ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

ロングパットのドリル

2009年11月04日 | ゴルフ理論…私の見解
本日も、大宝塚ゴルフクラブにて、ハーフラウンドレッスン。
身体を動かせていても寒かった昨日に懲りて、本日は、少々厚手のウエアを着て行ったら、暑いくらいだった(苦笑)。

添付写真は本日撮った写真だが、さて、これは何をしているところでしょう?
手前でかがんでいる人が、ピンフラッグの旗でカップを隠し、向こう側にいる人が、その”旗を”狙ってパッティングをしようとしているところです。

「パッティングの距離感を養うには?」と言うご質問をよく受ける。
「どうすれば良いかなぁ~?」と、その練習法を考えて、色々と試してみて頂いた結果、こういう風にすれば上手くいく人が多いと言うのが、これ。

7~8m以上もある長い距離のパッティングをしようとした時、その目標物を約108mmのカップにするより、横幅約40~50cmの旗にした方が、やさしく感じられると思う。
例えば、10m先に刺してあるティー(ティーショットの時に使うティー)にボールを当ててと言われるのと、同じ10mでも、ピンフラッグの旗の上にボールを乗せてと言われるのでは、どちらが「それなら、できそう」と感じられるでしょうか?
また、ティーに当てられる確率と、旗の上にボールを乗せられる確率は、どちらが高くなりそうでしょうか?
ティーよりも旗ですよね?
また、ティーのように目標物が小さいと、その目標までのパッティングのラインを細い1本の線とイメージしなければならないため、かえって、強過ぎたり弱過ぎたりと、距離感のバラツキも多くなりそう…だと思いませんか?
その点、旗の上にボールを乗せれば良いと思えば、その目標物までのパッティングのラインも太めにイメージできる。
だから、旗の上にボールを乗せれば良いと思って打って頂いた方が、プレッシャーも少なくなってスムーズなストロークに繋がり、意外と(?)結果が良いのではないかと思う。

ハーフラウンドレッスンの時などに、「この旗の上に乗せて下さい」と、あえてカップを写真のように隠してストロークをして頂くと、距離が長くて、ラインもうねっていて、とても難しそうなパッティングでも、ボンと本当にカップインなさる方が、時々いらっしゃる。
それくらい、こういう大きなものを目標物にすれば、打ちやすいんだと思う。
入らなくても、上手く、この旗の上にボールを乗せることができれば、OK距離のパットが残るくらい。

旗でカップを隠しておいて、旗に乗せるつもりで打ったら上手くいったと経験できれば、旗でカップを隠してもらえない時にでも、そういう旗が有るものとイメージできるかどうかだけれども、無くても鮮明な旗を思い描くことが出来れば、上手くいく確率は高くなると思う。

長い距離のパッティングは、大きめに設定した目標物に向かって、太めのパッティングのラインを想定し、ヒッティングの強さ加減は、そこまでたどり着くには、どれくらいの速度でボールが転がって行けば良いかをイメージしながらストロークをする。

短い距離のパッティングでも、「入れたい」と思ってストロークをすると、”ルックアップ”になりやすい。「入れたい」と思うより、自分が想定したパッティングのライン上に、上手くボールを転がせるかどうかに意識を向けてストロークをした方が、「入っていた」と言う結果に繋がりやすい。
自分が想定したライン上にボールを転がして行くことができれば、「入った」結果は伴わなくても、納得できる。

要は、カップに意識が向き過ぎて、「そこまで転がす」とか「そこに転がす」意識が損なわれると、距離感も方向性も、上手くいきにくくなると思う。

この、旗でカップを隠して、旗に乗せれば良いとイメージしながら打つ練習は、実際に行ってみて頂いた結果から考えても、「そこまで転がす」距離感を養えそうなドリルのように思う。

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