ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

『群青』に思う

2009年08月15日 | 読書 ・鑑賞・観劇録
お盆、皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか?

台風。
豪雨。
地震。
改めて、自然災害の恐ろしさ、怖さを感じさせられた”夏”でした。

これらの天災を、地球の悲鳴ととらえるのは、短絡的過ぎるだろうか?

本日、8月15日と言えば、『終戦記念日』。
日本が辿ってきた過去に思いを馳せて、二度と同じ過ちを繰り返さないと、未来に誓う日。

戦争の悲惨さを題材にした映画やドラマ、歌は、どれもこれも、哀しい。
中でも、谷村新司さんの『群青』は、聴くたびに涙してしまう歌。

『空を染めて行く この雪が静かに
海に積もりて 波を凍らせる
空を染めて行く この雪が静かに
海を眠らせ あなたを眠らせる
手折れば散る薄紫の
野辺に咲きたる一輪の
花に似てはかなきは人の命か
せめて海に散れ 思いが届かば
せめて海に咲け 心の冬薔薇

老いた足どりで 思いをめぐらせ
海に向かいて 一人佇めば
我より先に行く 不幸は許せど
残りて悲しみを 抱く身のつらさよ
君を背負い歩いた日の
温もり背中に消えかけて
泣けとごとく群青の海に降る雪
砂に腹這いて 海の声を聞く
待っていておくれ もうすぐ帰るよ

空を染めて行く この雪が静かに
海に積もりて 波を凍らせる
空を染めて行く この雪が静かに
海を眠らせ あなたを眠らせる』

この歌を初めて聴いた時は、胸がギューと絞めつけられた。
聴いていて、自然にポロポロと涙がこぼれた。
「なんて悲しい歌なんだろう…」と思った。

それから以降も、この歌を聴くと、自然発生的に涙がこぼれてしまう。

私の父は、特攻隊に入って、敵陣に向かって行くことを覚悟していたと言う。
お国のために死ぬことを、美化して考えるような教育を受けていたのかもしれない。

だけど、特攻隊として敵地に散った方々を思う、残された人々の気持ちは、この歌詞の通りだと思う。
いくらお国のためと言われても、愛する人を亡くす悲しみは、時代がどれだけ変わっても、変わらない。
だから、あのような戦争は、繰り返してはならないのだと思える。

お盆の時期と、終戦記念日が重なっているのは、偶然か…。
毎年、8月15日は、過去の悲惨さを振り返り、現在の平和を有り難く受け止め、あの悲惨さを乗り越えて、現在に至る平和を築いて来られた方々に、感謝する日にしておきたいものですね。

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