建築・都市空間の考働美学

建築・都市環境とその周辺をめぐり日頃、考えながら働き実践し湧き上る考働の美学を試みたいと思います。

建築学会誌を読んで速読を思う。

2005年09月10日 | 建築
最近情報量を鷲づかみにしたく、即読法に関して研究している。
そんなさなか、今日来た建築学会の明治から出版されている伝統雑誌である
「建築雑誌」を目を通した。

このとき、速読の境地とはこれかと思った。
斜め読み、キーワード拾い読みは十分出来た。映像焼付け速読まではさすがにあまり自信ないが、専門分野とは限られた領域世界なのでよめる。これが社会一般の教養的な文章だとあるいは専門外領域になると、そうはいかない。

熟読玩味にすぐさま陥る。むかしは大学院まで自分の専門にむさぼるように熟読玩味しながら自分の専門も読んでいた。そのころを思い出した。これは段々専門のありようが見えてきたということなのか。
それとも学問領域の文章は慎重な言葉遣いで正確を期すためある意味冗長な文章になりがちな為、かえって斜め読みしやすいということが起きていることなのか。「といえなくもない。」「~に関しては~であり~であるが、またこれは~であり~見方を変えれば~といえるかもしれない。」云々とくる。

どちらも正解なのだろう。何でも速読できると人生上手く生きれそうな
錯覚も起しそうになる。本当は吟味した本質的なことを効率よく学ぶことが効率よく成果を出す意味では一番大切なのはわかっているが、それを最初からわかっているなら困らない。
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