変わりゆく街並み －松本市街散策－

　長年、裏町の入口で営業されていたセブンイレブン（松本東町店）が、いよいよ今日24日の23時をもって閉店。位置付けとしては松本北元町店への「移店」という扱いのようです。



　これで、古くからオープンしていた松本市街のコンビニは、殆どが姿を消したのではないでしょうか。店舗のスケールとしては少し小型で、駐車場が無いか、あっても数台分の狭い駐車場しか無いことが、時代の流れに合わなくなってきたのかもしれません。

　それはともかく、これまで酔った勢いで買い出しによく寄っていたのですが、これからは（行くとすれば）他のコンビニを探す必要があります。

　さすがに松本北元町店まで行くのは遠いので、桜橋の手前に最近オープンした松本女鳥羽一丁目店あたりが候補になるでしょうか。



　数年前に桜橋が架け替わったのを契機に拡幅されたこの通りも、昔の松本を知る人にとっては驚かれるところのひとつでしょうね。

　セブンイレブンのお隣ではビックボーイ（松本女鳥羽店）の新築工事も進んでいます。かつてはパチンコ店があったエリアが、大きな駐車場を備えたコンビニ＆チェーン（ステーキ）レストランに変わるとあって、一段と雰囲気が変わってくる気がします。



　もうひとつ、代替コンビニの候補となるのが、これまた２年ほど前にオープンしたばかりのファミリーマート（松本城前店）でしょう。お城の真正面にコンビニが出来た時には、かなりビックリでしたよ。

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　松本城から大名町通りを南下し、旧第一勧銀ビルまで来ると、ベストウェスタン松本としての改装＆増築工事が着々と進んでいます。

　

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　４月にオープンするということですから、もうすぐですね。ここを拠点に松本や信州観光をして下さるお客様で賑わうことを、期待したいところです。

　ちなみに最寄りのバス停の名前は「銀行前」です。これは、八十二銀行をはじめとする多くの銀行が建ち並んでいたことから付いた名だと思うのですが、近年の合併や統廃合・撤退などで徐々に姿を消した支店などもあり、ビジネス街としては寂しくなった気がします。

　

　ベストウェスタン松本から少し南下すると、市営松本城大手門駐車場があります。その一角には、「水めぐりの井戸整備事業」で整備された大名町大手門井戸があります。

　

　引き続き整備されようとしている井戸が、上土（紹介サイト）下町会館の脇でも掘られていました。

　

　先日、中町の蔵シック館の前で見掛けた現場では、既に掘る作業は終えて上部工事を残すだけなんでしょうか。

　

　そう言えば、この中町通りも随分と綺麗に整備されましたし、一方通行でアーケードがあった伊勢町通りも、対面通行の広い大通りになって、随分と年月が経ってきました。

　

　同じくアーケードが撤去された本町通りもそうですが、やはり雨や雪の時には歩きにくくなったものの、確かに晴れた日には明るい雰囲気になったように思います。

　残念なのは、そうした建物などの器こそ整備されていながら、それに見合った賑わいには必ずしも繋がっていない点でしょう。

　本町通りと電車通り（駅前大通り）の交差点に建つビル（関連サイト・関連PDF）にはサークルＫが入っていたのですが、現在は４月下旬リニューアルオープン予定で閉鎖中。「Espresso Diary@信州松本」を拝見していて知ったのですが、ビルを取り壊して（新しいビルではなく平屋で）リニューアルするという話です。

　

　ナワテ通りも、かつてはプレハブの屋台が並んでいたものですが、立派な長屋風の街並みとして生まれ変わってから随分と時間が経ちました。

　

　そのナワテ通りを東へ抜けると、旧松本市役所をイメージして建造されたという松本市営住宅の上土団地があります。

　

　街並みが変わっていくのは、時代の流れもあることでしょう。それを無理に押しとどめようとしても、無理が生じます。ならば、変わりゆく方向をうまくコントロールし、変わりゆく様をうまく活かす方策を考えていきたいものです。

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　何だか、変わりゆく街並みを見ているうちに、変わらないものが恋しくなってきたので、ちょっと民芸茶房「珈琲 まるも」（中町商店街振興組合より）さんへ寄って、「カフェ・オレ」（500円）でもいただくことにしましょう。

　

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　う～む、まるで何かのコマーシャルみたいですね…


前回訪問記録：
民芸茶房 珈琲 まるも（2004-11-20）