Any way I want it ~お気に召すまま~

大好きな音楽(主に洋楽)だったり自転車だったり…いわゆる「“私の”お気に召すまま」のブログです☆★

怖い物知らずの彼ら

2012-04-28 | QUEEN
うー87chanただいま絶不調…orz

先週から右手が腱鞘炎でおだぶつ(ちーん
やっと良くなってきたなー(*´∀`)ナー ってヘラヘラしてたら
帯状疱疹にかかってしまいました…←今ココ
ということでGWはGoldenでもなければGourgeousでもなくGroan(うめく)Weekなのです。
くそー。季節の変わり目って恐ろしい…

…ということで、今日はそんな"恐ろしい"つながりのこの1曲。
「Death on Two Legs (Dedicated to...)」というタイトル、Detidated to...というのは「~に捧ぐ」という意味。
当時の彼らのマネージャー、ノーマン・シェフィールドに対する罵倒ソングなんざんす。えぇ超有名なおはなし。

1975年にQUEENが初来日したとき、ファンやマスコミのこれまでにない歓迎っぷりにメンバーみんなこぞって驚いたそうです。
それもその通り、英国でのセールスはそこそこあってもまだ決定打が出ず第一線とまでは及んでいなかった状況でした。(もちろんこの"決定打"というのがこのアルバムなわけですが^^)
そんで自分たちは衣装代も満足に入ってこないような中(ジョンは奥さんいるにもかかわらずワンルーム暮らしだったのもこの時期だっけ?)
高級車をブイブイいわせてるマネージャーをみたフレディがブチ切れて書いた曲というわけですね。


(ぼくたち脱いでまでプロモーションしたのにお金入ってこないなんて…)←誰
というかこの画像のジョンが別人な件w


冒頭はフレディ先生の華麗なるピアノから始まり…
テッティリリ~っていうカッティング(なんつー例え)以降は流石ブライアン先生。かっちょいい。
なんといってもQUEENお得意の多重コーラスがお見事で、四方八方たくさんの人から罵倒されている気分でゾクゾクしていまいますね(←…なんかおかしい

この重厚なコーラスをご堪能あれ♪

Queen-Death on Two Legs




さて、何度も申し上げますように罵倒ソングということで歌詞が本当にすごい。
しっかし"英単語じゃないと伝わらない"っていうか…翻訳しちゃうとその罵倒っぷりが半減、いや70%オフくらいになっちゃうんですよね^^;
だから歌詞を翻訳する方々って本当にすごいなって思います。(ただ私の語彙力が乏しいだけなのかもしれないんだけど;;;)

↓サビはすごいよね。↓
Kill joy, bad guy Big talking, small fry
(楽しみを奪う最低な野郎、おまけに口だけのザコ)

87chanの意訳だとこんなところでしょうか。
私てっきりfly(=ハエ)だと思ってました。fryはフライ(揚げ物)のほかに稚魚といった意味もあるそうです。だからsmall fryは"雑魚"がちょうどいいかな♪



↓そんでちょっと飛んで↓

But now you can kiss my ass goodbye
(今なら俺のケツにキスして別れを告げることはできるけど?)
Feel good, are you satisfied ?
(こっちゃいい気分、満足か?)
Do you feel like suicide (I think you should)
(死んだ方がマシでしょ?(いやむしろ死んじまえよ←メンバーからの追い打ちw))


なーんて具合に罵倒しまくりんぐで常人だったら再起不能です。笑
さんざん悪口言って、逃げ道を作ったかと思えば「じゃあ尻にキスしろ」なんてなんたる屈辱…!!!
しかもそのあとメンバーからの追い打ち…www

自分の上司(正確に言うとそうではないのかもしれないけど)の陰口を
歌っていう形で世間にお披露目しちゃうってところが何よりすごい。
心なしかフレディーの声も力がはいっている気がします笑

この曲に限らず、怖い物知らずっていうQUEENの姿勢がいいよね。



…もし自分がマネージャーだったら(高級車云々は別として←)こんなん目の前でレコーディングされたらわたし涙目ww
その場で辞表書きまーすw

そして少女はレコ藝を手にする

2012-04-22 | その他ROCK
チンケなタイトルですいません。
私ももう少女とか言える年齢ではないんだけどね(痛すぎる…

えーと昨日の記事でちょこっと紹介した「レコード藝術 増刊号'72」を
87chanがどんな経緯で入手したのかをご紹介しますね^^


きっかけはテレビ朝日の「題名のない音楽会」でした。
先週放送分はなんと、DEEP PURPLEのヒット曲を指揮者・佐渡裕率いる日本最高の吹奏楽団シエナ・ウインド・オーケストラによる演奏、さらにはデーモン小暮閣下をも加えた見事なセッションを披露してくれました!
その中で、ダイジェストに佐渡裕×シエナによるタルカス(原曲:EL&P、吉松隆編曲)の映像がちょこっと流れて
「これ見たかったんだよな~」と87chanがクラシック愛好家の父の前で言ったのが始まりでした。

私の父は学生の頃からクラシックが大好きだそうです。
もちろんロックなんて聴きません。父がいないときでないとレコードを聴くことができないのです(87chan涙目
ですが、唯一聴いた(もとい、聴くことができた)のがEL&Pの「展覧会の絵」とのこと。
うぅむクラシック繋がりでないと聴いてもらえないなんて…またしても涙目;;

<展覧会の絵って…?>
「展覧会の絵」とはロシア人ムソルグスキーによって作曲されたピアノ組曲です。ぴょんぴょん跳ねるピアノの音が美しくとってもドラマチックな組曲です。ここで取り上げているのは、1971年にエマーソン・レイク&パーマー(EL&P)というプログレッシヴ・ロックバンドがシンセサイザーやハモンドでアレンジしたものを指します。

ここでちょこっとTV番組の話に戻りますが、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアはバッハのファンだったと番組内で紹介されており、そこでEL&Pのキース・エマーソンもクラシックが好きだったことも一緒に父に伝えたところ思いのほか食いつきがよく(笑)しばし「展覧会の絵」の話がはずむはずむ…

それで上機嫌になった父が「展覧会の絵」のリリース年を訪ねてきたので答えたところ
本棚から何やら怪しげな本を1冊取り出して私にリリース(笑

それが「レコード藝術 臨時増刊号レコードスペイス'72」だったわけです(ごめんなさい実は正式名こんなに長かったんです;;;←
今の時代の音楽雑誌からは考えられない、なんと320P超え!!!!どひゃ~…

現在ですと「レコード芸術(現在の表記はこちらです)=クラシック本」ってイメージが先行してるんですけど
当時は音楽の媒体がレコードだったので、ジャンル関係なしにクラシック、ロック、ラテン、ジャズetc..様々な新譜のレビューが載っています。えぇそらもうびっくりしたよ。
ちなみにロックのところには前記事で紹介したT-REXはもちろん、ピンクフロイドやジェファーソンエアプレイン、ジョン・レノン、ザ・バンド、キャロル・キング等が載っていて、本当に名盤に溢れた時代だったんだなぁというのを実感しました。
(本当にうらやましいなぁ。。母親と変わってほしいもん)

そこにEL&Pの「展覧会の絵」も載っていまして「キース・エマーソンのオリジナリティと豊かなイマジネーションはムソルグスキーの世界観をおおいに超越している」とのこと。ほおぉ。結構思い切ったこと書いてるねぇ(誰が書いてると思ってるんだ笑

▼よろしければご覧下さい^^
EMERSON LAKE & PALMER - Promenade & The Gnome

みんな髪型いっしょ。そしてみんないけめそ(^o^)/


ちなみに…
同雑誌にはシカゴ交響楽団を率いて「展覧会の絵」を指揮された若かりし頃の小澤征爾さんのLPもレビューに載っております(^ω^)

ちなみにちなみに…
同雑誌、EL&Pの「展覧会の絵」レビューの次には故リチャード・ハリスさんのLPレビューなんかが載っておりました。。
このかたは…何を隠そう、映画「ハリー・ポッター」の初代ダンブルドア校長を演じた方なのです


お歌を歌ってらっしゃったなんて…(画像ぺたり)

昨日一番の衝撃なのでした。ちゃんちゃん。


第2のBEATLES

2012-04-22 | その他ROCK
今日はまたしても突発ネタ!

父親から「レコード藝術 増刊号72'」を与えられまして(もちろん父が当時購入したもの)
クラシックのみならず、THE BANDEL&PPINK FLOYDなんかのレビューが載っていたことに感動して読みふけっていました。
※貸し与えられた経緯については後日^^テヘ←


T-REXにおいては、なんと
"彼らは間違いなく第2のビートルズである"
と書かれていたことに酷く共感したことからこの記事を書きました!

「第2のビートルズ」だなんてこの上ない例えなんだろうけど
あまりにも…高貴すぎて容易く言える言葉じゃアリマセン^^;
こんなこと書いてしまって87chanは本当に大丈夫なのだろうかと少しビクビクしております笑"

※あくまで一般ピーポーに過ぎない所詮24歳の87chanの単純な思考なので
  信じる信じないは…あなた次第です(流れがなんかおかしい



ということでひとまずPV投下します(どかん

20th Century Boy


ニコ動のシャッフル再生でこのPVを観て、呼吸困難に陥る寸前になりました←
この曲はもっともっと前から知ってたし、もちろんマーク・ボランだって知ってました。

でも改めてフルコーラスで聴くとバックの「アーーーーーーー」ってコーラスに
今すぐいけよコラ、って後ろからグイグイ押されてる気がして
(ごめんなさい全く卑猥な意味ではありません。むしろこんな語彙力でホントにすみませんすみませんすみません/ジャンピング土下座)
いや、この映像の中の少女たちのように叫んで悶えて、しまいにゃ失神しちまえよと迫られているような。
(ちなみにこのおにゃのこたちはやっぱりボラン殿のむんむんなお色気に発狂してるの?音楽のグルーヴ感に発狂してるの?)

…要するにいい子チャン面なんか捨ててありのままを曝け出せと諭されているような気分です。
いけないことでは決してないのだよ~(誰の声だよ

一人でこのPV観てたので87chanはパソ子の前で頭を抱えながら声にならない声を発し続けて
終わりには酸欠状態になってました笑



…という具合で、レコード藝術に載ってるT-REXのレビューを見たときにそんな過去を思い出しました。
そこで時系列でみるとこんなに87chanが悶えるほど熱狂したのってビートルズ以降いないなぁって思ったんです。
(ちなみにビートルズ、T-REXの次に悶えた←のはなんとGuns N'Rosesっていうね!!!)

プログレは間違いなく悶えない、断言できる(笑)むしろ目をつむって静止した状態で聴きたいし(真逆だねw
HRは時折酸欠になるかもしんないけど、それは音楽にのってるからであって(ディープ・パープルとかツェッペリンとかね)
そこで出てきたのがグラムロックでしょー。
ボウイ兄さんも勿論いいんだけど、どちらかというとボラン殿のほうが"グラマラス"なわけで。

だって"Baby I'm gonna be your man"ってボウイとボランに言われたらどっちを取りますか?
私は絶対後者かな~(^w^) …まぁ後者の曲だからねぇ、と言われちゃおしまいですが笑


音楽性だけじゃなくって、アーティストとしてトータルで見られるならば本望なのでは?うんうん。
というわけで、本日をもってT-REX(もといマーク・ボラン殿←ォィ)は87chanにとって第2のビートルズになったのでした。
めでたしめでたし。


うーん。いけめそだわぁ(^w^)
ジョニデが似てると思うのは私だけ?
ボランの映画作ってくれるなら絶対ジョニデにやってほしいー(^o^)/


THE BYRDS "MY BACK PAGES"

2012-04-13 | The Byrds
はいカテ追加Σd(・x・*)
英国贔屓もいいとこまできたので、そろそろ米国からも紹介する時期がやってきました。
(といっても87chanが英国贔屓していることに変わりはないw)

このごろすっかり聴きこんでいるのがThe Byrdsというアメリカのフォークロックバンド。
ディラン師匠(きよし師匠みたいな言い方やめいw)やかつてバックバンドを務めていたTHE BANDなんかと同じ系統です。
だってデビュー曲「Mr.Tambourine Man」はディラン師匠のカバーですからね(^ω^)
しかもデビュー曲でいきなり1位を獲得してます。すげ。

バーズといえば、今回取り上げる曲よりもMr. Tambourine ManEight Miles Highなんかがメジャーであるのは事実です。
勿論ね、今回の曲よりも大分前から聴いてたし本来ならそこから紹介すべきだったんだけど
どうしてもこの曲が頭から離れないので順序を間違えております(てへぺろ←殴
デキ婚でしたーみたいな(…最低な例えだな

さて。
このMy Back Pagesという曲は1967年リリースの「Younger Than Yesterday」に収録されています。
ちなみに87chanは↓グレイテスト・ヒッツ↓のアルバムで聴きました。もちろんLP。
このお花ほんわ~な写真で即買い!!!87chanはおはながだいすきなのです。名前も春菜だし(思わぬとこで本名公開ww



THE BYRDS- "MY BACK PAGES" ( W / LYRICS)


歌いだしのメロディが「パフ」に似ていて、なんだか懐かしく暖かみがありますね。
しかも面白いことにサビでは「I was so much older then, I'm younger than that now(私は年老いてしまった、だがあの頃よりもずっと若い)」というように過去を回顧しています。
いろんな意味がこめられてて素敵な歌詞だね^^

<以下歌詞>
Crimson flames tied through my ears
Rollin' high and mighty traps
Pounced with fire on flaming roads
Using ideas as my maps
"We'll meet on edges , soon," said I
Proud 'neath heated brow.

Ah , but I was so much older then ,
I'm younger than that now.


Half-wracked prejudice leaped forth
"Rip down all hate," I screamed
Lies that life is black and white
Spoke from my skull. I dreamd
Romantic facts of musketeers
Foundationed deep , somehow.

Ah , but I was~

Girls' faces formed the forward path
From phony jealousy
To memorizing politics
Of ancient history
Flung down by corpse evangelists
Unthought of , though , somehow.

Ah , but I was~

A self-ordained professor's tongue
Too serious to fool
Spouted out that liberty
Is just equality in school
"Equality," I spoke the word
As if a wedding vow.

Ah , but I was~

In a Soldire's stance , I aimed my hand
At the mongrel dogs who teach
Fearing not that I'd become my enemy
In the instant that I preach
My pathway led by confusion boats
Mutiny from stern to bow.

Ah , but I was~

Yes , my guard stood hard when abstract threats
Too noble to neglect
Deceived me into thinking
I had something to protect
Good and bad , I define these terms
Quite clear , no doubt , somehow.

Ah , but I was~



さてさて。
最後に小ネタを投下致しますが、バーズはバンドの方針からかメンバー交代が激しく
1969年以降のオリジナルメンバーはロジャー・マッギンのみとなってしまいました。(↑の画像で一番左)
ちなみに彼のトレードマークは四角いサングラス(^ω^)
こちらはビートルズのメンバーもこぞってマネして(なんか可愛い)
数々のミュージックビデオなんかで見ることができます。RainとかPaperback Writerとかだったかな?

↓の画像はロジャー・マッギンご本人とマネしちゃったビートルズメンバー2名になります。
どれが誰だかわかりますか?^^
  




<正解>
左がジョン・レノン(The Beatles)、中がロジャー・マッギン(The Byrds)、右がジョージ・ハリスン(The Beatles)でした。



…ん?この空白には何があるのかな?(白々しいw
こうやって並べるとわかるけど、ロジャー・マッギンのこの写真を観たときは「ジョージ?!?!?!」と自称ジョージフリークの私も目を疑った程です。
え?まだまだ甘いのかな?