『ぼくたちの哲学教室』
ずっと気になっていて、何度か試みたんですけどうまく時間が合わなくて💦
今日も電車が遅れて少し遅刻してしまったんですけど、やっと観に行けました。
舞台はアイルランドの男子校の小学校🇮🇪
そこで、校長先生は哲学を教えます。
やられたらやり返す?
という問いに対して、子どもたちは次々と自分の意見を発していきます。
友達って何?
怒りを鎮める方法って?
哲学を教える学校...
哲学ってすごく難しいイメージがあるけれど、子どもにどう教えるんだろう?
そんなことが気になって観に行ったのですが、映画を観ていたらそれよりも気になったことが。
それはアイルランドの歴史です。
プロテスタントとカトリック
イギリス人とアイルランド人
その間にこんな戦いが、それもそんなに遠くない日にあったことを
私は恥ずかしいことに全然知りませんでした。
私にはアイルランド人の知人がいます。
いつも良くしてくれる、おじいちゃん先生です。先生は若い頃アイルランドを離れていたけれど、それはこの歴史が影響していたのかしら...
アイルランドで起こった出来事があって、長年かけてできた国民性があって、こんな時代だからこそ、子どもたちに教えなければいけないことがあって。
そんなことを感じる映画でした。
歴史ってなんで勉強するんだろ、つまらない...
学生時代そう思いながら世界史や日本史を学んでいたけれど、なんだか、積み重ねられてきた時間の重みを今日は感じました。
そして、やっぱり考えるって大事だなって。
考えすぎは良くない...と言われてきたけれど、苦しさの中に光を見出したり、
生き方を変えていったりするために、
起こった出来事を自分なりに考えて、自分と違う意見を聞いて、たくさん考えて考えて意味を見つけていく、っていうのが
とても人間らしいことだなぁと思いました。
たくさん考えて考えて、その考えを気兼ねなく話し合えるような、そんな関係を周りの人と築いていきたいです。