらは、ご主人とご縁のある大水文雄さんの作品で、有名な「虫の音楽会」は海外にも多くのファンがいられるとか。ホント素敵ですね

メニューはこちら。

今日は、メインのはっと汁とあぶらふ丼のセットをいただきました。

はっと汁は、キャベツ・人参・ねぎ・しめじ・ごぼう等々の野菜汁に、「はっと」と呼ばれるすいとん風のお団子が入ったお汁。

はっとは、機械ではなく、1枚1枚手で伸ばし、厚みに変化を付けて楽しい食感にしておられるとの事。

お汁も、とっても優しい薄めのお醤油汁に野菜の甘味や旨味が染み出ていて、本当に体中に染み渡る美味しさです。

お使いのお野菜は地元のもの!

時には、農家さんがそっと玄関に置いてってくれるとか。愛されてますね~

あぶらふ丼は、登米地方のソウルフードにもなっていますが、カツ丼のカツを歯ごたえのある油麩を甘じょっぱく煮たものに変えて作ったもの。

お肉があまり手に入らなかった頃のご馳走のようですが、筆者個人としては、お肉よりこちらの方が好きです

あぶらふ丼の方は、ちょっと濃いめのお味で、セットとしてのバランスもバッチリ!

小鉢とお漬物も嬉しい~。今回の小鉢はゴーヤと豆腐の炒り卵。これもまたまた美味しかったです

「御はっと家」さんでは、お客様のおなかの具合によって、はっと汁もあぶらふ丼も「大」にしたり「小」にしたりして下さるので、注文のしやすさも嬉しいですね。

メニューには他にカレーやラーメンもありますが、どちらにもご主人のこだわりが詰まっています。

カレーは、余計な油を使わずに、お野菜のうまみとスパイスで作られ、なんと、食べた後のお皿は、水だけでスーッと汚れが流れてしまう程の軽さとのこと。おなかに優しい~

ラーメンスープも、お出汁と野菜のうまみたっぷりです。

どこまでも体に優しく、食べる人の健康に寄り添ってくれる、美味しいメニューばかりです。

色々とお話をお聞きすると、お二人はなんと関東の方。

なぜ宮城に・・なぜ宮床に・・と、ゆかりをお尋ねしたところ、なんとも深い深い地元の方とのご縁に導かれてとのお話し。

ご主人は以前、弊社のようなガスに係るお仕事をなさっておられ、仕事で仙台を訪れていた時に、こちら宮床の方とお知り合いとなり、以来ずっと親しくなされておられるとの事。

又、さらには、地元の方々との温かい繋がりの数々もお聞きし、こちらまで嬉しくなる思いです。

人生が導かれるほどの素敵なご縁。出会いとは本当に不思議なものとお話しくださいました。

そんなご主人の趣味はレザークラフト。お店には作品の展示販売もあります。

こちらは、自作のツーリングベスト!(非売品)

凄い腕前です

そして勿論、バイクも凄腕!1450CCのバイクで、お仲間とツーリング

たくさんのご縁につつまれて、ご夫婦で人生を楽しんでおられますね~。

皆さんも、美味しいお食事と興味深いお話を楽しみに、ぜひ足をお運び下さい。

綺麗なお花もお出迎えしてくれました。

 

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とある日・・・

2024-09-03 16:10:04 | 日記

先日、ちょっと驚きの光景を目にしました。

国道4号線の右車線側に、生後3ヶ月くらいの子猫がちょこんと座り、道路を塞いでいたんです

前足を揃えて、後ろ足を折りたたみ、上半身を起こした姿。「エジプト座り」と言うらしいですが、たいして警戒している風でもなく、ほんとにちょこんと。

筆者は、左車線を走行していたのですが、右車線では前方の1台が停車し、後続車が列をなしている状態。

右車線の後続車が、次々とこちらに車線変更してくる中、「何かあった?故障でもしたのかな?」などと思いをめぐらしつつ、徐行しながら進んで行きました。

そして、いよいよその現場にさしかかった時、白黒のハチワレ柄の、なんとも可愛い子猫の姿が、バッチリ目に入ったのです。

もう「エーーーーーーーッ」です

たまたま左車線を走っていた為、「どうか動かないでねー」と祈りながら、最徐行で脇を通過しましたが、目の前に座られてしまったドライバーさんは、確かに動きようがないでしょう。

通過後も気になり、チラチラとバックミラーで様子を見てみましたが、子猫はなかなか退いてくれないようで、後続車の方はなんとか車線変更できているものの、先頭のお車は全く動けないご様子でした。

そもそも、あのように交通量の多い国道で、何をどうしてあんな場所へ・・・。

そして、どう対処すればいいのでしょう。

子猫が左に動けば左車線の車に、右に動けば中央分離帯を越えて対向車に轢かれてしまいそうです。

ネットの調べによると、動物が交通の妨げになっている場合は、#9910の「道路緊急ダイヤル」へ連絡して、対応を仰ぐ事となっているよう。

それが、野生動物であった場合はなおさらです。

危険なので、決して触れないようにとの事。

又、万が一轢いてしまった場合は、たとえ相手が動物であっても警察を呼んで、適切な対応をとる必要があり、走り去ると「当て逃げ」となってしまうリスクもあるようです。

今回の場合はどうでしょう。自然と解消するのを待つ事になるかもしれません。

しかしながら実際、筆者が右折しバックミラーで確認ができなくなるまでの間、少なくても最前列のお車は、動けないままでおられました。

あの猫ちゃん、あれからどうしたんでしょう。未だにその姿が思い出され、もし最前列が自分だったらどうすれば・・・と、考えてしまいます。

「どうか、無事に逃げててね」と祈るばかりです。そして最前列のドライバーさん、本当にお疲れ様でした。

 

ところで、話は変わりますが、まだまだ暑い日が続いていますね。

夏休みも、夏のイベントも、ひと通り終わり、夜には鈴虫も鳴いているというのに、この暑さだけはどうやら長引きそうです。

皆さん、ご自身が思う以上に夏バテぎみではないでしょうか?

専門家の話では、寝る時はしっかり冷房をかけ、冬の布団をかけて眠るほどの状態がベストだとか。

なぜなら、脳が冷えないと、休んでいても疲れが取れないからという事のようです。

夜はいくらか涼しくなってきましたが、皆さんそれぞれに工夫して、あと少しの夏?を元気に乗り切りましょう!

 

 

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富谷市の老舗「亀杉そば」さんでランチ

2024-08-16 08:50:06 | 日記

国道4号線下り、イオン富谷店のほぼ向かえに、創業44年の老舗の蕎麦屋さん「亀杉そば」さんがあります。

現在のご主人は2代目。お店は奥様とお二人で切り盛りなされています。

※手前が広い駐車場のため、お店がちょっと奥まっているので、通り過ぎないように注意です!

のれんをくぐり、一歩お店に入るとすぐ、風情のある雰囲気と「いらっしゃいませ」の明るい声が迎えてくれます。

店内は、国道沿いにもかかわらず、とっても静かで落ち着いた感じ。

中も広くゆったりです。

お座敷席とテーブル席が半々くらいで、こちらはお座敷席です。

 

早めにお店に入った為、まだ空席で写真okとの事でしたが、筆者が食べ終わる頃にはお客様が続々。

早く来て良かったー

メニューはこちら

 

今日はこちらをいただきました。

天ざる

亀杉割子そば

お蕎麦は手打ちの二八そば。そば粉は山形の「出羽かおり」。

キリッとしまった適度な固さと弾力が、とてもいい食感の美味しいお蕎麦です。

つゆは、甘みを抑えスッキリとして、お出汁の味わいと香りを存分に感じられる、またまた美味しいつゆ。

ご主人曰く、本かつおと宗田節と鯖節の3種から出汁を取り、かえしを合わせた、こだわりつゆとのこと。

納得です

天ぷらもサクサクプリプリ。割子蕎麦も美味しくて楽しいー

季節のメニューも魅力的で、次回もまた楽しみになりました。

そうそう、冬季には鍋焼きうどんもあるんですよ。具もたっぷりで美味しく食べ応えあり!

季節を通して楽しめますね。

「亀杉そば」さんの亀杉とは、お店のある富谷市鷹乃杜に古くからある、大きな杉の木の名称。

今から300年前頃、伊達政宗公がこの地で鷹狩りを催したところ、寵愛(ちょうあい)の鷹が急に死んでしまい、ひどく悲しんだ政宗公が、素焼きの甕(かめ)に鷹を入れて土に埋め手厚く葬り、その傍らに杉を植えたところ大木に育ち、見事な枝ぶりの杉の巨木になったことから、この杉を「甕杉」転じて「亀杉」と呼ぶようになったとの事。

今も、鷹乃杜2丁目公園の丘のてっぺんに、幹囲6.2mの巨木が立っています。

地域のお土地柄にちなんだお名前の「亀杉そば」さん。これからも益々愛されてほしいです

亀杉そばさん、美味しいランチをご馳走様でした。

 

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仙台七夕祭りに行ってきました

2024-08-07 09:10:20 | 日記

「仙台七夕まつり」に行って来ました。竹と紙で行くられた大きな七夕飾り、とてもとても綺麗でした

たくさんの人出で大変賑い。七夕飾りの中を歩くと、なんか幻想的な気分になります。

個性豊かな飾りも色々。楽しみつつ探してみるのもいいですね

仙台七夕祭りは、明日8日(木曜日)まで。

みなさんぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか?

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中村哲医師(35年の軌跡)ドキュメンタリー映画上映会にて

2024-08-02 10:10:00 | 日記

2024年7月13日(土)富谷ユネスコ協会さんの主催により、中村哲医師のドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」の上映会と、谷津賢二監督によるトークショーが、富谷中央公民館にて開催されました。

中村医師については、ご存じの方も多くいられる事と思いますが、僭越ながら少しだけお話しすると、アフガニスタン難民のための医療チームを結成し、山岳無医地区での診療を開始、3つの診療所と基地病院を設立。

その後、「百の診療所より一本の用水路を」と、大旱魃(だいかんばつ)に苦しむアフガニスタン国内の水源確保の為に、1600本の井戸を掘り、25㎞に及ぶマルワリード用水路を拓き、砂漠化した広大なガンベリ平野の緑地化を成した方です。

中村医師の著書には、このマルワリード用水路についての壮大な記実があり、「総延長24.8㎞、分水路16.7㎞、1日の送水量40万トン、灌漑(かんがい)面積3120ヘクタール。加えて、灌漑に必要な設備として、大小の貯水池12、水道橋5、サイフォン12、地下トンネル1、橋梁26、取水門1、分水門33。以上を含む堂々たるもの」と紹介されており、又、ガンベリ平野については、「砂嵐も洪水も、広大な樹林帯に護られ、豊かな収穫を約束する二万本の果樹園、膨大な穀物生産、野菜畑、砂防林から得る薪や建材、多くの家畜を養う広大な草地。今や自活は可能である」と、喜びに満ちて記されてあります。

日本人には、あまり馴染みのないアフガニスタンの人々ですが、そもそも自給自足率100%の農業大国で、国民の9割が農民・遊牧民と言われ、猛威を振るう大旱魃により瀕死の状態であった上、さらに、米軍による報復爆撃や武装勢力による内戦に見舞われる日々。

そのような中を必死に生きる人々のほんの一片を、この映画と著書により伺い知ることとなりました。

最初に中村医師を知ったのは、何年か前のNHKの番組で、1984年にパキスタンに赴任されてから、2019年に武装勢力の銃撃によって命を落とされるまでの35年間、これ程までに人の為に身を投じることのできる人がいるのかと衝撃を受けたものです。

その番組で紹介された中村医師のお言葉の一つが大変心に沁み、たまたまメモに取り持ち歩いていたのでご紹介しましょう。

 「本来の素朴な正義感や思いやりを、理屈の中で変質させてはいけない

      そうして支え合いの中に身を失うことによって得る恵みの、いかに大きいかを知らねばならぬ」

中村医師は、これ程の大事業を成したにもかかわらず、本当に謙虚で無我無心の方という筆者の印象通り、谷津監督からも、数々のエピソードやお言葉の紹介があり、映画会はとても興味深いものとなりました。

谷津監督は、25年間中村医師の取材カメラマンとして、行動を共にされた方との事で、その思いもひとしおです。トークショーで伺った数々のお言葉のうちのいくつかも、ご紹介しましょう。

 「利害を超え、忍耐を重ね、裏切られても裏切り返さない誠実さこそが、人々の心に触れる

  平和とは理念ではなく現実の力なのだ」

 「主役は人間ではなく大自然。人は、そのおこぼれに与って慎ましい生を得ているに過ぎない

  人も自然の一部である」

 「時流に流されて大切なものを見失い、進歩という呪文に束縛され、生命を粗末にしてはならない」

等々。

中村医師の優しく力強く、時に気迫に満ちた言葉は、正真正銘の実の言葉として、触れるたびに心に刺さります。

谷津監督は、中村医師の書く文章について、「物事の核心を突く、品格ある文章」と語り、そのお人柄については、「胆力・度胸・正しく勇敢。黙して語らず、黙って働く。素朴な正義感・素朴な倫理観。人間なら必ず一致できる大切なものを持つ方」と熱くお話しくださいました。

また、中村医師が伝えたかった事はという質問に対しては一言、「違いを受け入れようと言う事かな」とのお言葉。今は寛容がなく、少しのことが受け入れられない風潮、違いを乗り越えようとメッセージを下さいました。

中村医師が言われていた「一隅を照らす」。ひとりひとり、特別壮大な事はできずとも、自分がおかれた隅っこを明るく照らす、できる事を一生懸命にする、まずはそこから、取り組んでみたいと思います。

 

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