武漢ウイルス蔓延中。。。なので友人宅に連泊でお世話になりました
石川県は家の大きさが国内3位 (1位は敷地面積と建物面積でも茨城県) とか。自宅がウサギ小屋以下だということを思い知らされました。
今どきは、廊下や縁なんて造らないし、有っても幅は90cmがいいところですが石川県ではこれが「普通」のこととか。。。
※私の持参したバッグが映り込んでしまっています。
材料の木材も良いからか何十年も経っているのに床にワックスが掛かっているような艶があります。雑巾がけ以外の手入れはしていないそうです。
凝った造りでフルサイズの床の間も。床柱も親が苦労して手に入れたという自慢の銘木。
50年、100年経ってもそのまま使える木造住宅って素晴らしいです。
当家は某ハウスメーカー製で60年保証とされていますが新建材ばかりの小さくボロなバラックに感じてしまいます。
露地に出てみると
どこのお宅も植栽や道路もとってもキレイ。
玄関先にも道路にもゴミはおろか落ち葉ひとつありません。
こちら側を見ても皆さん綺麗にされています。住民のレベルがわかる気がします。
こちらのお宅は、自宅の庇部分から隣家に雨だれが落ちないように樹脂製の鎖を庇から自宅敷地内に引っ張って雨水を呼び込んでいます。
これも 泊めてもらっている友人に話すと「この辺りで、自宅周辺を汚れ放しにしている人や近隣に迷惑を掛けるような人はいませんよ」とのこと。
🔶🔶🔶石川県で気になったのがこちら🔶🔶🔶
倉庫やガレージまでが瓦葺き屋根になっていました。
【倉庫】
※もっと小さな個人の「物置」でも瓦葺きでした
【ガレージ】
※1台用の少し粗末に見えるガレージでも瓦葺きでした
市街地にはビルの屋上も三角屋根にして瓦葺きの建物まで見掛けましたので 友人に尋ねると『おかしいですかね、みんな屋根は何となく瓦にしてますけど』との返事。
子供の頃の自宅周辺は、
「1日中陽が当たらない家」
「窓を開けて手を出すと隣家の壁に手があたる」
「隣の家の話し声は全て聞こえる」
「窓から外に何かを落としたら2度と拾えない状況」
「3階建ての家でも敷地や建物の幅はドアー1枚分程度だけ」
「家に風呂なんか無いのが当たり前。皆が銭湯」
「狭いので、客が帰るまで家族中が寝る場所が無い」
「家の敷地は15坪程度」
なんてのが普通の景色でした。
※負け惜しみを言わせてもらうと~友人宅と比べると電車の路線は5路線、年間乗降客1千万人以上の駅が徒歩5分以内に7つ。電車はいずれも数分間隔発で時刻表という意識は持ったこと無し。バスや路面電車の停留所数は数知れず。夜でも玄関先でタクシーが拾える、東京オリンピック会場や日本有数の巨大ターミナル駅に歩いて数分でした。
住む地域によって、住民の公共心の高さや家屋敷への拘り誇りが判る友人の言葉と近隣の現場でした。
ホテルに泊まるより勉強になった気がします。
ガレージまで瓦葺というのは、珍しい気がしますね。
実家が大工なんですが、こういう日本家屋の受注は、
ドンドン減少しているようですね。。。
ご実家が大工なんですか。大工さんは家の設計から各種の職人の手配と差配、自らも建築にかかわる殆どの知識と技能を持っている本当の「職人」さんです。
最近は何もできない小僧並みの若造が職業を「大工です」なんてのを聞くとガッカリします。maruさんにはモノ造りの血が脈々と流れているのですね。
ブログなんかより尊君とあ遊んでくださいっ!
面倒とかを背負わない代わりに大きな代償を支払い始めているような気がします。
地方をゆっくりと巡ると日本の良さを再確認できます。