H's Diving Log in TOKARA

トカラ列島は中之島での生活雑記帳です。
Twitterのログばっかりになってますが。(笑)

鹿児島大の実験が成功

2008年02月23日 | 中之島通信
南日本新聞のwebページによると、三島村竹島と指宿市の間で、無線LANによる通信に成功したそうだ。 海上の伝送距離では国内最長とのこと。 ちなみに世界記録は380kmを超えているので、ちょっと国内の技術レベルは低いようだ。

気になるコストだが、設備の整備に200万円、通信料は数千円/月程度と、設備投資の方は高額だけれど、通信費用は格安で、これなら自治体財政にはほとんど負担にならないBB整備となりそうだ。

三島村では光ファイバー敷設コストも試算していて、こちらは約28億円であるから勝負あった感じ。 とはいえ、本土-島間の通信速度が8Mbpsしかないので、通信速度に不満はあるけれど、ないよりははるかにマシだし、何しろ定額課金と言うのはメリットが大きい。

三島村が羨ましいけれど、中之島を選んだのは自分なんだからしょうがないわな。(笑)

参考url
南日本新聞(指宿-竹島)
CNET(通信距離世界記録)

1978年の七つ山海岸

2008年02月22日 | 中之島通信
国交省の国土画像情報ページで、中之島を撮影した空中写真をいくつかダウンロードした。
そのうち、これは七つ山海岸の付近を撮影したもの。 現在あるコンクリート製の突堤の造成や、サンゴ礁の堀込はまだ行われていない頃だ。

今に比べると砂浜の幅が非常に大きい事がわかる。 撮影時には引き潮だったようだが、それを割り引いてもだ。 おおざっぱな数字だが浜の幅は200m程度あるようだ。 今は、猫の額ほどになった砂浜だが、かつてはかなり大きなものだった事がわかった。

今でも僅かな砂浜にはウミガメが産卵に来るのだが、この頃の砂浜であればいくらウミガメが来ても場所に不自由はなかったのだろう。

実は、もっと新しい空中写真データが欲しかったのだけれど、撮影自体がどうも行われていないようだ。(笑) 30年もほっとかないで欲しい>国交省

画像出典:「国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省」

中之島でのFM放送受信は可能か?

2008年02月17日 | 中之島通信
TVを見ない人なので、情報源は専ら'NetとAM放送の生活。 そのAM放送の方はNHK熊本が受信状態が割と良く、鹿児島局の方がかえって入りにくいという謎な状況なのだけれど、何しろAM放送の方は支那語と朝鮮語がバリバリ混信するので、夜はかなり悲惨な状況。

混信除去のためにも本気でループアンテナが欲しいと思うんだけど、自作するにはバリコンが必要。 でも、わざわざ300円くらいのパーツに送料500円とかでは馬鹿らしいから、通販で買う気にもならない。 どうもダイソーで300円ラジオというのを売っていたようなので鹿児島に上った時に探したんだけど、どうやら品切れになったようでどこの100均にも見あたらず。(で、壊れたAMラジオを探してる最中だったりする)

今のラジオが3バンド対応なんで、モノラルだけれどFMが受信できる。 とはいえ、一番近いFM局はNHK-FMの枕崎送信所でここから160km以上離れてるから、ちょっと受信は厳しい感じで、実際家の中ではFM放送は一局も入らない。

そんなもんで、FM受信の方は全くあきらめてたんだけど、たまたま相模原のコミュニティFMのウェブページを覗いたら、伊豆大島でエアチェック出来たという記載があった。 コミュニティ局だから送信出力はせいぜい10Wくらいのはずで、それが100km離れた場所で受信できるんだったら、160kmだって何とかなりそうなものだ。 それにFMなら他国のECMに悩まずに済みそうだ。(笑)

そう思って島内の何カ所かで、ポータブルラジオを使ってエアチェックのテストをしてみた。


1) コテイ山

標高430mくらいの山で竹山になってる。 ここから枕崎方向には遮蔽物(要するに御岳)が無いし、標高も十分高いので受信には向いているはず。 実際にチェックしてみるとNHKだけではなく、FM鹿児島もビンビンに入る。 フェージングも混信も無し。 TV音声も1ch, 3ch共にクリアに入る。



2) ヤルセ・コテイ山方面三叉路

標高は300mくらいか。 枕崎方向に遮蔽物あり。(ジンニョム岳 ネガミ岳) NHK・FM鹿児島共に受信状況は良好。 アンテナの方向は送信所の方角に合わせないとノイズが大きい。



3) 池原交差点

標高は200mちょっと。 標高が下がるためか受信状態は悪化する。 NHKはノイズが多いものの一応聞き取れるレベル。 FM鹿児島は受信不能



4) トカラウマ牧場付近

標高は200mちょっと。 完全に御岳の影になる位置。 やはりと言うべきか、NHKはノイズに埋もれながらも何とかチューニングが取れる状態。 アンテナ方向は非常にシビアで30度くらい回すと、感度がばったり下がる。 多分、御岳の山岳回折波か何かを拾ってるんだろうな。



5) 自宅の玄関先

標高は20mくらい。 完全に御岳の影になる位置。 受信は不可能だと思ったのだけれど、何とかチューニングが取れた。 フェージングはあまり感じないけど、ほとんどノイズに埋もれて話の内容などはよくわからない。 アンテナ方向もとってもシビア。





実際に調べてみると、御岳の影にならない位置ではポータブルラジオで十分受信可能な電界強度があるみたいで、意外とFMも飛ぶもんなんだなと感心。

とはいえ、自宅周辺では減衰が激しいんで、八木アンテナが有効なのかどうか微妙な感じ。 7素子くらいのを入れれば大丈夫そうな気もするけど、台風で簡単にへし折られそうで怖いんだよねぇ。

2009年皆既日食 関連の話題

2008年02月02日 | 中之島通信

ちょっと長いですが、1月19日に中之島で開かれた皆既日食ツアー受け入れに関する住民説明会の内容です。

ツアー客受け入れ人数は全島で1300名程度になる予定です。 宿泊はテント村が主になるようで、真夏ですから厳しい生活環境となりそうです。 中之島は学校の体育館(冷房無し)に100名、日之出地区の開発センター(ここも冷房無し)に100名なのでテント暮らしよりは大分マシですが、何というか災害時の避難所生活みたいになるかもですね。 自分なんかはクソ暑い体育館で雑魚寝するよりは、テントで寝る方が10倍快適ですけど、中之島では個人的にテント設営する事は許可されないだろうと思います。

食事は給食業者を外注で頼み、冷凍・レトルト主体で配食する予定だそうです。 ツアー客が直接食材を持ち込んで炊事できるかどうかは確かめませんでしたが、ご遠慮くださいということになるかもです。

なお、1300人の中にはボランティアスタッフの数は含まれていませんので、裏口としてボランティア参加というのはアリかも知れません。

窓口の方は近畿日本ツーリストに決定しているので、抽選・予約の窓口は近畿日本ツーリストになります。 数回に分けて募集するそうです。 なお、十島村友好島民への優遇等は一切無いそうですので、日食のために友好島民になるのは無駄なようですね。

足の方ですが、フェリーとしまを特別ダイヤ運航するほか、30人乗りの小型旅客船をチャーターすることになっています。 チャーター船は名瀬港を起点に、悪石島、平島、諏訪之瀬島間を往復運航する事になっています。 もっとも、先々変更があるかも知れませんが。 フェリーとしまも変則ダイヤを組んでフル稼働するようです。 おざなりの運航しかしないと思ってましたが、役場もシャカリキでダイヤ組んだようですね。

また、日食期間前後の1週間は十島村への出入りをフェリーとしまとチャーター船のみに制限する意向のようです。 諏訪之瀬島の飛行場もテント村になりますので、軽飛行機で来島というのも無理そうです。

また、漁船等をチャーターして入島するのも日食期間中は条例で禁止するつもりだそうですが、そんな条例を作って国が黙ってるかどうかですね。 戒厳令じゃあるまいし。(笑)

医療体制がちょっと心配だったのですが、各島に医師、看護師それぞれ一名ずつ配備されるようです。 鹿児島県内の病院の協力を得られるかどうかですね。

警察にも応援を頼むそうで、各島に各一名の警察官の手配が出来るようにしたいそうです。
嫌な事ですが、テント生活で1300人が数日暮らすとなると、泥棒には非常に好都合な環境なわけで、警察の手厚い配備を期待したいところですね。 正直なところ、自分も日食期間中は家にも車にもきちんと施錠するように心がけるつもりですし。


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