ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

好きになろうとしてみることです

2011年09月27日 | 大学・授業
昨日、大学の授業が終わってから、学生さんたちと一言、二言、雑談していた時…。

そう言えば、前期で『ゴルフ実技』を選択してくれていた学生さんの一人が…、
「先生、今、私、カフェでバイトしてるんやけど、辞めたいねん。どうすれば良いと思う?」と“相談”して来ていたのを思い出した。

正直、「それを私に尋ねられてもなぁ~」…なんて思ったけど…(^_^;)

「あなたの好きなようにしたら」とも言えないので(笑)
「なんで、辞めたいの?」と尋ねてみた。

そうすると、「いややねん」みたいな答えが返って来たと思う…(~_~;)

で、私…、
「じゃ、他のバイトは?」
「バイトはしたいの?」
などと尋ねた。

「バイトはしたい。でも、他に良いバイトも見つからない」って感じだったので、「じゃ、今のバイトを続けてみたら。いややとは思わずに続けてみたら、好きになれるかもよ」と言っておいた。

あれから、あの学生さんは、カフェのバイトを続けることにしたのだろうか?
それとも、辞めただろうか?
ってことを、昨日、ふと思い出した。

…「ゴルフをしてみたい」と思って、『ゴルフ実技』を選択している、この学生さんたちも、行く行くは、自分の進む道や、進みたい道のことで、壁にぶつかったりもするんだろうな。
カフェでのバイトをどうしようか?と思っていた学生さんのみならず、みんな、それぞれ、「これは自分のやりたい仕事ではない」とか「憧れてこの仕事に就いたけれど、こんなはずではなかった」などの思いを抱くようになるのかもしれないなぁ~、なんて、思う。

でも、「頑張れ!」って思う。

私も、実は、学生時代には、ゴルフのティーチングプロになるなど、これっぽっちも思っていなかった。
ゴルフは好きだから、将来は、頑張って『日本女子アマ』とかに出られるようになれれば良いな…とは思っていたけど、プロを目指してみようと言う気など、学生時代は持っていなかった。
オフィス街の、キャリアウーマンの方が、カッコ良いと思っていた(笑)。

それで、証券会社に就職し、
ブラック・マンデー(株価の大暴落)を経験し、
辞めたくなって、
辞めて…(笑)
時間が出来たので、
ストレスと運動不足解消のためにゴルフをしていると、
「何故、プロを目指さなかったの?」と他人から言われ、
プロの先生から「自分の助手にならないか?」と言われ、
だったら、
プロになれるかどうか試してみたいと思い、
ゴルフ場の研修生となり、
華やかなトーナメントの場で活躍することを夢見たが、
怪我をしたことと、
その夢は、自分には遠すぎると思ったことによって、あきらめ…(~_~;)
でも、せっかくならゴルフ関係の仕事に就きたいと思って、
研修生時代からお世話になっていた方に、
「どこか、研修生を辞めてからの就職先をご紹介頂けないでしょうか?」とお願いすると、
ゴルフスクールを紹介されて、
「私にできるの?」
「あんまり気が進まない」
とは思ったものの、
お世話になった方のご厚意を無下にもできないと思い、
とりあえず、
ゴルフスクールで働くことにしたのが、
現在に至った道。

こういう道を歩んで来て、今、思う事は…。

自分が得ることのできた道。
自分が進むことのできた道。
自分を活用し、自分を必要としてくれた道。
その道を大切に歩んで行くことによって、
その道が、ちょっとずつ好きになり、
やりがいも見い出すことができるようになり、
そのうちに、
また、新たな道が見えて来ることも有る。

…ってこと。

バイトにしても、仕事にしても、
自分がやりたいことを見つけようとするんじゃなくて、
やらせてもらえること、
やらなきゃいけないことを
好きになろうとしてみる方が良い。
その方が、気分的にも楽しくなって、乗って行ける。
そうして行くことによって、また、新たな、もっと楽しくなるような
次の道にも出遭いやすくなるのではないか…って思う。

やりたいことを見つけよう…なんて、趣味ならそれで見つかるけれど(笑)、
お金をいただけるバイトや仕事は、そんなに簡単に、やりたいことを、のっけからやらせてもらえないですよ。
また、やりたいことが見つかって、その道に進んだとしても、「こんなはずじゃ無かった」「もう嫌だ…」と思うようなことにも、必ず、出くわす。
それが、現実…。

だから、あんまり気の乗らないバイトでも、そのバイトしか無いのなら、自分が雇ってもらえて、自分がさせてもらえている、その仕事を、とりあえず、好きになろうとしてみること。
それで、もしも、その仕事を大好きになることが出来たなら、その経験は、将来、きっと役に立ちますよ(^_^)v
…って、ゴルフの先生は、思います。
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4 コメント

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継続は力 (jx)
2011-09-28 16:25:49
若い頃というのは、どうもフラフラとしてて、自分の将来への期待と
不安で悩む時代のようです。誰しも、そうなのかも知れませんね。

「継続は力なり」という言葉がありますが、つまらないと思う事でも、
継続する事はそれなりに意義のある事でしょう。少し長くなりますが、
「継続は力なり」の出典です。大正の宗教家、住岡何某氏の「讃嘆の詩」より…

青年よ強くなれ
牛のごとく、象のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を生きぬくことである
性格の弱さ悲しむなかれ
性格の強さ必ずしも誇るに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり」
真の強さは正しい念願を貫くにある
怒って腕力をふるうがごときは弱者の至れるものである
悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である
青年よ強くなれ 大きくなれ
返信する
素晴らしい〓 ()
2011-09-28 17:08:05
jxさん、素晴らしい言葉を、ありがとうございます

この言葉、凄いです!
読むだけで、心が強くなりそうな言葉ですね

「念願は人格を決定す 継続は力なり」

“真の強さは正しい念願を貫くにある”

その通りだなと思いますし
私自身も、肝に銘じておきたいと思いました


…引用下さった言葉、このblogを見に来てくれている、全ての若者の心に届きますように…

ありがとうございました
返信する
牛と象 (jx)
2011-09-28 20:59:02
先生、そんなに喜んで頂けるとは、…
私も、この詩を読んだときは、胸の奥が熱くなる気がしました。

何度も読み返すうちに感じたことは、「青年よ強くなれ」と言うのに、
虎や龍やましてライオンを引き合いに出さず、
「牛のごとく、象のごとく」
強くなれ、なのですよね。

ここの部分、作者の言いたいことがヒシヒシと伝わると思いませんか。
返信する
ライオンではなく… ()
2011-09-28 22:21:09
そうですね…
百獣の王なら、ライオンですもんね。

でも、ここで言わんとしている強さは、
そういう王様のような強さではなく、

牛や象のごとく…ってことは、
もっと、“愚直の一念”に通じるような強さのことなのだと、私も思いました

王様ではなく、牛や象のごとく…忍耐強く…ですよね
返信する

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