ノーロマンシング サ・ガ

このお店は全く悪くありません。
僕が頭がおかしいだけです。
本当にごめんなさい。

…というお話。


僕はよく映画館で映画を観るのですが、その映画館のそばにチキンが美味しいチェーン店があるのです。
みなさんご存知のあのお店。

そして、今まさに僕はそのお店でランチを頂いているのです。
「カメラを止めるな！」を待ちながら。


「あーチキンのサンド美味しいなぁ。

ポテト、ブーメランみたいな形してて美味しい。

コーヒー美味しいよー。

もぐもぐ…

もぐもぐ……

ん？



僕の正面が出入口のドア。

外に向けた張り紙が裏から見ると
反転して見えるなぁ…

その真ん中辺りのあれは『コンセントOKのマーク』か…




‼︎‼︎


U…


UNKO…⁉︎


あーごめんなさいごめんなさい！
飲食店だし、コンセントは優しさだし、そんなつもりは全くないのわかってるし、味は美味しいし、サイコーです‼︎
ホントサイコー‼︎

悪いのは僕です‼︎

いやだー！
もうこういうのホントやだ‼︎

でもこんな葛藤をしながらも
この心の片隅で誰かに伝えたくなってしまっている哀しみよ！

写真撮りたくてウズウズしちゃってるこの哀しみよ！

あーもうこういうのホントやだ‼︎

忘れよう忘れよう‼︎‼︎

チキン美味いしいよ！
チキン、美味しいよなぁ！

もぐもぐ…

…………」

スクッ

テクテク

パシャー‼︎

パシャー‼︎

パパパパパシャー‼︎


あぁ…


そんなわけで「カメラを止めるな！」観てきます。



本当にごめんなさい。



おしまい