H's Diving Log in TOKARA

トカラ列島は中之島での生活雑記帳です。
Twitterのログばっかりになってますが。(笑)

'Net接続状況

2008年07月24日 | 中之島通信

先日の住民座談会で、四五年先には一般家庭向けに高速回線が入るような発表があったのだが、docomoでも定額通信サービスが始まっていたようだ。(調べたら去年の10月開始だった。 orz)

「FOMAデータ通信 定額制サービス」というやつで、通信速度が64KBPSが4200円/月、または7.2MBPSで10500円/月となっている。

現状ではISDNダイヤルアップ契約で、電話代と合わせて15000-25000円/月を払っているから、7.2Mの契約でも安くなる感じ。 何しろ、電話の方は料金500円以下の月がほとんどで、ほとんどがデータ通信料金だからなぁ。

中之島は高速通信無理だろうなぁと思っていたんだけれど、エリアマップを確認すると高速通信可能なエリアになっている。 スバラシイ。

まぁ、ベストエフォートで7.2Mなんで、実効は1M以下かも知れないが、それでも偉大な躍進には違いない。(笑)

とはいえ、中之島にはdocomoショップがないから、何かの機会に鹿児島に上った時に端末購入と契約をしなきゃいけないんだけどね。 なるべく早く手続きしたいなぁ。

ただ、今契約しているプロバイダのDTIが使えなくて、docomo系のmoperaかNTT系のOCN、或いはぷららになってしまうんだよね。 DTIは10年以上使ってるので愛着あるんだけどなぁ。

参照
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/

金だけは取るくせに

2008年07月24日 | 中之島通信
島の簡易水道がここの所、断水したり濁ったりとトラブル続き。

大きく分けると島の水道は楠木水源の系統と日の出系統に別れるんだけれど、楠木系統は緩速濾過-塩素滅菌で供給され、日の出系統は沈砂地-沈殿池-塩素滅菌のプロセスで供給されている。

で、楠木系統は濾過池が泥で目詰まりして断水、日の出は元々濾過プロセスが無いので、原水が濁ると、沈殿池で対応できないため濁度が上がるということになる。

緩速濾過池は供給水質から言えば最も優れた方法なんだけれど、濾過池表面の生物膜を定期的に掻き取って目詰まりを防ぐ必要があり、こまめなメインテナンスが必要なので人手のない離島には向いているとは言いにくい浄水方法。

日の出系統の濾過池なしの方法って言うのは論外で、最初から濁度対策をあきらめている。 雨の日は濁った水を飲めと言うわけ。

どちらにも急速濾過装置の設置が必要なのだが、全く予算措置されていない。 もしかすると来年県の補助金が付くかもというレベル。

そんな水道事業やってるくせに値上げはどんどん進めるし、温泉への免除はさっさと取りやめるしで、島民の不満が高まるんだよね。

日食の件

2008年07月24日 | 中之島通信
前回の説明会での計画から、ずいぶん変更があった様子である。

1) 受け入れ関係
小型船3隻をチャータして観光客を輸送すると言う案は、周辺海況が厳しい関係で没になり、全てフェリーとしまで輸送する事になったとのこと。 そのため、受け入れ客数が850人と少なくなった。 日食ハンターには悪いが、受け入れ人数が少ないほど村の負担は軽減されるので、自分的には歓迎。

また、現状では不透明ではあるけれども、にっぽん丸のチャータを打診しているらしい。 近ツリさんが頑張っている様子だが、クルーズ客船の最大の利点は「晴天の海域を狙って移動できる事」であり、梅雨明け後とはいえ台風シーズンを迎えているトカラ海域に釘付けになると言う選択を郵船がするかどうかはかなり微妙だと思う。 自分なら絶対やらない。 また、にっぽん丸だと入港が出来ないため、ランチではしけ輸送する事になるが、これはちょっと海が荒れると不可能なので、そこら辺もマイナス要素。

まぁ、条件付(荒天時はトカラ以外の海域に移動する)でにっぽん丸が使えるかもしれないけどね。

そんなこんなで、受け入れ人数すら確定できない状況なので、近ツリも募集がかけられない状況とのこと。

2)トイレ関係
仮設トイレに溜まったし尿は「農地還元」するとのこと。 要するに牧場にブチまくわけね。 どこに撒くかで揉めそうな気もするけどな。

3)水関係
飲料水はペットボトルで供給予定だとか。 要は市販のミネラルウォータだが、たくさん空きボトルが出てきそうだなぁ。 まぁ、中之島に関しては心配要らない項目だけどね。

4)廃水関係
「浄化槽」の文字がどこにも無いので、シャワー排水等は垂れ流しになるんだろうね。 まぁ、それに文句があるわけでもないけれど。

5)電力関係
九電は設備増強はしないとのこと。 今後は人口減少が見込まれる地域だから、九電を責められないわな。 移動電源で対応するようだが、燃料供給に難があるらしい。
最悪の場合、島民に節電を強いる(エアコン使うな、冷蔵庫使うな)ということになりそうだ。 「おいでいただいたお客さんに良い思い出を持ち帰ってもらうために、お前ら島民は我慢せよ!!」と言うわけね。

6)食事関係
食事は業者が支給する予定だが、その業者がまだ決まっていない。 交渉は行っている様子。

7)入島規制関係
最初は「条例制定して個人的入島を規制する」と鼻息が荒かったが、案の定、法的根拠に欠けていてそんな条例が制定できないようだ。 現状では個人的入島の自粛要請以上のことは出来ない様子。
一応「法的規制について研究を続ける」としているけれど、そういう「研究」ができる人材や時間があるのかねぇ?


一番最初の説明会から「悪天候時の対応はどうなるのか」という質問があったわけだけれど、今の段階においても全く考慮されている様子は無い。 いつ検討するのかねぇ?
また、受け入れ準備期間と撤収期間においても貨物輸送キャパへの圧迫が予想されるのに、それに関する試算も全く行われていないようだ。(これまで一度もそれに触れた説明が無い)

なんだか、このまま行くと日食の前後は色々と不愉快な事ばかりが起きそうだなぁ。
日食の前後一週間は実家に帰ってゆっくりしてた方が良いような気もしてきた。(笑)