ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

傾斜地からのショット

2010年05月26日 | ゴルフ全般
今期のレッスンも、そろそろ後半。
各クラスで、実戦に即した練習として、”傾斜地からのショット”の説明をさせて頂いている。

左足上がりや左足下がり(の傾斜地)から打つ場合は、身体の左右のバランスを感じるために、足踏みをするような要領でアドレスの姿勢を作り、素振りをしてみて、クラブヘッドが地面と接触するところにボールを来るようにセットアップする。
そして、あとは、普段練習している通り、身体の”横”回転と腕の”縦”の振りを忘れずにスイングする。
そうすると、左足上がりの場合、スイング軌道が(平らな場所から打つより)インサイドアウトになりやすく、打ったボールも、フック(利き腕と逆方向…右利きの場合は左回転)しやすくなる。
上り坂にあるボールにアドレスするため、クラブのロフト角が大きくなり、弾道は高くなる。
左足下がりの場合は、この逆で、スイング軌道がアウトサイドインになりやすく、打ったボールもスライス(利き腕方向…右利きの場合は右回転)しやすくなる。
下り坂にあるボールにアドレスするため、クラブのロフト角が小さくなり、弾道は低くなる。

つま先上がりの場合は、平らな場所でアドレスするより、クラブのライ角度(地面とシャフトの間の角度)がフラットになるために、クラブフェースが(右利きの場合)左を向く。
このため、打ったボールには、(右利きの場合)フック(左)回転がかかりやすくなる。
つま先下がりの場合は、この逆で、クラブのライ角度がアップライトになるために、クラブフェースが(右利きの場合)右を向く。
このため、打ったボールには、(右利きの場合)スライス(右)回転がかかりやすくなる。
つま先上がりとつま先下がりの傾斜地でアドレスを作る場合は、つま先に重心をかけてみたり、かかとに重心をかけてみたりしつつ、身体の前後のバランスを取ってアドレスする。(大抵、つま先上がりの場合は、つま先寄りに、つま先下がりの場合は、かかと寄りになる。)
つま先上がりの場合は、スタンスの位置よりボールの方が高い位置にあるため、上体を起こしてアドレスする。
つま先下がりの場合は、スタンスの位置よりボールが低い位置にあるので、スタンス幅を広げてアドレスすれば、身体が安定しやすい。
ボールの位置は、やはり素振りをしてみて、クラブヘッドと地面とが接触するところに置くのが無難。
こちらの場合も、スイングは、普段練習している通り、身体の”横”回転と腕の”縦”の振りを忘れずに。

レッスン中に、ざぁ~っとこれらのことを説明させて頂くと…。
「1回では、覚えられない」
「メモが要る」
などとおっしゃる方も…(汗っ)。
そりゃそうですよね。
上記に書いた文章を読むだけでも、もしかすると、途中でイヤになるくらい(苦笑)、ややこしいかも…。

でも、覚えて頂ければ、ミスショットの数は確実に減ると思います。
なので、今期の後半は、覚えて頂けるまで、何度でも、しつこく説明させて頂こうと思っています(笑)。
「ややこしい」「理解しづらい」「1回では覚えられない」のは、当たり前だと思いますので、分からなければ、何度でも遠慮なくお尋ね下さいね。

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2 コメント

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なるほど。 (岩ちゃん)
2010-05-29 20:15:23
私はフェード系(スライス系)のせいか、
つま先上がりと左足上がりが不得意です。

特につま先上がりは距離感、方向感とも難しいです。

頑張りますので、宜しくお願い致します。
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岩ちゃんさんへ ()
2010-05-29 21:22:50
色んな傾斜地を想定しての練習は、行なっているうちに、フックやスライスの打ち方も分かる…ようになって頂けたら良いなと思っています。

なので、スライス改善の練習にもなるんじゃないか…と思っています。

傾斜地を想定しての練習は、どんどん行なってみて下さいね!
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