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シロガネの草子

生け花と着物と足りなかったもの


安田鞆彦 『挿し花』

大変ご心配をおかけしました。又お見舞いのコメントを送って下さり、有り難うございました。体調の方は日々良くなり、段々と元気と気力が戻って来ました。現在はホッとしている所です。でもやたらと眠いです。


山田喜作


ボサボサ伸びた髪をカットして貰う為に美容院へ行くがてら、会社(工場)へ行って来ました。同じ所で働いている人からは、なるべく早く来てほしいとの事で、経験者じゃないと、矢張上手くゆかない事が多いからと、良くなる事を、首を長くして待っているとの事でした。


三露千萩・色紙絵

そう言ってもらいまして、嬉しいのですが、鬱病はぶり返し易いですし、今日は良くっても、明日はどうなるっているのか、まだまだ不安です。無理をしたくはないのですが・・・・。


島成園 『師走』

近頃は悲しい出来事が続いて起こり、胸が痛みます。神田正輝氏と松田聖子さんの二人揃った姿は見るだけで、辛いものがありました。二人が退出するときに馬鹿な記者が、

「今のお気持ちをお聞かせ下さい」

との言葉はあんまりだと誰もが思った筈です。今朝のワイドショー等はその言葉は消されているようでした。場面が切り替わったり、音楽が流れたり・・・・・。

シロガネは気力が戻ったという感じで、ここ数日以来、以前より『皇室日記』の、2012年の生け花インターナショナル世界大会での時の様子をブログに載せたいと思っておりました。

女性皇族方々は皆様、着物をお召しになっておりましたので。


山田喜作


テレビから写真を写し取って多数貼らなければならず面倒な作業なので、ずっと避けていたのですが、何かやる方が良いと思いまして、コツコツと頑張って👊😆🎵作業をしておりました。

最初、『生け花』を『活け花』と書いておりました。訂正します。恥ずかしい~~(*/□\*)


横尾芳月 『活ける』







青木源太・アナウンサー
「・・・・こちらの大会なんですが、昭和40年に始まったそうです」



井上由美・アナウンサー
「今日は生け花インターナショナル世界大会の歩みと」


「皇室との関わりとを紹介します」



青木・アナ
「5月1日から4日にかけて」


「第10回・生け花インターナショナル世界大会」


「2012が東京台場のホテルで開催されました」



「世界37ヶ国が参加。5月1日の会場は朝早くから展示する花を生ける人々の活気が溢れていました」


「15年、生け花を続けている、イタリア人のマルタさん」


マルタさん
「花を活ける時は平穏な気持ちで、花の美に全神経を集中させます」


「怒っている時でも、花を生ければ、心が落ち着きます」


ジョー・エレンさん
「この作品は穏やかな春というテーマで」


「水辺もあって鯉が泳いでいます」



いけばなインターナショナル・川井満里慧さん
「30年前は外国の方は、お生けになるのは非常に恥ずかしがっていたんです。『私たちにはとても出来ない』と言う方がとてもいらして・・・・」



「今は、堂々とこの通り、もうわたくし達、顔負けです。ふふふ」

井上アナ
「さまざまな国や流派の生け花の作品」


宮内流(アメリカ)

小原流(インド)

草月流(インド)
青木アナ
「色とりどりの作品、そしていろんなものを活けていて本当にユニークなものばかり何ですよね」


「ご覧下さい」

「ヘチマに空豆、ゴーヤですよ」


草月流(香港)

「そしてペットボトルに生けています」

「香港の方の作品ということです」



井上アナ
「ここには各流派の一堂に展示されております」


「躑躅や藤といった花が力強く躍動しているようです」


東池坊家元・岩田祥園氏


未生流家元嗣・肥原慶氏

青木アナ
「高円宮妃久子様は、生け花インターナショナルの名誉総裁を務めていらっしゃいます」





井上アナ
「5月1日、皇后様が会場にお見えになり」



「久子様の案内で、生け花の展示作品を見て回れました」

「今回の見所、三代流派の一つ、草月流」


「竹を使用するのが、流派の特徴で5月の爽やかな風をイメージした作品です」」


「皇后様は家元、勅使河原茜さんから説明を受けられました」




「こちらは池坊・家元の作品」



「藤掛松。白と紫色の藤と松が一体化しています」

「同じ日」


「秋篠宮妃紀子様が、生け花をご覧になられました」


「小原流家元の作品です」


「この大きな松は樹齢およそ、80年」


「神が宿る自然への尊敬が、テーマです」






「紀子様は小原流家元」


「小原和歌子さんから説明を受けられました」




青木アナ
「今回大会のテーマは、『いけばなの心で、平和な世界を』オープニングセレモニーで、久子様は英語で開会宣言をされました」

久子妃殿下(英語でのスピーチです)
「いけばなインターナショナルが設立されたのは、第二次世界大戦後」


「大戦の爪痕が生々しく残っている荒廃
中でも日本人が花を想い、生け花を心の支えとして復興する日本国民の姿に強い感銘を受けた、エレン・ゴードン・アレン夫人によって設立されました」

「それが、いけばなインターナショナルという団体のルーツとなっています」


「東日本大震災から一年が経ったこの時期に開催できた今回の世界大会こそ」


「活け花で世界の橋渡しをしたいというアレン夫人の提唱した」


「『花を通じての友好』というモットーに沿った大会なのではないでしょうか」

井上アナ
「生け花インターナショナル顧問の服部悦子さんに聞きました」

井上アナ
「皇室との関わりはどのような事からですか?」


名誉顧問・服部悦子さん
「そうでございますね・・・・日本伝統の、直接、各流派のお家元のお作品を拝見するあるいは、各流派の活動、会員に見て頂く機会を作るために、わたくしども出来ましてから、2年目位に、第1回世界大会を致しまして」

当時の東宮両殿下(現・上皇両陛下)


「で、その時に、高松宮妃殿下が大変、生け花にご造詣がおわりになり、大会総裁をして頂いて」


高松宮両殿下

「各流派の家元のデモンストレーションというのを致しましてそこへ」


右より
▪美智子東宮妃殿下
▪三笠宮百合子妃殿下
▪鷹司和子夫人(昭和天皇の元内親王)
▪三笠宮容子内親王
「各宮妃殿下をお誘いしましたら、香淳皇后から、皇太子妃、各宮妃殿下、ぜーんぶがお出まし頂きまして」


常陸宮華子妃殿下



三笠宮百合子妃殿下


「そして、会員にお言葉を頂戴したり活け花を見て頂いたりして、大変皆さん感激し、励みになっていらっしゃるようで、ございますけど」


青木アナ
「5月2日、寛仁様の長女・彬子様と高円宮家の次女・典子様が会場にお見えになりました」



「久子様とご一緒にご覧になられたのは」

「未生(みしょう)流のデモンストレーション」

「壇上では木原慶家元嗣が作品を手掛けました。未生流は江戸時代、大阪で生まれた流派です」


「最後に修飾した風船で浮き上がるように、表現しました」



「会員の作品を一つ一つじっくりご覧になる久子様と典子様」







「こちらの苗木は陸前高田市の奇跡の苗木です。東日本大震災で被害を受けた奇跡の一本松から種子を採種して」


「発芽した苗木です」




「希望の苗木には1日でも早い復興への願いが込められております」



井上アナ
「5月3日、高円宮家の長女の承子様とヨルダンのラーイア王女が会場を訪問されました」


「ラーイア王女は日本に留学経験があり親日派です」


「お茶席でお茶や和菓子を召し上がり和やかに過ごされました」





東京オリンピック協賛芸術展示の一つ、『三大宗家いけばな展』をご覧になる、香淳皇后と妃殿下方(昭和39年・10月)


とっても明るい☺️天真爛漫な香淳皇后です。


平成30年6月の『いけばなインターナショナル』の昼食会にお出ましの久子妃殿下と絢子女王殿下。中央は『いけばな草月流』のお家元の勅使河原茜氏。


絢子女王殿下は白地に紫と金で桐を全面にあしらった手描き振袖。
久子妃殿下はシルバーの薄地に菖蒲を描いた訪問着。
大変個性的な装いの勅使河原茜女史は、大きな水仙に金箔を散らした現代風な琳派な訪問着を着ていらっしゃいます。


横尾芳月 『庭』

この時の皇室日記を見てからずっと思っていた事があります。それと外国のご夫人方があんなに大勢に熱心に生け花をしているのが強く印象的でした。

かつて皇后陛下が平成時代に外国に行かれない不満を公に発言されたのは、皇室ファンの方々は誰でも、記憶しているでしょう。


栗原玉葉 『執着』

でもこうして生け花を熱心になさっている大勢の各国の夫人達とも、ご自分の方から、生け花でも習ってそれぞれ交流されれば、それも一つの外交でしょう。

まして語学力は大層なものだと伝えられておりますし、生け花も積み重ねで、習っていけば、良かったのです。

御自分の目の前の出来る事をなさってゆき、外国の交流をまずは、日本の文化という形から入り、国内から始められてゆけば、外国へ行かなくとも、国内で様々な異国の情報を文化を通してお知りになることが出来た筈でした。

そうゆう事もなさらすに、ただ外国へ行かれたいと発言された、皇后陛下はそこへ行かれて一体何をされたいのか、今だに良く分からないシロガネです。



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コメント一覧

abcdefghij
石尾節子さん、明けましておめでとうございます。

ご指摘、ありがとうございました。文章が苦手でして、心のままにサーと書いてしまいまして、さぞやお見苦しい事だったでしょう。

ご指摘を受けた所は、直しますが、他に気になった点が、ありましたら、申し訳ありませんが、コメントを送って頂けたら、ありがたいです。
石尾 節子
(×)ご覧になられる
・・・という表記が複数個所に見受けられます。

「ご覧になる」の意味・・・で検索し、意味を知ってください。

「見る」の「尊敬語」は「ご覧になる」です。
「見た」の「尊敬語」は「ご覧になった」「ご覧になりました」です。

「ご覧になられる」が誤りである理由をご説明します。

 ご覧・・・・尊敬語
 なられる・・尊敬語

「尊敬語」が「重複」しているからです。「二重敬語」という誤りとなります。
 今後はご注意くださいませ。
abcdefghij
牡丹さんコメントを送って下さり、有り難うございます。

まだまだ完全ではなく、外出するとどっと疲れてしまい、それが尾を引いたりと、不安定なのですが、それは脳が休めとサインしてくれているのだと、考えております。

鬱病は心の病というよりも、脳の病というのが、最近になり知りました。気分が良くなると、ドンと気持ちが高ぶったりして、また今回のように疲れ、疲労感が出てしまいます。

なかなかまだ、思うようになりません。誰でもなる病で、人それぞれでしょうから、深く考えずに、ゆっくりと治してゆきます。

上皇陛下におかれては、米寿をお迎えなられて目出度い事ですが、恐れながら、いよいよ・・・・とい状態に入られたと、お見受けしました。上皇后様の喪服ドレスには驚いて空いた口が塞がりません。

皇室の美しい色彩は何処へ行ったのでしょう。

皇室女性が着物を沢山身に付けられて、日本の和の文化を大切にされるように願ってやみません。

活け花を出来るだけ載せたいと思っております。お様々な花の組合せとか見ますと、着物の模様のようで、何かの役に立つでしょうから。

『市中感染』という言葉が出て来ました。予防に気を配って、牡丹さんもお体には気を付けられて、新しい年をお迎え下さい。
牡丹
少しずつご快復のご様子で何よりです。
症状は寄せては返す波のように日々変わるそうですから、焦らずじっくり療養なさってください。

皇族方の和服姿は晴れやかでいいですね。明治の頃に皇族は原則洋装と定められたそうですから、帽子手袋ありの洋装の画像が多い印象です。
現在では残念ながら、国民の間では和服が衰退しつつありますから、文化の保護者として皇族方には和服をどんどんお召しいただきたいです。
そういう点では、着道楽と言われた上皇后陛下の果たした役目は大きかったように思います。
個人的には尾形光琳の燕子花図の帯が素晴らしいと思っているので、皇后陛下か皇嗣妃殿下があの帯を締めているのを拝見してみたいです。
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