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生物屋学生の日記

愛知から沖縄へ流された哀しきカニ好きの日記

イボキサゴ

2016-08-05 20:06:44 | 軟体動物
お久しぶりです
最近こればっかですね笑
ここ最近は五日間連続の用事が入っていて、忙殺されてました
ようやくしばらく休めそうです
今日は12時に起きてました

ではここ最近何故かよく縁があったイボキサゴUmbonium moniliferumを紹介します

2016/7 浜名湖弁天島産


このイボが名前の由来になっているわけですが、実際にはこれがない個体もいます
イボがしっかりしてるのは横から見ると冠のような感じでなかなかかっこいいです

近似種キサゴとは裏の臍盤の大きさで見分けるのが主流ですが、軟体部で見分ける方法をちょうど先日の海洋大のOCで聞きました
臍盤ですがなぜか普通種のキサゴの殻を持っていなかったので、また手にしたときにでも記事にします

前の南知多の野宿の時に一匹だけ干潟でキサゴの生きてるのが出たのですが、普通は干潟にイボキサゴ、潮下帯にキサゴという風に棲み分けてるらしいです

そんなイボキサゴですが愛知県では絶滅危惧1A類に指定されていて、かなりのレベルで危機に瀕しています
三河湾のある場所ではごく最近個体群が見つかったらしい(新産地でなく復活)のですが、伊勢湾では壊滅状態で、現在の産地は三重の伊勢湾口部に一地点が知られているのみです

さあ、そんな珍しい伊勢湾知多半島産のものがこちらです

2016/8 南知多
アマモ場の近くの砂地をタモで曳いていた時に古びていますが死殻が入ってきました
この時の感動と言ったらもうそれは、といった感じですね笑
さあ、あとは生貝を見つけるだけですねっ……
古い死殻一つしか出てないのにかなり過酷なチャレンジです笑

そんなわけで復帰第一号は珍しい?イボキサゴでした

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2 コメント

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Unknown (きんぶな)
2016-08-06 20:44:33
家の前の田んぼのジャンボタニシみたい…。
田んぼの水が干上がって、また雨が降ると、田んぼに出現します。
干上がっている間は、どうしているのだろう…。
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Unknown (S・T)
2016-08-08 00:11:59
まさかイボキサゴがあんなジャンボタニシなんかと一緒にされるとは…笑
横から見るとそろばんのようで全然形が違います
自分の文章力と説明力の無さを痛感しました
精進します
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