H's Diving Log in TOKARA

トカラ列島は中之島での生活雑記帳です。
Twitterのログばっかりになってますが。(笑)

上京します

2008年06月24日 | 中之島通信
6/28に中学の同窓会がある関係で上京します。 予定は以下の通りです。

6/25(水) 中之島→鹿児島→福岡
6/26(木) 福岡→羽田→実家
6/27(金) 夕方から千葉(泊)
6/28(土) 千葉→川崎 夕方から同窓会
6/29(日) 夜 BBに顔出し
6/30(月) 6:00羽田→福岡→鹿児島
7/1(火)  中之島帰着

6月は雨ばかりでほとんど仕事をしていないのに、遊びに行ってていいのだろうかという気もするが、まぁ深く考えないようにしよう。 とりあえずビワの剪定は追いついたし。

メディアの興亡(上・下)

2008年06月08日 | 書評
表題には「メディア」とあるが、実際には新聞社、それも主に毎日新聞と日本経済新聞についての本である。 内容は大きく二つに分かれており、一つは日経の紙面作成コンピュータ化であり、もう一つが毎日の衰退に関するテーマである。 この二つが絡み合って一つのテーマを成している... といいたいところであるし、作者も当然そのつもりで書いているのだと思うのだけれど、自分の感想としては二冊に分けるべき本を、無理矢理一冊にまとめてしまったために、見通しが悪くなって損をしていると思う。

ただ、この本は著者の杉山隆男さんの出世作で、当時の杉山さんは全くの新人だったわけなので、同じようなテーマの本を続けて二冊出すというのが難しいという事情があったのかも知れない。

朝日と読売に関しては、それぞれ登場はするものの朝日は主にコンピュータ化における日経のライバルとして登場し、読売は「ナベツネ」関連のエピソード程度で、あまり登場の出番がない。 これは著者が元もと読売の記者出身であり、書きにくい事もままあったのかも知れない。

日経に関する部分はいわば「プロジェクトX」ノリといって良い。 先の見通しを正しく持つことのできた圓城寺次郎という日経の社長が、断固たる意志で推進した紙面作成のコンピュータ化プロジェクト「アネックス」について、その技術的側面よりはプロジェクトに係わった人間(反対派を含めて)に比重を置いて書かれている。 残念ながら技術的側面の部分は余りにも素人向けの記述で、ある程度コンピュータを理解する人間にとっては不十分すぎてあまり興味を引かない内容であるが、書かれた時代を思えば当然のことで、このことで著者を責められないだろう。

毎日の方は内部人事を巡る暗闘、西山事件や日本通運事件などの不祥事を通じ、今なお復活したとは言い難い毎日の長きにわたる衰退の日々を描いている。

この本における新聞社への視点ははっきりとしたもので、「報道という商売で競争する私企業群」として扱っている。 つまり、「第四の権力」とか「社会の公器」などというところからの視点はないし、各社が行ったスクープや報道内容に関してもほとんど記述はない。 つまり、電機会社や自動車会社を扱うのと同じ視点で「新聞社」を扱っている。

そのために「○○は××であるべき」という「べき論」が全くなく、自分のような読者にとってストレス無く読む事が出来る良書である。 著者の文庫本あとがきにもこうある。

--引用ここから

もちろんこうした動きに関しては、ほんらい新聞社が依りどころにすべきジャーナリズムの精神が損なわれるのではないかという危惧の声が上がっている。 新聞社は企業などではない。社会の木鐸、言論機関なのだ。 営利に走ればそれだけ紙面の独立が脅かされるというわけだ。 だが、日本の新聞社がこれまで社会の木鐸たり得た事など一度でもあっただろうか。

--引用ここまで


1986年に書かれた本だから、著しい変化を示した最近二十年の社会と新聞社のあり方については当然ながら書かれていない。 同じ作者による同じテーマの最新のルポを読んでみたいものだ。



<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=hsdivilog-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4167504014&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

「広報としま」より

2008年06月04日 | 中之島通信
十島村では「広報としま」という広報パンフレットを毎月出している。
昨日、ポストに入っていたそれの中から、いくつかを紹介。

1) 村の人口・世帯数

毎回着実に減り続けており、今年4月現在の中之島の人口は136人(82世帯)。 村全体では624人(367世帯) 去年2月は中之島で155人、村全体で670人だったので、前年比で中之島では12%、村全体で7%の減少ということになる。

中之島では港湾工事が来年度いっぱいで終了予定で、それ以降は大型工事は無くなるために、島内の建設会社(吉留建産)は規模を大幅縮小するため、その際に人口がかなり減る可能性がある。 自分は、おそらく二年後に中之島では100名の大台を割り込む可能性が高いと見ているけど、現状では手の打ちようが無いんだよね。

2) 地方選挙結果

4月末に実施した村長選・村議選の結果が出ていた。
村長選の方は以前ここで書いたように現職が新人をダブルスコアで下してる。 実際の票は現職306票に対し、新人が158票だった。 スゴいのは投票率で、有権者数499名に対し投票数が477票。 実に投票率96%という数字で、都市部では絶対あり得ない。(笑)

みんなミンシュシュギに目覚めているのか、単にヒマなのか、義理に押されてなのか、コメントが難しいところ。(笑)

議員選の方は10名立候補して8名当選。 最高得票が62票、最低が29票。 最低位で当選した候補者の得票が40票。 う~ん、これじゃ誰が誰に投票したのかとか結構推定できちゃいそうだなぁ。(笑)

あと、こんな小さな島で議員8名は多すぎるよね。 二名削って6名でも良いんじゃないのかねぇ。

3) 広告

今回の「広報としま」には広告が入っていた、それも2面使って。 広告主はチサンホテルと九州電力で、それぞれ一面使っている。

今までは広告なんて一度も見た事がなかったし、自治体の広報誌だから入っている方が珍しいのではないかと思うけれど、財政の厳しい十島村だし、ここは「よくやった」と褒めてやりたいところだ。