ホイールシリンダー

ディスクブレーキが全盛の今日において、
ドラムブレーキはあまり脚光を浴びません。
しかもその中の構造なんて、
興味ある人は少ないかも知れないですが
ピンポイントな所を突いてこそこういうところかな、
という訳で・・

ドラムブレーキの内部です。左右のはじにあるのがブレーキシュー。

そして

一番上のセントバーナードが首から提げている酒樽みたいな形をしたのが
ホイールシリンダーです。
ブレーキと言うとパッドやシューがメインの部品ととらえられており、
その感覚は尤もなのですが、ドラムブレーキの場合、シューを動かすのは
このホイールシリンダーで、こちらの動きがブレーキの効きにもろにひびきます。
動きとしてはブレーキを踏むと油圧がかかって、
たる型の両端が水平方向に伸びて、シューを押し拡げる訳です。

あまり一般的には名前が知られて居ないのでナンですが、
ブレーキシステム内ではそれこそ要と言える様な存在です。