
昨日もお上りさん散歩をしてきた
花の東京六本木
roppngi hills
http://www.roppongihills.com/
六本木 通過したことは数知れずある
が
2本足で歩くのは初めて
妻はアマンドを知っている
俺より都会に慣れている
少し悔しい
新宿のフーテンだった自分には
渋谷原宿は高級人間の遊ぶ町であり
銀座みゆき族はハイソな坊ちゃん嬢ちゃんがたむろする所
六本木にいたっては芸能人や知的セレブがお洒落を競う街
風月堂やダンモの茶店で夜を過ごすような
金もない ダサいフーテン風情が足を踏み入れる場所ではなかった
しかし 森美術館は
当時の新宿の匂いがした
懐かしい匂いだ
きったないハンドタオル
食品見本の素材で作った千切りキャベツ
サラダ菜の椰子の木? と思う がさりげなく1本
アジフライがイルカのように千切りキャベツの飛沫を散らし飛翔する
そのアジフライに蠅がボードのサーファーの如く貼りついている
芸術は駄洒落である
洒落ではなく駄洒落
きっと作った人は大真面目だ 多分
その真面目さが 微笑みと感動をじじいに起こさせる
ほのぼのした気になって
案外 六本木って いいとこだなぁ と思った
あら コレいい 面白い
妻も同じ感性を持っている
こいつはやっぱし新宿人だ

あのロダンの名作を
・・・
おぬし やるな^^v
ヒッピー風アートなら 俺でも理解できる
ありがとう

その前に腹ごしらえ
マドラウンジというカフェがある
この立地で1500円のコースなのでさして期待はしていなかったが
サービスも料理もうまい
眺望は抜群遠く関東平野の地平線が見える
二人でゆっくりおしゃべりをしながら食事
オリーブオイルを付けて食べたパンも美味しい

妻は岩のりが入ったペペロンチーノ風パスタ
俺はゴルゴンゾーラソースのペンネ
ブルーチーズの香りが際立って 好み
お互い食べ比べをして味を覚える

ドルチェはティラミス
ラズベリーが
子供の頃 山で食った山苺の味がして
少し 遠い目になった

エスプレッソのような濃い苦味の効いたコーヒー

周辺を散歩 庭園で都会の緑を楽しむ
東京メトロ六本木駅近くの本屋で
東京時代マップを見つけた
江戸時代の古地図に現代の道路を半透明の紙を重ねて
江戸時代の町と現代の街がぴったり重なるようになっている
帰りの地下鉄で
江戸時代にタイムスリップして遊んだ
妻はご満悦であった
メデタシメデタシ だ
二人で1万円ほどのプチデート
誘いだした甲斐があった