チャチャ遠くへ行っちゃうの?
もう遊べないの?
お兄さんと一緒に行っちゃうの?
あの公園にはもう
戻って来ないの?
もう会えないの?
・・・
でも・・・もう
ふたりには解っていたのです。
あの日
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お兄さんと公園で会いました。
チャチャは今病院にいて
少しずつ元気になっているそうです。
「もう心配いらないよ。あと少しで帰れるからね」
お兄さんは笑顔でそう云いました。
たくもはなもホッと安心です。
そしてその後
「あのね、キミたちに云っておきたいことがあるんだ」
お兄さんはしゃがんで
たくとはなに話しました。 . . . 本文を読む
5分?10分?
待ちわびるたくとはなの耳に届いたもの・・・
それは
タッタッタッタッ!
タッタッタッタッ!
足音!
誰かの走る足音でした。
それはどんどんふたりに近づいてきます。
「あっ!お兄さんだ!」
「お兄さんだ!」
たくとはなはこんなに興奮した事はありません。
「遅くなっ . . . 本文を読む
たくとはなは
ガレージに戻りおにいさんが来るのを
待つことにしました。
「チャチャ大丈夫?」
「もう少し待ってね。きっと助けるからね」
ふたりはそう云って
チャチャを勇気付けます。
「頑張ってねチャチャ、もう少しだよ」
&nbs . . . 本文を読む
「探そうはなちゃん」
「うん!誰か探そう」
たくとはなは急ぎました。
チャチャを助けたくて
あっちの家こっちの家を尋ねました。
「お願します!誰かいませんか!」
「チャチャを助けてください!」
「お願します!!」
でも、みんなお仕事に行っている時間です。
「どうしよう・・ . . . 本文を読む
次の日の朝
ふたりはチャチャの所へ行きました。
でもやっぱり公園にはいません。
ガレージの中で昨日と同じように寝ていました。
たくとはなは不安になりました。
「チャチャ・・・、どうしたの?」
寝ているチャチャに声を掛けます。
でも、返事はありません。
ふたりは一緒に呼んでみました。
「チャチャ!!起きて!」
ふ . . . 本文を読む
いつもの公園に着くと
チャチャの姿がありません。
ふたりはガレージへ行ってみました。
あの赤いタオルの敷いてある
ダンボール箱の中で
チャチャは寝ていました。
「まだ寝てるよ」
「寝てるね」
たくとはなはチャチャが目を覚ますのを
待つことにしました。
きっと遊びつかれたのでしょう . . . 本文を読む
今日たくさん遊んだから
もう帰ろうね。
「チャチャ、また明日来るねっ」
たくちゃんとはなちゃんは
そう言ってお家へ帰ることにしました。
「うん!明日またねっ!」
「きっと来てね!」
「きっと来るよ!」
バイバ~イ(^^)/~~~
チャチャとたくとはなは
こうして短 . . . 本文を読む