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“プロビデンスの目”とプラトン“洞窟の比喩”

2019-12-31 16:25:02 | 素描
noteの記事の転載です。
Saki Konno
2019/12/31 16:12

6のサイクルによって運営される物質領域において身体を伴う生命活動は行われ、そこで体験する出来事が通常、“現実”として認識されます。
古代ギリシアの哲学者プラトン(紀元前427年 - 紀元前347年)は、“洞窟の比喩”によって、“現実”認識の仕組みを解説しています。


“洞窟の比喩”を図にするとこんな感じです。
囚人が繋がれている壁は、マインドによってもたらされる想念形態です。
マインドは境界線を定め、認識できる領域を制限します。
認識を制限されている状態が囚人です。
囚人の繋がれている壁の後方にあって見ることができない炎は、ハートからもたらされるリアリティであり、実在が全ての存在に対して放つ永続する生命エネルギーです。
壁に繋がれた囚人それぞれの内に、その炎は埋め込まれています。
その炎が元々は同じであることを知らずに、個別のものとして、マインドというフィルターを通して投影される“プロビデンスの目”によって映し出される映像にリアリティを注ぎ、反応することで、現象界でのエネルギー活動を“現実”として体験しています。
そういった体験を連続したストーリーとして認識するための入れ物がタイムラインという虚構です。囚人それぞれに埋め込まれた炎をその虚構に注ぐことで、それぞれがそれぞれの人生を認識しています。
現象界を運営管理する“プロビデンスの目”は、マインドによって定められた領域に視界を制限しています。
囚人は、見たいものしか見ていません。
さて囚人のうちの一人が、拘束を解かれ、これまで視野に入らなかった壁の後ろを見ることができるようになりました。
自己の内にある炎と同じ炎に導かれ、洞窟の外へ向かうと、永続する生命エネルギーが全方向に光を放っています。
その光景に、これまでの洞窟に慣れた目は耐えきれず、再び洞窟へと戻ってしまいます。
要するに悟ったが解脱には至らなかったという段階にいる人々です。彼らはもはや囚人ではないので、再び壁に繋がれることを望まないでしょう。
現象界を運営する“プロビデンスの目”の配下に入るか、壁に繋がれている囚人を解放するか、二つに一つです。

続きはnoteでどうぞ。


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