このビクトリア調のお屋敷、なんと矯正歯科医院なんです(*^-^*)
屋内の建具やステンドグラスは残したまま、改装して使用されています。
階段の手すりの彫り模様も素敵。
踊り場の大きな窓。
初診の説明を受けるコンサルテーションルームにも↓大きなステンドグラス
25年前、アメリカへ来て一年目の頃に歯の矯正をしたあと
もちろんずっとリテイナー(矯正後、就寝時に着ける歯のカバー)
を使ってきたけど徐々にまた嚙み合わせが悪くなっていたようで…
パート先のドクター(日本人女性歯科医師)に検診で
診てもらった際に再矯正を強く勧められました。
噛み合わせが悪いためにいくつかの歯に過度な負担がかかっており
数年後には確実に抜けていくとのこと。
実際、何本かの歯がグラついてきているのを感じていたので
これはもう先延ばしにできない、と思い
長期&高額になるのは覚悟のうえで治療を始めることにしました。
アメリカの歯科治療は専門分野が細かく分かれていて
・健診、虫歯治療、詰め物・被せ物などは「一般歯科(general dentistry)」
・歯茎の神経や根幹治療は「歯内歯科(endodontic dentistry)」
・抜歯など外科手術的な治療は「口腔外科(oral surgery)」
・矯正は「矯正歯科(orthidontics)」
それぞれ治療に合わせて別の歯科医へ受診します。
今回の場合、
①パート先の「一般歯科」で矯正をすすめられた
②紹介された「矯正歯科」で診察&見積
③矯正による歯と歯茎への負担に歯根が耐えられる状態か
一昨年から通っている「歯内歯科」で3Dレントゲンにて確認
①~③の歯科医師三者のあいだでレントゲン写真や
診断内容を共有して相談し、治療案を出してくれます。
矯正をスタートする前に、古くなっているブリッジを外し
支えになっていた銀の大きな被せ物を
セラミッククラウンに替えました。←これは「一般歯科」
この一本が綺麗になっただけでもテンションが上がる!
この治療はパート先のドクターにお願いしたのだけど
彼女は長年、絶大な信頼を寄せる日本人歯科技師にしか
クラウンをオーダーしないんです。
カリフォルニア在住の方で、出来上がるまで四週間かかるけど
必ず本物そっくりの美しい義歯が届きます。
ドクター曰く、その方は「仕事が趣味の職人」だそう(^-^;
それで先日、矯正歯科で型を取りいよいよスタート。
インビザラインという透明のカバーを歯に被せる方法で、
歯型に合わせたカバーが出来上がるのを二週間待ちます。
矯正が済んだら、ブリッジの代わりにインプラントを入れる予定。
インプラントの土台になる金属パーツは
おととし歯茎の治療をしてもらった「歯内歯科」で入れてもらい
そのあと義歯を「一般歯科」で入れてもらいます。
あっち行ったりこっち行ったりで不便に聞こえるかもしれないけど
それぞれスペシャリストだから安心して任せられる。
若いころから歯と歯茎のトラブル続きなのは母親譲りの体質で、
上手く付き合っていくしかないので
しばらく不便な矯正生活になりますが
自分の歯をなるべく多く長く使えるように、頑張ります!