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聖書と共に

失われた人を探し救う D.L。ムーディ

「人の子は、失われた人を探して救うため
に来たのです。」 (ルカ19-10) 

エリコの町の道ばたに目の不自由な乞食が
すわっていました。長い間、そこに座り
「あわれな乞食に一文を恵んで下さい」と
叫び続けていた。

ある日のこと、彼の所にエルサレムから
やって来た一人の男が彼の隣に来て言いま
した。
「バルテマイ。いい知らせを持ってきたぞ
」「なんだい、それは」と聞き返しまし
「お前の目を見える様に出来る方が、イス
ラエルにいるんだよ。」「そんな、わしの
目が見える様になるなんて事は無いさ。」
「わしは生まれつき目が悪いんだし、その
様な者の目が開いた、などという話など
聞いたことがないさ」と乞食は言ったので
す。

「でも、これだけは話しておくよ」とその
男は言いました。
「この間、エルサレムに行った時、その
ガリラヤの預言者もいて、生まれつき目の
見えない人の目が開けられるのを、この目
で見たのさ。目の見えない人がはっきり
見る事が出来たのさ。」と語ったのです。

その時、初めて、あわれな、その男の心に
希望がわいてきて、「どうして、そうなっ
たんだい」と尋ねました。
「イエスは地面につばきして、泥の固まり
を作り、彼の目に塗ったのさ。」
「それからシロアムの池へ行って目を洗い
なさいと言われた。洗っているうちに、
両目が良く見える様になったと言う訳だ

「預言者は、どのくらい請求したんだい」
バルテマイが聞きました。
「一銭も、治療費はたださ。無料で目を開
けてもらったのさ。してほしい事を言えば
いいのさ。」「その人の名は」とバルテマ
イが尋ねます。
「ナザレのイエスさ。もし彼が、この町に
来たなら、あんたも治してもらいなよ。」
男は言いました。
「きっと、そうしてもらうよ。お願いも
ないで黙って見過ごす様な事はしないさ」

1両日後、男はいつもの場所に連れていか
れ、なお、お恵みをと叫び続けていました
突然、彼は群衆の足音を聞きます。
「誰ですか。教えて下さい」と尋ねた。
誰かが、通り過ぎるのはナザレのイエスだ
と言います。それを聞いた瞬間。「盲人の
目を開けた、あの人だ」と独り言を言い
「ダビデの子、イエスよ。私をあわれんで
下さい」と声を張り上げます。

だれが言ったか分かりません。
「しーっ。静かに」誰かがさえぎります。
祈りほど、主を喜ばせる音楽は、他に、
ありません。
バルテマイは、ますます声を張り上げます
「ダビデの子よ。私をあわれんで下さい」

彼の祈りは神の御子の耳に届きました。
いつもの様に、主の足が止まりました。
主は回りの者たちに、その人を連れて来る
ように命じます。
「バルテマイ。喜べ。立ちなさい。あの方
がお前を読んでおられる」彼らは彼を
イエスの元に連れて行きます。

主は「私に何をしてほしいのか」と尋ねま
す。「主よ、目が見える様になる事です
「見えるようになれ。」そして彼はすぐに
目が見えるようになったのです。
彼の目に最初に映ったのは、神の御子
ご自身です。そして叫んでいる群衆の中で
目が見える様になった、この男ほど大声を
上げている者はいませんでした。

彼は神をあがめました。そして「ダビデの
子にホサナ」と叫びました。




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