そら子 今月から、航空局の疲労調査が始まったわね。
星奈 JALでは、2~3月で国内線と国際線の80路線で疲労調査するそうだけど、他社でもやるのかな?
そら子 他に、ANA や ZIPAIR、JAC など7社が対象だそうよ。
星奈 反応をチェックする測定機器で、フライト前後に行うそうだけど、職場からきついという声の出ているパターンでしっかり調べてほしいわね。
そら子 JALでは、1H(単休)がきついという問題があるわ。
星奈 地上職でも2H(連休)が基本なのに、客室乗務員が1Hというのでは、疲れが取れないわよね。
ただでさえ低酸素、低気圧、低湿度という空中勤務の特殊性や、立ち仕事、緊張を伴うといった、
客室乗務員の労働負荷からすると、1Hは問題ね。
そら子 ANAでも同じ1オフ(単休)の問題があるわ。その他、JALにはない 1日4レグや、6日連続勤務、
バンコク0泊3日、ロサンゼルス1泊4日パターンなど、労働負荷の高い勤務が多く、改善してほしいわ。
星奈 FRMの考え方は、「乗務員の疲労は安全に直結する」ということよね。
そら子 そう、だから客室乗務員だけの問題ではなく、お客様にも関わる課題でもある・・
星奈 航空局の疲労調査だけでは、本当に調べてほしい勤務パターンが対象になるかどうか不安もあるわね。
そら子 だから、各社の客室乗務員も積極的に自分たちで疲労度を計ったり、アンケートを取ったりしなくちゃね。そこは労働組合の出番だと思うわ。
星奈 客室乗務員の働き方改革は待ったなしの状態だと思うので、これからも皆で声を出していきましょうね。
【注:航空局の疲労調査は2025年2月~3月、対象会社は、ANA・JAL・ZIPAIR・JAC・ORC・スプリングJPN・天草エアライン】
2025年2月