パフュームのことは最近知ったばかりで、あまり詳しくありませんが、動画を見ていてこの問題を考える上でよい参考になりそうなので、とりあげてみます。
まずパフュームの魅力ですが、すでに指摘されているとおり、ダンスの質が高い。楽曲の質が高い等がありますが、私が好感を感じたことが2つあります。
1一つ前の世代の、歌謡曲と言われていた時代の歌手やアイドルは、声をひっぱるときに、音程を震わす歌い方をしていたが、パフュームは声が震えないので違和感がない。
2別の項目で指摘した、「音楽のリズムと必ずしも振り付けが同期していなくてもいいのではないか?」ということの兆候が伺えるものを見つけた。
1はここで論ずる題目とは関係ないので省略します。
振り付けをしている指導者がこのことを意識しているのかどうか不明ですが、質が高いだけでなく、「SWEET DONUT」という曲の振り付けの中に、ところどころ曲の進行と若干ずれている、あるいは食い違っている箇所があり、このことがもともと質の高い踊りと振り付けをさらに印象的なものにしているように感じられました。まだ兆候に過ぎませんが、この要素がさらに発展することを期待しています。こちらの勝手な解釈である可能性も否定できませんが。この曲以外の曲では、このような、音楽と振り付けとのずれは見つけることはできませんでした。
パフュームに限らずライブその他の動画を見て感じるのは、やはり人間のダンスのもつ印象と完成度の高さはたいへんなものがあり、いくらCGが進歩したといっても、何度もオーディションに合格したエリートたちの、しかも、たいへんな資金と時間と労力を投資して獲得された技能ですから、比較にならないのは当然といえば当然でしょう。それだけでなく、もともと人間の視覚というのは、生物の持つ動きに反応しやすいということも指摘できそうです。
パフュームを取り上げたついでに、動画とは離れますが、パフューム関連とその他のことについても書きます。
これはメンバー3人に対してではなく、サウンドプロデューサーなる中田ヤスタカさんに言いたいのですが、動画サイトでいろいろ見たところ、ライブの演奏もスタジオ版のも演奏のアレンジと音色が同じです。演奏者がいないため、おそらくカラオケを使用しているのでしょうが、今後全国各地でのツアーを希望しているのでしたら、音色とアレンジを変えた演奏をしてもらいたいものです。カラオケを使用しているのは経費削減のためかもしれませんが、電子楽器のつまみをあちこちいじるだけで音色は変わるでしょう。これを自動演奏させて記録するなどすれば手間をかけずに別物が作れる筈です。
これはパフュームに限らず他のアーティスト(アーティストとは画家の意味ではないのか?)についてもしばしば見られることですが、演奏中に歌うのを中止して、観客に向かって「もっと元気を出してとか何だの」何かしゃべるのを見かけますが、これについて異論があります。
1本当にいい演奏と上手い歌と踊りなら、わざわざ言われなくても口ずさんだり踊ったり拍手するのではないか? もし盛り上げたいのなら、演奏と歌とおどりで観客をのせていくべきではないか。
2基本的に観客は代金を支払って入場しているのだから、どのような鑑賞をしようとそれは観客の自由である筈ではないか。周囲の客に迷惑をかけたり演奏を妨害するとか、演奏中にいびきをかいて寝ているというのでもない限り。それに、ひとりだけ座ったままじっとしている客を安易に叱ることもできない筈だ。調子が悪くて休んでいるかもしれないからだ。
3盛り上がって観客が総立ちになると、後方にいる背の低い人たちは前が見えなくなってしまうことはないのか。それと、演奏中にリズムに合わせて手を上げて振っている場面も見かけるが、こんなことをされるとますます見えにくくなるではないか。
4演奏に合わせて掛け声ややたらとキャーキャー叫ぶ客がたくさんいるが、それぞれの観客はあくまで演奏と歌と踊りを見るために来場しているのではないのか。度を過ぎると鑑賞者の邪魔になる。
5筆者のように、たとえ会場にいても歌ったり踊ったりする気にならない気質の人間に、まるでじっとしていることが悪いかのような言い方をするのは失礼ではないか。
6上述の内容と異なるが、音が大き過ぎないか? 難聴になりそうなほどの大音量が本当に必要なのか。電力の無駄遣いでもある。
「歌手とかミュージシャンとか称される人たちは、上記の事柄についてよく考えてもらい、自重することを勧告する。」とまでは言わない。が、このように感じている人間もいるということを、すくなくとも頭の片隅に入れておいてもらいたい。
まずパフュームの魅力ですが、すでに指摘されているとおり、ダンスの質が高い。楽曲の質が高い等がありますが、私が好感を感じたことが2つあります。
1一つ前の世代の、歌謡曲と言われていた時代の歌手やアイドルは、声をひっぱるときに、音程を震わす歌い方をしていたが、パフュームは声が震えないので違和感がない。
2別の項目で指摘した、「音楽のリズムと必ずしも振り付けが同期していなくてもいいのではないか?」ということの兆候が伺えるものを見つけた。
1はここで論ずる題目とは関係ないので省略します。
振り付けをしている指導者がこのことを意識しているのかどうか不明ですが、質が高いだけでなく、「SWEET DONUT」という曲の振り付けの中に、ところどころ曲の進行と若干ずれている、あるいは食い違っている箇所があり、このことがもともと質の高い踊りと振り付けをさらに印象的なものにしているように感じられました。まだ兆候に過ぎませんが、この要素がさらに発展することを期待しています。こちらの勝手な解釈である可能性も否定できませんが。この曲以外の曲では、このような、音楽と振り付けとのずれは見つけることはできませんでした。
パフュームに限らずライブその他の動画を見て感じるのは、やはり人間のダンスのもつ印象と完成度の高さはたいへんなものがあり、いくらCGが進歩したといっても、何度もオーディションに合格したエリートたちの、しかも、たいへんな資金と時間と労力を投資して獲得された技能ですから、比較にならないのは当然といえば当然でしょう。それだけでなく、もともと人間の視覚というのは、生物の持つ動きに反応しやすいということも指摘できそうです。
パフュームを取り上げたついでに、動画とは離れますが、パフューム関連とその他のことについても書きます。
これはメンバー3人に対してではなく、サウンドプロデューサーなる中田ヤスタカさんに言いたいのですが、動画サイトでいろいろ見たところ、ライブの演奏もスタジオ版のも演奏のアレンジと音色が同じです。演奏者がいないため、おそらくカラオケを使用しているのでしょうが、今後全国各地でのツアーを希望しているのでしたら、音色とアレンジを変えた演奏をしてもらいたいものです。カラオケを使用しているのは経費削減のためかもしれませんが、電子楽器のつまみをあちこちいじるだけで音色は変わるでしょう。これを自動演奏させて記録するなどすれば手間をかけずに別物が作れる筈です。
これはパフュームに限らず他のアーティスト(アーティストとは画家の意味ではないのか?)についてもしばしば見られることですが、演奏中に歌うのを中止して、観客に向かって「もっと元気を出してとか何だの」何かしゃべるのを見かけますが、これについて異論があります。
1本当にいい演奏と上手い歌と踊りなら、わざわざ言われなくても口ずさんだり踊ったり拍手するのではないか? もし盛り上げたいのなら、演奏と歌とおどりで観客をのせていくべきではないか。
2基本的に観客は代金を支払って入場しているのだから、どのような鑑賞をしようとそれは観客の自由である筈ではないか。周囲の客に迷惑をかけたり演奏を妨害するとか、演奏中にいびきをかいて寝ているというのでもない限り。それに、ひとりだけ座ったままじっとしている客を安易に叱ることもできない筈だ。調子が悪くて休んでいるかもしれないからだ。
3盛り上がって観客が総立ちになると、後方にいる背の低い人たちは前が見えなくなってしまうことはないのか。それと、演奏中にリズムに合わせて手を上げて振っている場面も見かけるが、こんなことをされるとますます見えにくくなるではないか。
4演奏に合わせて掛け声ややたらとキャーキャー叫ぶ客がたくさんいるが、それぞれの観客はあくまで演奏と歌と踊りを見るために来場しているのではないのか。度を過ぎると鑑賞者の邪魔になる。
5筆者のように、たとえ会場にいても歌ったり踊ったりする気にならない気質の人間に、まるでじっとしていることが悪いかのような言い方をするのは失礼ではないか。
6上述の内容と異なるが、音が大き過ぎないか? 難聴になりそうなほどの大音量が本当に必要なのか。電力の無駄遣いでもある。
「歌手とかミュージシャンとか称される人たちは、上記の事柄についてよく考えてもらい、自重することを勧告する。」とまでは言わない。が、このように感じている人間もいるということを、すくなくとも頭の片隅に入れておいてもらいたい。