ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

肩甲胸郭関節

2012年11月24日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
本日も、また、ガイコツくんにお絵かきをしてみました。

そして、一昨日のブログの続きのようになります。

体幹から出力されるパワーを腕に伝達するには、“腕”を、こういう風にイメージすると良いのだろうな。



私に「人間の骨の仕組みや筋肉の付き方」に興味を持つきっかけを与えて下さった、初動負荷理論提唱者の小山先生も、「肩甲骨周辺から出力されるパワーは非常に大きい。
だから、腕は、肩甲骨から先が腕だと思え」と教えて下さったことだし…と思った。

そして、ここから先…。
腕を上記の写真のようにイメージすると、そこには、『肩のゼロポジション』と言う位置が有った。

『肩のゼロポジション』とは、この肩甲窩というところに



この上腕骨の骨頭が、パカッとはまり込んだ位置。



このモデルのガイコツくんの肩甲骨は、ろっ骨に張り付いたまま、ピクとも動かないけれど…(^_^;)

だいたい、こういう感じとなる。





“だいたい”ではない『肩のゼロポジション』は、下の写真の肩甲棘と、上腕骨軸が一直線になる肩甲平面上(自分の真横から約35°前方)の位置。


この位置で、肩甲骨と上腕骨は、言わば一致し、よく動くけど、不安定な下の写真の位置が安定する。



で、ここから先…。

肩甲骨自体は、下のオレンジや紫や白の矢印の方向に動く。


だったら、こういうイメージを持ったまま、



肩甲骨自体を動かすことはできないか?

と思った時に、この肩甲骨とろっ骨の間を、


「本当の関節」ではないけれど、「機能的な関節」と言う考えで、『肩甲胸郭関節』と言うと分かった。

(『スイング体操』に、この部分を、ほぐして動かせる体操を組み入れたのは、この『機能的関節』を知ったため。)

そして、この機能的関節こそが、「腕の振りの巧さ」に繋がる部位であることに気が付いた。

また、小山先生が、「肩甲骨から先が腕だと思え」とおっしゃっていた“本当の意味”も、ここで、「そう言うことだったのか」と、ようやく分かった。

さらに、私が研修生時代に痛めたのは、今、考えれば「棘上筋」だったのだが、小山先生のご指導通りにスイングをしてみれば、痛くなかった理由も「なるほど…」と、分かった。

私にとって、この『肩甲胸郭関節』との出会いは大きかったです。

…スマホで撮ったガイコツくんの写真を見ていると、
現在、皆さまに行なっていただいている『スイング体操』を思い付くまでに考えたことを、色々と思い出します。

シンプルな体操なんですが、それでも、本当に、色んなことを考えた末に出来上がった体操なんですよ…(;´∀`;)<。。。ハハ。。。

なので、これから年末にかけてのブログには、今年の私の“締め”の仕事として、
この「『スイング体操』を思い付くまでに考えた色んなこと」を書いて行ってみようかな?…と思います。

ま、毎日ではなく、時々になると思いますけどね…(;´ー`)ノァ´`´`…

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