ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

ヘッドスピードをアップさせるドリル

2005年06月12日 | ゴルフの空 その1
クラブを逆さに持って、鋭い音が”ビュッ”と鳴るように振る。
飛距離は、ヘッドスピードと比例するため、スイングの基本形ができて来た方には、スイングのスピードを上げる練習を行って頂く。
クラブを逆さに持って、片手で振って”ビュッ”と鋭い音が鳴るように素振り。
右手一本で持って”ビュッ”、左手一本で持って”ビュッ”。
みなさん、どんな音を出せるかな~。
身体の回転もしっかり使いながら、「ハイッ!振って!!」
正しい身体の動かし方を意識しつつも、”ビュッ”と鋭い音を鳴らせるように、振って!!

”シュ~ン”と言うような音しかしない人や、耳をすませていても、音が聞こえて来ない人に…
「ハエたたきで、ハエをたたくみたいに、バシッと振って!」
と言うと、
「エッ?ハエたたき?したこと有りません。」
「あっ、そうか~、最近は、ハエたたきなんてしないわよねぇ~。ハエがいたら、スプレーで”シュ”なのかなぁ~。そういえば、昔は、どこのお家にも有ったハエたたき、最近は、見かけなくなったよねぇ~」
「じゃぁ、ふとんたたきで、ふとんをバンバンってたたくみたいに!」
「えっ?ふとんもたたきません。マンションなので、ベランダにふとん干せないんです。」
「ふとんは、ふとん乾燥機で、乾かします。」…
(【注】スイングの場合の腕の振り方は、ハエたたきやふとんたたきの振り方とは、異なります。「ハエたたきで、ハエをたたくみたいに…」などと言うのは、腕を素早く動かす感じを表現してのものです。)

日常の生活の中で、物を持って、腕を素早く”ビュン”と振るようなことってするかな?
どんな時に、そういうことをするだろう?
し慣れていないことを、ゴルフの時だけしようとするのは、難しい。
何か、良い例えは無いかな~と考えてみて、私の頭に思い浮かんだのは、”ハエたたき”や”ふとんたたき”。
でも、最近は、両方ともしない人が増えたよう…。

加えて、現代人は、ひねる運動をしなくなったと言われている。
昔は、水道の蛇口を”ひねった”。
テレビのチャンネルを”ひねって”替えた。
ドアのノブを”ひねって”開けた。
それが、今では、水道の蛇口もドアのノブも、上下動だけ。
自動となれば、手を差し出すだけで水が出るし、前に立っただけでドアが開く。
これでは、現代人の腕の筋力が、だんだん衰えてしまってもおかしくない。
ゴルフのスイングにおいては、この腕を”ひねる”運動も必要。
人間が使う道具や機器は、どんどん便利になって来ている、
だけど、その便利さは、人間自身、自分の身体を単純にしか使わず、その上、筋力を使って動かさなくても良いように変化しているものが多い。

生活様式は変化しても、不器用にならなくて済むように、筋力が衰えなくて済むように、ゴルフの時くらいは、頑張りましょ。

クラブを逆さに持って、片手で振って”ビュッ”と鋭い音がするように…。
ヘッドスピードを上げるためには、効果的な練習です。
考えてみて、普段、”物を素早く振る動き”なんてあまりしないなぁ~と思う人ほど、この素振りを、よく行ってみて下さいね。
飛距離アップしますよ!

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