三笠宮彬子女王殿下はシロガネと同世代でして、だからでしょうか、以前から女王殿下のお着物姿はずっと関心を持って見ておりました。一言でいうなら、女王殿下のお着物は非の打ち所なく『素晴らしい』の一言です。
平成29年の秋の園遊会。
風格ある紀子妃殿下の訪問着姿と、振袖をお召しのお若い女性皇族方は皆様とても美しいです・・・・。
振袖姿の姫宮殿下方です。この中で眞子内親王の姿がお綺麗ですが彬子女王殿下の誇り高い姿もご立派です。その特徴が女王殿下の撫で肩のラインの美しさ!!
そしてお召しの振袖のこのセンスの高さ!!若い方には負けないという、彬子女王殿下の想いが見えるようです。
風の強いなか眞子内親王のお振袖が風に煽られて恐らく、身八つ口から襦袢がからまってはみ出たのを、直して差し上げる彬子女王殿下。姫宮方のこうしたお姿は着物好きからしたら良き眺めです。
しかしながらこの日は本当に大変な園遊会であったと思います。
ご覧の通り強い風のせいで、お袖や左前身頃のお裾が風に煽られ、ヒラヒラしながら小山から下がられるのは大変でいらしたでしょう。
当時の東宮でいらした陛下が、珍しくおでこが全快でいらっしゃいます。
皇室の方々で一番の着物のセンスが高いのは・・・・優劣はつけられませんが、
皇室の方々で一番の着物のセンスが高いのは・・・・優劣はつけられませんが、
maynさんのブログで物議を呼んだ御大礼の後の御茶会での上皇后陛下の付下。
平成20年の秋の『皇室』の表紙に同じ付下でお召しになられていました。随分以前よりお召しになられていたのですね。
上皇后陛下
常陸宮妃華子殿下
三笠宮妃百合子殿下
・・・・・のお三方が巨塔でしょう。お三方よりはるかに若い彬子女王殿下はその巨塔に匹敵するくらいのレベルの高さです。
若い女性皇族方では抜きん出ていらっしゃるのは間違いありません。物凄く良い着物をお召しになられていらっしゃいます。そしてこれ以上ないほどの綺麗な撫で肩でいらっしゃいますので、よりお着物がお似合いになられておられます。
平成15年の秋の園遊会での彬子女王殿下と瑶子女王殿下ご姉妹。
平成16年の春の園遊会。まだ初々しい彬子女王殿下方のお振袖姿。
姫宮殿下方の帯はふくら雀という縁起の良い帯結びです。
平成22年の春の園遊会でお召しのお振袖は、母宮・信子妃殿下から譲られた振袖です。
寛仁親王とご婚儀の際の披露宴の時に信子妃殿下がお召しになられたお振袖です。
振袖姿もすっかり板に着かれた姫宮殿下です。
三十代になられて貫禄が着かれてお見事に着こなしていらっしゃいます。
平成26年の秋の園遊会。
信子妃殿下は約10年のご静養を過ごされてこの時カンバックされました。
お三方の何とも言えない・・・・・表情・・・・
承子女王殿下
「全く居心地は最悪よ!お母様はこういう時はホントに、上手くお逃げになられるわね。全く『逃げ上手なお母様』」
平成25年の日英協会の晩餐会にご出席の姫宮殿下
天皇陛下御大礼の御茶会の時でも同じお振袖をお召しになられていらっしゃいます。
平成24年の秋の園遊会
平成21年の秋の園遊会
平成20年春の園遊会での瑶子女王殿下この薄い萌黄地に赤の紅葉と菊を配した振袖はご姉妹で共有なさっておられるようです。
平成11年12月3日、国賓で来日されたヨルダン国王両陛下の返礼晩餐会にご出席された信子妃殿下。この時お召しの訪問着が先のご姉妹方の振袖とほとんど同じ色と柄です。
彬子女王殿下や瑶子女王殿下方のご姉妹がお互いによくお召しになられている黒と赤を基調にしたこのお振袖はご存知の方もいらっしゃると思いますが、元は島津貴子さんの振袖でした。その昔、
三笠宮殿下方から当時の清宮様(島津貴子さん)へ贈られた振袖なのでした。それから年月を得て貴子さんから又女王殿下方に贈られたのでした。
写真で見ますと当時は白地のようでしたがしかし、
現在は白地の部分に金箔が散らしてあるようです。
平成27年の春の園遊会での姫宮殿下方
彬子女王殿下は綸子の水色地に総刺繍を施された見事な振袖です。
華子妃殿下よりお譲りになられた訪問着です。
平成の御大礼の時の園遊会で姫宮殿下と同じ訪問着をお召しの華子妃殿下
この時妃殿下が締めていらっしゃる慶長風の熨斗目柄の帯はどうやら(シロガネの推測ですが)
眞子内親王にお譲りになられたようです。
雲取りに金箔を配し桜と紅葉の色とりどりの刺繍が施された美しい訪問着です。
トルコに訪問された時の姫宮殿下
この時お召しになられていらっしゃる訪問着は、ほぼ間違いなく皇嗣家にこよなく愛されている『京和工藝』製でしょう。
国賓として来日されたベルギー国王・王妃両陛下にご挨拶される眞子内親王。この時お召しの振袖も『京和工藝』製です。
お二人の着物の友禅の特徴が同じです。
ペルーを訪問時、大統領を表敬訪問された眞子内親王。