武漢肺炎の新型コロナウイルスを避けているコロナ疲れ。 堪りかねて少し足を延ばして・・・
本州の最東端とされている (地形的には岩手県宮古市の魹ヶ埼。関東平野最東端は間違いない場所に位置する) 千葉県銚子市の太平洋に面する犬吠埼灯台 (文豪の地として、日本の俳人・詩人や小説家の高浜虚子、佐藤春夫、尾張穂草などが訪れたそう) の、直近にある創業140年・明治7年より多くの著名人が宿泊した老舗旅館の曉雞館に行ってきました。
曉雞館入口
狭い道で下り坂のどん詰まりに旅館、奥に見えるのは見渡すかぎり太平洋!
高村光太郎が智恵子抄を執筆した宿としても有名ですが今は知る人も少なくなり料金もとても安くなっていました。
建物も決して新しくはなくて、太平洋が一望できるロビーと温泉が自慢のこじんまりした旅館
庭の山水は文豪たちが投宿していた当時のものだそうです。
※ 「犬吠の 今宵の朧 待つとせん」—高浜虚子
犬吠埼この土偏の 「埼」 という字は、草木が生えない荒れ地が突出している地形を表しているそうで、土地としてはロクでもない場所らしいのですが犬吠は、富士山のような高地や離島を除く日本国内で、元旦の初日の出が一番早く拝める場所です。 が、私自身は初日の出を拝みに来たことはありません。
太平洋を望む。 手前は何故か?旅館のプール。
犬吠埼温泉
階段を上がると湯が2つ
ここから先の写真はちょっと・・・
奥が露天風呂で手前が展望温泉、太平洋の荒波を眺めながら浸かれます。 奥には犬吠埼灯台が見えます。 ※旅館のHPから借用
温泉は無色・無臭で特徴は一切なし。 でした
風呂上りに 懐かしい 「フルーツ牛乳」 と 「コーヒー牛乳」 ♪ 普通の牛乳は残念ながら紙パックでした。
こちらも懐かしいアサヒ本生の青缶、まだ売っているんですね ♬
館内には東山魁夷風の重厚な絵が幾つも掲出されていました
本館に地元作家による版画展も・・・
なかなか、著名な方らしいです
青森の酸ヶ湯で見掛けた有名版画家の作品に似ている作風です
作品は、フロントで購入も可能なようですが購入はしていません。
新型コロナウイルスの影響でしょうか? 客は殆どいなくてのんびりとした時間を過ごせました。