ばれるずBLOG

三重県の魅力発信!
市民活動団体「A BARRELS」のBLOGです。
毎週金曜日に更新◎

宇治橋の鳥居が新しくなりました

2014年10月03日 18時30分00秒 | 南勢
こんばんは。ミイ(ひるかわ)です。
今日は、私が暮らす伊勢のできごとをお知らせします~。

本日10月3日、
伊勢神宮・内宮の宇治橋の両端に立つ鳥居が新しくなりました。
(20年に一度の式年遷宮は、社殿だけでなく、
 神宮にまつわる色々なものが新しくなります)

今日は、朝から新鳥居の竣工式とくぐり始めが行われました。

9時頃の宇治橋、竣工式のようす。


鳥居竣工の総仕上げとして、笠木(かさぎ:鳥居の一番上の部分)を取り付けます。


クレーンで持ち上げて、鳥居の方へ運びます。


地元の関係者やマスコミ、一般の人などたくさんの人が見守るなかで、
神宮の宮大工さんの手によって、笠木が取り付けられました。

ちなみに、宇治橋の両端の鳥居には、
昨年、式年遷宮を終えた内宮・外宮それぞれの
ご正宮の棟持柱の古材が使われています。

20年間、お宮を支えていた柱が
これから20年間、宇治橋の鳥居として多くの人を迎えるんですね。

五十鈴川にかかる宇治橋。

※フリーの写真素材から拝借しました

東詰(神域側)の鳥居には、内宮の旧ご正宮の棟持柱が、
西詰(おはらい町側)の鳥居には、外宮の旧ご正宮の棟持柱が、
それぞれ使われています。

そして、なんと
柱の役割は、それだけでは終わりません。

写真は、先週9月28日にくぐり納めとなった旧鳥居です。
(すでに立て替え工事が始まっていました)


20年間、宇治橋の鳥居としての役割を終えたら、
次の遷宮までの20年間は、
東詰(神域側)の鳥居の柱は、亀山市の「関宿の追分」に、
西詰(おはらい町側)の鳥居の柱は、桑名市の「七里の渡し」に立つ鳥居となります。

「関宿の追分」は伊勢別街道の追分、「七里の渡し」は伊勢路への入り口で、
いずれも昔、お伊勢参りに向かう旅人を向かえてきた場所です。

ここまででも60年経っていますが、
更にその後も、他の場所に移されて鳥居やお社の材として活用されるそうです。
こうやって、貴重な資材を長い年月をかけて大切に使い続けるのって、素敵ですね。


宇治橋の素木の鳥居(写真は神域側です)は、
20年以上前に伐り出されたものとは思えないほど
磨かれて、ぴかぴか、すべすべに輝いていました。木材ってすごい。

ぜひ、新しくなった鳥居を見に、触れに、
伊勢神宮・内宮へ来てみてくださいね。

さて、来週の金曜日の担当は
勝田さんです。お楽しみに!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美里=美しい里=ベルヴィル | トップ | 旅好き・絶景好きには是非! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

南勢」カテゴリの最新記事