１９７０年 東京モーターショーガイドブック 【トラック】

トヨタ・小型トラック　トヨエース　１５００
誰もが見たり乗ったりした記憶があるベストセラーカー
【最高速度１１５ｋｍ、出力７７馬力、積載量１５００㎏、価格４９万７５００円】


トヨタ　ハイエース　１３００
【最高速度１００ｋｍ、出力６５馬力、積載量１０００㎏、価格５５万２５００円】
救急車など　色々に使用されていました


トヨタ　ダイナ２０００
【最高速度１１０ｋｍ、出力９３馬力、積載量２０００㎏、価格７２万２０００円】


トヨタ　ハイラックス１５００
【最高速度１３０ｋｍ、出力７７馬力、積載量１０００㎏、価格５６万８５００円】
１．５ｔ積みのボンネットトラック



いすゞ・トラック
いすゞ　エルフ
【最高速度１１０ｋｍ、出力７４馬力、積載量２０００㎏】
前回も紹介しましたが　２トントラックでは最多販売台数を誇ったトラック


いすゞ　フォワード５０００
【最高速度１１０ｋｍ、出力１２５馬力、積載量４０００㎏、価格未公表】
４トン車で小さいながらキャビンが広くて内装が豪勢。運転はし易かった車です。いすゞ特有のパワー不足はこの車にも当てはまりました。




いすゞ　大型トラック
【最高速度８５ｋｍ、排気量１１０４４cc、出力２１５馬力、トルク６９㎏、積載量１１０００㎏、価格未公表】
当時の大型トラックの中で一番キャビンが広くて快適でしたが、悲しいことに実用上で一番非力で、仲間は皆がキャビンが狭いが力のある『ＵＤ』を選び、ＵＤに乗れなくても『三菱ふそう』を選んでいました。


いすゞ　ＴМ６５　大型　ボンネットトラック
【最高速度６５ｋｍ、排気量１１０４４cc、出力２１５馬力、トルク７６㎏、積載量１０５００㎏、価格未公表】
大型免許はこの前期型で取得しましたが、見切りが悪いのと小回りが効かないのには閉口しました。
最高速度も６５ｋｍまで出すのは相当時間がかかり、後続の原付スポーツバイクに簡単に抜かれていた記憶があります。



三菱・トラック
三菱ふそう
【最高速度１０５ｋｍ、排気量１３２７５cc、出力２３０馬力、トルク７８㎏、積載量１１０００㎏、価格未公表】
パワーと視界、ベッドの広さ、キャビンの扱い易さ…　総合力で自己評価はＡＡのトラックです


ふそう４トン　Ｔ６３０
【最高速度１０５ｋｍ、出力１２２馬力、積載量４５００㎏、価格未公表】





日産ＵＤトラック
ニッサンＵＤ
【最高速度９５ｋｍ、出力２２０馬力、トルク８３㎏、積載量１２０００㎏、価格未公表】
パワーと粘りが当時のトラックでは一番。　運転台の使い易さ、窓の位置、ギアの入る感覚、エンジン音、視界の良さ、キャビンとベッドの狭さ（写真はベット無しタイプ）を差し引いても　総合評価ＡＡＡの抜群・ピカイチのトラックです。　自家用車として普段に乗りたい車ナンバーワンです。　※11tに25t積みなら空車同然、45tでもok


日野レンジャー５０００
【最高速度９５ｋｍ、出力１３０馬力、積載量４０００㎏、価格未公表】
力もあり、視界もよく、非常に運転し易い車でした。



日野のキャブオーバー型の大型は、１９７０年のガイドブックに登載されていませんが、運転が難しくて、ロー以外もシンクロがなくてある程度の技量を持たないと運転できませんでした。
パワーはそこそこなのでダブルクラッチの操作を楽しみながら運転していました。慣れれば４０ｋｍでもローギアに入れられますがミッションがやられます。
そんなこんなで販売を止めたのでしょうか？

当時のトラックやダンプは、大排気量の割に出力が現在のコンパクトカー並みだったり、東名高速が開通していたのに最高速度が６５キロ、９５キロなどのものが多くて時代の変化を感じます。