報道されない事実(All in One 療法)は、無い事実

2018-03-22 10:45:49 | Weblog

   かつて、”小保方論文”で注目を浴びはじめた、”コピペ”問題!  それは、自然科学よりはむしろ人文科学・社会科学分野のほうに、モンダイ論文が多いといわれてきましたが、何れもネズミ捕りにかからない限り、お咎めなしできた、それが実態なのでは?

 ただ、小保方論文のような、学問上も社会的にも超弩級の意義と影響力をもつ研究成果については、「みんなが遣っている」では、済まないのではないでしょうか。自動車も自転車も、交通違反をしない人がいないくらい、ほとんど誰もがルール違反を犯している、そう開き直れる事例ではないからです。
 ”博士教授”の論文が、たとえ捏造パクリから生まれたものであっても、ふつうは”問題”の全国化はないでしょう。なぜなら、それが報道されないいじょう、その事実は、事実に”昇華”できないからです。
 研究室や学内といった狭い範囲では、蜂の巣をつついた状態は避けられないかもしれませんが、”全国化”にはいたらないはずです。かりに、当該論文を精査して、虚偽パクリ捏造を、暴いたところで、それが報道されないかぎり、パクリ等の事実が厳然と顕在しているにもかかわらず、事実とはなりえません。報道されていないからです。

 8秒台で走る高校生がいても、それの報道がないかぎり、8秒台で走るという事実も、走る高校生の存在も、事実ではないのです。同じように、有名無名をとわず、その論文が看過できない過誤や剽窃箇所等を内包し、周囲から指弾されてはいても、なおそれが報道されないかぎり、事実とはなりえないということです。exp. ”伊調馨vs栄監督”問題・日馬富士暴行事件、これらですら、もしメディアが報じなかったら、レスリング協会や相撲協会の内部騒動にとどまり、全国化にはいたらなかったでしょう。

 昨年来、”森友”問題が朝野をあげて大騒ぎになっています。3/27(H30)には、前国税庁長官・佐川宣寿氏の証人喚問もなされました。この問題は昨年当初から始まっていますから、1年余が経ちますが、未だに終息していません。

 この”大騒ぎ”の主因は、マスコミが先導し煽動してきたからです。因に、”森友地”の隣接地(野田中央公園)も、森友以上に”問題地”なのだそうですが、これについては一部の国会議員が国会質問をしているも、メディアは全く無関心・無報道! すなわち、無報道ゆえ事実は有っても有りません。有っても無いのです。
 ”モリカケ”の加計学園につき、前愛媛県知事・加戸氏の国会陳述を、朝日等がスルーしたのは、こんご「有っても無い」の際立った例証となりましょう。

 一医当千(all  in  one)療法にもまた、同論が成立ちます。糖尿から緑内障リウマチの合併症を患う方がおりました。それら三疾病を、一つの医療で治癒した(all in one)例を、ン百万・1千万余の読者をかかえるマスコミは報道しましたか。ただの一度もその事実をとりあげたことはありません。そのため、”all in one”療法は事実であって、事実ではないのです。げんに、同療法は、90年ちかくの歴史を有しながら、未だに知る人ぞ知る存在にとどまっているではありませんか。