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テーピングの効用

2013-01-23 23:37:50 | 走るを科学する
フルマラソンではよく膝や足の指にテーピングを施します。
膝は腸脛靭帯炎予防、足指はマメ予防でほぼフルマラソンやウルトラでは必ずと言っていいほどの処置です。

腸脛靭帯炎が発生するとそれまでのスピードに戻すことはできず、急にスローJOGでしか前に進めません。足の小指は三角指(薬指に小指が押しつぶされて変形)でいつもフルマラソン以上になるとマメができます。

今回は足首のテーピングを試してみました。
走る際の足首の角度は90度が理想と言われます*これ以上に広がると無駄な動きが出るそうです。

まず、普通に立ちます。そのままの足首の角度がほぼ90度ですから、椅子に座って足を横に。




             

①かかとからテーピングを引っ張り足底に持ってきます。

             

②次は足の甲にテーピングをします。
 90度を維持したまま、テープを引くようにしながら甲に貼ります
 こうするとオジサン走りの足の角度が広がるようだとテーピングの張りを感じ、それ以上に広がることはありません。

             

③足首をくるぶしを囲むようにテーピングに切れ目を入れ固定します。

             

④足底から甲を囲むように固定します。足の左右のアーチを保持するよう、しっかり囲みます。フルマラソンではこのアーチが落ちてきますので有用です。
 こうしますと足首と足先で固定するから、足首の角度は90度以上に広がらないテーピングとなります。

できれば、テーピングをカットした端をはさみで丸くカットしておきます。
こうすれば、ソックスを履く時に角があたってめくれにくくなります。

で、JOGすると足首が余分に広がらないため。一歩一歩の動作が短くなるようです。フラット双方が安定し、よりフォアフットの傾向と意識が強まるようでした。
キロ6分30秒のJOGが意識せずとも6分そこそこの走りに変わりました。

上下の図をごらんください。
            

            

いわゆるオジサン走りと早いランナーの走り方の違いです。フラット走法で考えてみますと、着地時は足首は直角とすると後ろ足は、膝から下は足の重さで遠心力で降りてきますが、足首の角度が広がっているとそれを戻すのに無駄な動作が必要となるわけです。
腿が上がればより遠心力が働き、ピッチが速くなります。足角度が固定されていると無駄な動きが少なくなります。さらに足首の左右のぶれも固定され、より安定した走りになると考えられます。

こうした実験も自分の走りを考える上でも刺激となります。








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