やさしい風が連れてきた
名前も知らないおにいさん
命を運んで行きました
きっとキミは戻れるね
いつかこうして遊べるね
ボクとワタシとおにいさん
キミの帰りを待ってるよ
. . . 本文を読む
5分?10分?
待ちわびるたくとはなの耳に届いたもの・・・
それは
タッタッタッタッ!
タッタッタッタッ!
足音!
誰かの走る足音でした。
それはどんどんふたりに近づいてきます。
「あっ!お兄さんだ!」
「お兄さんだ!」
たくとはなはこんなに興奮した事はありません。
「遅くなっ . . . 本文を読む
たくとはなは
ガレージに戻りおにいさんが来るのを
待つことにしました。
「チャチャ大丈夫?」
「もう少し待ってね。きっと助けるからね」
ふたりはそう云って
チャチャを勇気付けます。
「頑張ってねチャチャ、もう少しだよ」
&nbs . . . 本文を読む