キリギリスの生き方

秋の虫を見つけました。

この虫の名前は…、
“キリギリス”で良いのかな？
名前は、よく分からん…(^_^;)

あまり元気よく跳ねないし…、
何だか、弱々しかったので…、
「寒くなったのに、まだ、いたんだね…」
「もう、秋も終わりだよ」
って、声をかけてあげたくなりました…(笑)。

…そう言えば、『アリとキリギリス』ってイソップ童話が有りましたね。

夏の間、せっせと汗水流して働いていたアリさんと、歌を歌って遊び呆けていたキリギリスさん。
キリギリスさんは、アリさんに、「この暑いのに、どうしてそんなに、あくせくと働くのだ？」と尋ねます。
それを聞いたアリさんは、「冬になると食べ物が無くなるから、今のうちに蓄えておくのだよ」と答えます。
キリギリスさんは、そんなアリさんを尻目に、「なぁ～に、大丈夫だよ。それより、こんな気持ちの良い季節には、歌を歌って、愉快に過ごすのだぁ」と、楽しそうに遊び続けていました。
ところが、冬になって、食べ物が無くなると、キリギリスさんは、食べ物を蓄えていたアリさんに、「おなかがすいて、死にそうなんです。少し食べ物を分けてもらえませんか？」と頼みに行きます。
そこで、アリさんは、「私たちが一生懸命に働いていた時に、あなたは、遊び続けていたのですよ。だから、そんな困ったことになるのです」と、キリギリスさんに言います。

…と言うような内容だった。

子どもの頃に、この『アリとキリギリス』の話を、絵本で読んだり、読んでもらったりした時は、
アリさんのほうが賢いね、
いい季節だからと調子に乗って遊んでいたら、キリギリスさんのような目に遭うのだよ、
…と教えられたような気がする…(^^)

…大人になったら、この『アリとキリギリス』の話は、
地道にコツコツ歩んで行こうとする、アリさんも、
人生の一時期を派手に楽しみたい、キリギリスさんも、
どちらも、それぞれに良いではないか…なんて思える…(笑)。