ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「胸を回せ」とは?

2012年09月28日 | ゴルフ理論…私の見解
スイング中に「胸を回す」とは、よく聞く言葉です。
ゴルフ雑誌などにも、よく載っている言葉です。

では、皆さまにお尋ねします。

「胸を回せ」と言われれば、どのように身体を動かせますか?
あるいは、どういう動きをイメージなさるでしょうか?

今、このブログを読みながら、胸を回してみて下さい。

…回せましたでしょうか?

でも、「胸を回せ」と言われて、即座に、こういう人体の模型を思い浮かべる人であれば



「胸」と言われれば、肋骨だと思います。

この肋骨は、クルクルと回る骨でしょうか?

肋骨は、呼吸をした際に、拡がったり閉じたりはするけれど、
「この骨が回る?胸なんて回らないよ…」って、お思いになるのではないでしょうか?

胸の向きが、左右に向く動き(胸が回ったように感じる動き)として考えられることは…、

1.背骨が捻じられた場合

背骨



2.片方の肩甲骨が背骨から離れ、もう片方の肩甲骨が背骨に近付いた場合

3.股関節の位置で骨盤が左右に向いたことによって、それに応じて胸の向きも変わった場合

などのケースである。

これを考えると、「胸を回す」とは、一体、上記のうちの、どの動きのことなのだ?…と言う事になる。

だから、「胸を回せ」と言うのは、実にあいまいな表現だと言える。

ま、ゴルフスイングで言うところの「胸を回せ」は、上記の1.2.3が複合された動きのことであるが、
「胸」=「肋骨」と考えれば、「胸を回せ」は、理解不可能な言葉となる。

逆に、「胸なんて回らない」とイメージできれば、胸が左右に向く動きって、「こういう動きのことなのだ」と、上記1.2、ダイナミックに身体を使う場合は1.2.3、が複合された動き(「胸を回す」と表現される動き)を理解しやすくなるかもしれません。

でも、スイング理論を語る際、「胸を回す」は、やっぱり却下したい言葉ですね…って思います…ε- (´ー`*)

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