タイトル : Re: 名作いろいろ
記事No : 4845
投稿日 : 2006/05/23(Tue) 07:31
投稿者 : 江古田も
名作いろいろには大笑いです!
ほんとに笑いました!
わっぱがさんが拾い上げてくれた言語・・いや原語をひとつずつ発音してみました。
おもいっきり場面がかわってとなりのかさん、むごのえのじゃっちゃ、山田のジさま、などのひとびとがヨミガエリました。
大笑いしながらジーンときました。
タイトル : Re: 名作いろいろ
記事No : 4846
投稿日 : 2006/05/23(Tue) 07:41
投稿者 : s.a
> しゃべれば、しゃべったで、しゃべるなって、しゃべるし
>しゃべらねば、しゃべらねで、しゃべれって、しゃべるし
>どせ、しゃべられるなだば
> 不思議なのは、標準語では弟でない人を指す「舎弟」が、
>湯沢では血縁の弟も「しゃで」になることですね。
小さいころ「しぇな」と「しゃで」の区別が理解できず
難儀しましたが、この「舎弟」という言葉を知ってから
ようやく、区別できるようになりました。
「いだまし」は、流行語の「もったいない」のようにも
使える良い言葉ですヨ!
「げや」の「ぎゃんぐり」はどうでしょうか?
「ちぢぼっこ」には「キャド」+「ぽんぽんじ」が続きます。
タイトル : Re^2: 名作いろいろ
記事No : 4847
投稿日 : 2006/05/23(Tue) 07:53
投稿者 : 江古田も
>
> 「げや」の「ぎゃんぐり」はどうでしょうか?
>
> 「ちぢぼっこ」には「キャド」+「ぽんぽんじ」が続きます。
s.a さん おはようございます! これ上級編ですね!
これは見たことも聴いたことも無いですー。
ぼんぼんじ???・・・(なんですかァこれはァ)
げや!?のぎゃんぐり??? ウアーーーーー!??????。
タイトル : Re^3: 名作いろいろ
記事No : 4852
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 07:33
投稿者 : s.a
> > 「げや」の「ぎゃんぐり」は
下屋の周り・・・とでも訳すのでしょうか?
> > 「ちぢぼっこ」と「キャド」+「ぽんぽんじ」
> これは見たことも聴いたことも無いですー。
「縮こまって座る」と「街道」+「完全に乾いている」
とでも訳せば良い・・のでしょうか?
でも、微妙にニュアンスが異なるのですが・・。
タイトル : Re^4: 名作いろいろ
記事No : 4853
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 11:07
投稿者 : 江古田も
s.aさん ありがとうございました。 言葉って語源があって使ってるうちにだんだん変化をしてある程度かたまって方言というものになるのでしょうね。
使用前と使用後の長い年月で思いも着かないようなとんでもない発音で残って・・おもしろいですねー。
聖書を方言で というのがあってちょっと聴いたことがありますが いくら方言ばやりでも聖書はちょっと・・・。
ありがたみがなくなるっていうですか、 格調低くなるっていうんですか。
神さまわがったんすか?
タイトル : 湯沢はシャー、それでシャー、してシャー
記事No : 4862
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 17:02
投稿者 : わっぱが
■「江古田も」さん、ウケて頂いたようでうれしいです。
秋田弁交通安全標語は、名作が多いので毎年楽しみにしています。いずれも昔なら宝島のVOW行き確実、というものでした。
■「ねね」コトバ、分かりません、というメール頂いたので補足です。
「(動詞)+ねね」は、「~しなければならない(義務)」あるいは「~ではないじゃないか?(否定呼掛)」の2種類あります。
(例)「えさ・いねね」 (自宅で留守番してなきゃいけないんです)(義務)
「なして?」「ママ・かねね・おの」 (なぜなら、食事を取らなければならないんです)(義務)
「外さ出るごったらヤッケきねね」 (外出するなら防寒着を着なければなりませんよ)(義務)
「こった待ってらって・こねね」 (こんなに待っているのに来ないじゃないですか!?)(否定呼掛)
「そぉっごまで・さねね・ッテガ?」 (そこまでしなければならないものでしょうか?)(否定呼掛)
「はえぐエさきゃって・TVみねね」 (早く自宅に帰って、TVをみなければ)(義務)
「水っこ来たから、雪捨てやねね」 (流水溝に水が来たので、雪捨てをしなければなりません)(義務)
「納豆無くなったから・よねやさ・よねね」 (備蓄納豆がなくなったので「よねや」に寄らなければならない)(義務)
「かね?」「く!」「こ」=> 「食べませんか?」「食べます」「一緒に食べましょう」
「かね?」「い!」「だが」=> 「食べませんか?」「いや、いいです」「そうですか」
いずれも、0.3秒ぐらいのテンポで発音しましょう。
タイトル : 湯沢旧市街地弁の特徴=「sh」音の多用
記事No : 4863
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 17:05
投稿者 : わっぱが
別れの挨拶では、札幌の「したっけ」が有名ですが、標準秋田弁では「せば」、仙北弁では「へば」、湯沢弁では「しぇば」になる感じです。
ここでも「sh」音の卓越が見られます。標準単語でもそうで、「背中」が仙北で「へなが」湯沢で「しぇなが」、「お節介(な人)」が仙北で「へわまげ」、湯沢で「しぇわまげ」になりますよね。(行き過ぎて、大昔のパッパあたりは「火を点ける」のことを「シュ点けれ」と言ってました)
「んだスか」「~シてたいん」も「su」「shi」でなく、母音無しの「sh」音が強い気がします。
このようなことから、「湯沢衆はシャシャうるさい」とかのたまう横手以北の友人は多いです。摩擦音が強いのは寒冷地の東北には珍しい傾向です。
という状況ですから、小学校のころの光村の国語教科書の「きかん車やえもん(阿川弘之)」の「オレはしゃー」「それでしゃー」という言葉遣いはぜんぜん違和感がない記憶がありました。
というわけで、湯沢市外から湯沢に来られる方は、「きかん車やえもん」の国にきたつもりで「sh」音の響きをお楽しみください。(なお、「やえもん」は秋葉原の交通博物館で現物を見ることができます(今週から来年秋まで休止中))
湯沢でも、幡野方面・山田方面は川言葉=大森や角間川、南外などに近く「h」音が卓越してきます。「それでヘ」「してへ」というように「he」音が多い感じです。
タイトル : Re: 湯沢はシャー、それでシャー、してシャー
記事No : 4865
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 17:48
投稿者 : 江古田も
> ■「江古田も」さん、ウケて頂いたようでうれしいです。
またも大爆笑!ねね言葉の具体例にほんとに笑いました!
親戚の湯沢出身高齢者にまた電話で教えてあげます。
標語に 湯沢言葉に「あやまンず なずがしいごどー。ンだンだ そうしゃっべったもだー」って大喜びでしたから。
> いずれも、0.3秒ぐらいのテンポで発音しましょう。
はい!もちろんやってみます!
小学校のとき いきなり学校からのお達しがあり「今日からは オレって言うのはやめてワタシと言いましょう」と。
素直なのと東京弁だというあこがれからみんなで「わたし」がはじまったのですがこれがなかなか妙なものでした。
正確にはっきりと「わたし」とはいかない訳でしてせいぜいで「わだす」 そしてそれ以外の言葉には規制がかかってないですから
「わだすよナァ まんまいっぺェ食ってきたば腹ちゃくてよー」なんて感じで「わたし」とわざわざ言わなきゃいけない程の効果なし。
きっと先生たちにもそういう違和感があったのでしょう、あっという間に自然消滅しました。
「ワタシ」と言うのは今日からやめることにしましたという発表は無かったですが。
今のように生まれたときから標準語が入ってくる時代では無かったですからかなり無理がありましたね。
熱血先生が居て「子供たちにいい言葉を!」って職員会議でがんばったのかもしれませんね。
タイトル : 方言劇と湯沢らしい単語
記事No : 4868
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 19:08
投稿者 : わっぱが
>聖書を方言で というのがあってちょっと聴いたことがありますが いくら方言ばやりでも聖書はちょっと・・・。
戦後まもないときは、シェークスピアの各地方言語訳というのが流行ったそうです。そもそもクラッシク音楽でも、イタリア語が主流のオペラをドイツ語翻訳して新しい価値を生み出したということもありますしね。立川澄人さんや欽ちゃんの日本語オペラってのも面白いでした。
>またも大爆笑!ねね言葉の具体例にほんとに笑いました!
>親戚の湯沢出身高齢者にまた電話で教えてあげます。
ぜひとも、みなさんが感じる「湯沢らしいコトバ」ってのもお教えください。地名とかお店の名前でもいいすよ。
「ゆげき(湯劇)」「ながみしぇ(仲見世)」「かせがっこ(家政学校)」「どれめ(ドレスメーカー)」「たまきゃん(田町のアイスキャンディー屋さん)」「おばみしぇ(弁天にあったバサマがやってた駄菓子屋)」「ふみきり(湯沢駅のすぐ北の踏み切り横にあった駄菓子屋)」「いぢば(駅前通りにあった駄菓子屋)」「フミオ(玩具屋)」「シバタ(模型や)」「おばやき(大判焼き)」などなど
そういえば、湯沢高校を「なんこー」、湯沢商工高を「しょぎょ」、横手高校を「みりの」、大曲高校を「がった」という人は少なくなったでしょうね。
>小学校のとき いきなり学校からのお達しがあり「今日からは オレって言うのはやめてワタシと言いましょう」と。
戦後まもなくは標準語教育が先導的に行われた学校があったようです。近所では矢口高雄センセのいた西成瀬小あたりがそうだったと聞きました。それで、かなり先生が熱心に美しい標準語を教えてたということです。
のちにその世代の人がその反動で方言を大事にしよう・残そうという運動の中核になったのは面白いもので、県教委編集・無明舎刊の「秋田のことば」(方言大辞典)の編纂の動機がこの標準語教育への反発だった、と明確にかかれてました。
タイトル : 「いだまし」きゃんぺーん
記事No : 4867
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 19:05
投稿者 : わっぱが
>「いだまし」は、流行語の「もったいない」のようにも使える良い言葉ですヨ!
「mottainai」ブームの昨今、「いだまし」ブームも起きればいいですね。
車の相乗りしたり、バスやJRを利用したり、スーパーに行くときにトートバッグ持って行く、とかは地域全体で取り組めばアタリマエのこととして定着するようになると思います。ゴミが少なくなれば、税負担も減って自治体財政も楽になるし、何よりも市民全員が早起きして散歩やラジオ体操などにいそしめば、電気代が減るだけでなく、医療費や介護費も減りますよね。
自分を大事にする・自分を「いだまし」がることが、湯沢市全体のためにもなるんだ、って感覚が出てくると、いよいよ相乗効果が出てくると思います。
退職した人も、就職がなかなか見つからない若い衆も、朝鮮玉入れに人生を費やすのは「いだまし」と思うんだす。NPOとか立ち上げて、ボランティアで誰かのために生きるという選択もあるんじゃねんすべがね。 TMOを発展させて、NPOゆざわいだまし会議、とかつくるのもなんただべ。
>「げや」の「ぎゃんぐり」はどうでしょうか?
>「ちぢぼっこ」には「キャド」+「ぽんぽんじ」が続きます。
うーん、「げや」は下屋で、建築ではオーバーハングの屋根ですが、湯沢では母屋でないとこの平屋の屋根のとこを言ったりしますね。(主に雪下ろしのときに使う用語) 「ぎゃんぐり」は雁木でしょうか。
「ちぢぼっこ」は不明です。下駄や靴のそこに付く雪は「ゆきぼっこ」と言いますが近いですか。「きゃど」は道・家の外ですよね(街道が語源と聞きます)(ちなみに南越地域=越後湯沢でも、きゃど使うそうです)。「ぽんぽんじ」は道の乾いたさま、でしょうか?
このレベルになるとかなり分からない単語の方が多いです。まさに上級編ですね。
方言といっても、家の中でも、その世代でしか通用しない方言もあって、時空間的な存在の模様です。
記事No : 4845
投稿日 : 2006/05/23(Tue) 07:31
投稿者 : 江古田も
名作いろいろには大笑いです!
ほんとに笑いました!
わっぱがさんが拾い上げてくれた言語・・いや原語をひとつずつ発音してみました。
おもいっきり場面がかわってとなりのかさん、むごのえのじゃっちゃ、山田のジさま、などのひとびとがヨミガエリました。
大笑いしながらジーンときました。
タイトル : Re: 名作いろいろ
記事No : 4846
投稿日 : 2006/05/23(Tue) 07:41
投稿者 : s.a
> しゃべれば、しゃべったで、しゃべるなって、しゃべるし
>しゃべらねば、しゃべらねで、しゃべれって、しゃべるし
>どせ、しゃべられるなだば
> 不思議なのは、標準語では弟でない人を指す「舎弟」が、
>湯沢では血縁の弟も「しゃで」になることですね。
小さいころ「しぇな」と「しゃで」の区別が理解できず
難儀しましたが、この「舎弟」という言葉を知ってから
ようやく、区別できるようになりました。
「いだまし」は、流行語の「もったいない」のようにも
使える良い言葉ですヨ!
「げや」の「ぎゃんぐり」はどうでしょうか?
「ちぢぼっこ」には「キャド」+「ぽんぽんじ」が続きます。
タイトル : Re^2: 名作いろいろ
記事No : 4847
投稿日 : 2006/05/23(Tue) 07:53
投稿者 : 江古田も
>
> 「げや」の「ぎゃんぐり」はどうでしょうか?
>
> 「ちぢぼっこ」には「キャド」+「ぽんぽんじ」が続きます。
s.a さん おはようございます! これ上級編ですね!
これは見たことも聴いたことも無いですー。
ぼんぼんじ???・・・(なんですかァこれはァ)
げや!?のぎゃんぐり??? ウアーーーーー!??????。
タイトル : Re^3: 名作いろいろ
記事No : 4852
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 07:33
投稿者 : s.a
> > 「げや」の「ぎゃんぐり」は
下屋の周り・・・とでも訳すのでしょうか?
> > 「ちぢぼっこ」と「キャド」+「ぽんぽんじ」
> これは見たことも聴いたことも無いですー。
「縮こまって座る」と「街道」+「完全に乾いている」
とでも訳せば良い・・のでしょうか?
でも、微妙にニュアンスが異なるのですが・・。
タイトル : Re^4: 名作いろいろ
記事No : 4853
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 11:07
投稿者 : 江古田も
s.aさん ありがとうございました。 言葉って語源があって使ってるうちにだんだん変化をしてある程度かたまって方言というものになるのでしょうね。
使用前と使用後の長い年月で思いも着かないようなとんでもない発音で残って・・おもしろいですねー。
聖書を方言で というのがあってちょっと聴いたことがありますが いくら方言ばやりでも聖書はちょっと・・・。
ありがたみがなくなるっていうですか、 格調低くなるっていうんですか。
神さまわがったんすか?
タイトル : 湯沢はシャー、それでシャー、してシャー
記事No : 4862
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 17:02
投稿者 : わっぱが
■「江古田も」さん、ウケて頂いたようでうれしいです。
秋田弁交通安全標語は、名作が多いので毎年楽しみにしています。いずれも昔なら宝島のVOW行き確実、というものでした。
■「ねね」コトバ、分かりません、というメール頂いたので補足です。
「(動詞)+ねね」は、「~しなければならない(義務)」あるいは「~ではないじゃないか?(否定呼掛)」の2種類あります。
(例)「えさ・いねね」 (自宅で留守番してなきゃいけないんです)(義務)
「なして?」「ママ・かねね・おの」 (なぜなら、食事を取らなければならないんです)(義務)
「外さ出るごったらヤッケきねね」 (外出するなら防寒着を着なければなりませんよ)(義務)
「こった待ってらって・こねね」 (こんなに待っているのに来ないじゃないですか!?)(否定呼掛)
「そぉっごまで・さねね・ッテガ?」 (そこまでしなければならないものでしょうか?)(否定呼掛)
「はえぐエさきゃって・TVみねね」 (早く自宅に帰って、TVをみなければ)(義務)
「水っこ来たから、雪捨てやねね」 (流水溝に水が来たので、雪捨てをしなければなりません)(義務)
「納豆無くなったから・よねやさ・よねね」 (備蓄納豆がなくなったので「よねや」に寄らなければならない)(義務)
「かね?」「く!」「こ」=> 「食べませんか?」「食べます」「一緒に食べましょう」
「かね?」「い!」「だが」=> 「食べませんか?」「いや、いいです」「そうですか」
いずれも、0.3秒ぐらいのテンポで発音しましょう。
タイトル : 湯沢旧市街地弁の特徴=「sh」音の多用
記事No : 4863
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 17:05
投稿者 : わっぱが
別れの挨拶では、札幌の「したっけ」が有名ですが、標準秋田弁では「せば」、仙北弁では「へば」、湯沢弁では「しぇば」になる感じです。
ここでも「sh」音の卓越が見られます。標準単語でもそうで、「背中」が仙北で「へなが」湯沢で「しぇなが」、「お節介(な人)」が仙北で「へわまげ」、湯沢で「しぇわまげ」になりますよね。(行き過ぎて、大昔のパッパあたりは「火を点ける」のことを「シュ点けれ」と言ってました)
「んだスか」「~シてたいん」も「su」「shi」でなく、母音無しの「sh」音が強い気がします。
このようなことから、「湯沢衆はシャシャうるさい」とかのたまう横手以北の友人は多いです。摩擦音が強いのは寒冷地の東北には珍しい傾向です。
という状況ですから、小学校のころの光村の国語教科書の「きかん車やえもん(阿川弘之)」の「オレはしゃー」「それでしゃー」という言葉遣いはぜんぜん違和感がない記憶がありました。
というわけで、湯沢市外から湯沢に来られる方は、「きかん車やえもん」の国にきたつもりで「sh」音の響きをお楽しみください。(なお、「やえもん」は秋葉原の交通博物館で現物を見ることができます(今週から来年秋まで休止中))
湯沢でも、幡野方面・山田方面は川言葉=大森や角間川、南外などに近く「h」音が卓越してきます。「それでヘ」「してへ」というように「he」音が多い感じです。
タイトル : Re: 湯沢はシャー、それでシャー、してシャー
記事No : 4865
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 17:48
投稿者 : 江古田も
> ■「江古田も」さん、ウケて頂いたようでうれしいです。
またも大爆笑!ねね言葉の具体例にほんとに笑いました!
親戚の湯沢出身高齢者にまた電話で教えてあげます。
標語に 湯沢言葉に「あやまンず なずがしいごどー。ンだンだ そうしゃっべったもだー」って大喜びでしたから。
> いずれも、0.3秒ぐらいのテンポで発音しましょう。
はい!もちろんやってみます!
小学校のとき いきなり学校からのお達しがあり「今日からは オレって言うのはやめてワタシと言いましょう」と。
素直なのと東京弁だというあこがれからみんなで「わたし」がはじまったのですがこれがなかなか妙なものでした。
正確にはっきりと「わたし」とはいかない訳でしてせいぜいで「わだす」 そしてそれ以外の言葉には規制がかかってないですから
「わだすよナァ まんまいっぺェ食ってきたば腹ちゃくてよー」なんて感じで「わたし」とわざわざ言わなきゃいけない程の効果なし。
きっと先生たちにもそういう違和感があったのでしょう、あっという間に自然消滅しました。
「ワタシ」と言うのは今日からやめることにしましたという発表は無かったですが。
今のように生まれたときから標準語が入ってくる時代では無かったですからかなり無理がありましたね。
熱血先生が居て「子供たちにいい言葉を!」って職員会議でがんばったのかもしれませんね。
タイトル : 方言劇と湯沢らしい単語
記事No : 4868
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 19:08
投稿者 : わっぱが
>聖書を方言で というのがあってちょっと聴いたことがありますが いくら方言ばやりでも聖書はちょっと・・・。
戦後まもないときは、シェークスピアの各地方言語訳というのが流行ったそうです。そもそもクラッシク音楽でも、イタリア語が主流のオペラをドイツ語翻訳して新しい価値を生み出したということもありますしね。立川澄人さんや欽ちゃんの日本語オペラってのも面白いでした。
>またも大爆笑!ねね言葉の具体例にほんとに笑いました!
>親戚の湯沢出身高齢者にまた電話で教えてあげます。
ぜひとも、みなさんが感じる「湯沢らしいコトバ」ってのもお教えください。地名とかお店の名前でもいいすよ。
「ゆげき(湯劇)」「ながみしぇ(仲見世)」「かせがっこ(家政学校)」「どれめ(ドレスメーカー)」「たまきゃん(田町のアイスキャンディー屋さん)」「おばみしぇ(弁天にあったバサマがやってた駄菓子屋)」「ふみきり(湯沢駅のすぐ北の踏み切り横にあった駄菓子屋)」「いぢば(駅前通りにあった駄菓子屋)」「フミオ(玩具屋)」「シバタ(模型や)」「おばやき(大判焼き)」などなど
そういえば、湯沢高校を「なんこー」、湯沢商工高を「しょぎょ」、横手高校を「みりの」、大曲高校を「がった」という人は少なくなったでしょうね。
>小学校のとき いきなり学校からのお達しがあり「今日からは オレって言うのはやめてワタシと言いましょう」と。
戦後まもなくは標準語教育が先導的に行われた学校があったようです。近所では矢口高雄センセのいた西成瀬小あたりがそうだったと聞きました。それで、かなり先生が熱心に美しい標準語を教えてたということです。
のちにその世代の人がその反動で方言を大事にしよう・残そうという運動の中核になったのは面白いもので、県教委編集・無明舎刊の「秋田のことば」(方言大辞典)の編纂の動機がこの標準語教育への反発だった、と明確にかかれてました。
タイトル : 「いだまし」きゃんぺーん
記事No : 4867
投稿日 : 2006/05/24(Wed) 19:05
投稿者 : わっぱが
>「いだまし」は、流行語の「もったいない」のようにも使える良い言葉ですヨ!
「mottainai」ブームの昨今、「いだまし」ブームも起きればいいですね。
車の相乗りしたり、バスやJRを利用したり、スーパーに行くときにトートバッグ持って行く、とかは地域全体で取り組めばアタリマエのこととして定着するようになると思います。ゴミが少なくなれば、税負担も減って自治体財政も楽になるし、何よりも市民全員が早起きして散歩やラジオ体操などにいそしめば、電気代が減るだけでなく、医療費や介護費も減りますよね。
自分を大事にする・自分を「いだまし」がることが、湯沢市全体のためにもなるんだ、って感覚が出てくると、いよいよ相乗効果が出てくると思います。
退職した人も、就職がなかなか見つからない若い衆も、朝鮮玉入れに人生を費やすのは「いだまし」と思うんだす。NPOとか立ち上げて、ボランティアで誰かのために生きるという選択もあるんじゃねんすべがね。 TMOを発展させて、NPOゆざわいだまし会議、とかつくるのもなんただべ。
>「げや」の「ぎゃんぐり」はどうでしょうか?
>「ちぢぼっこ」には「キャド」+「ぽんぽんじ」が続きます。
うーん、「げや」は下屋で、建築ではオーバーハングの屋根ですが、湯沢では母屋でないとこの平屋の屋根のとこを言ったりしますね。(主に雪下ろしのときに使う用語) 「ぎゃんぐり」は雁木でしょうか。
「ちぢぼっこ」は不明です。下駄や靴のそこに付く雪は「ゆきぼっこ」と言いますが近いですか。「きゃど」は道・家の外ですよね(街道が語源と聞きます)(ちなみに南越地域=越後湯沢でも、きゃど使うそうです)。「ぽんぽんじ」は道の乾いたさま、でしょうか?
このレベルになるとかなり分からない単語の方が多いです。まさに上級編ですね。
方言といっても、家の中でも、その世代でしか通用しない方言もあって、時空間的な存在の模様です。