午後7時屯所集合出発。・・・ということになっておりました。当番制で、昨夜は私も割り当て人員に加えられていたのですが、仕事がちょっともたついてまだ職場でした。
携帯が鳴り「もすー、何してらの?」先輩からです。「あ、すいましぇ~ん!今行きます!」と、あたふたと軽トラで小雨ぱらつくなか一路屯所をめざしました。
管内に加えて、となりの7部の区画もパトロールするので、約50分から1時間の行程です。消防自動車に乗り込み、赤色回転灯を点け、車載スピーカーからは録音された火の元注意のアナウンスが流されます。
車内には大音響でながれるスピーカーの音で、話し声は聞こえないほどですが、なんとそれでも会話が成立したりするのでありました。「・・・だがらよ。・・・だべ?な?」「んだ、んだ。」「・・でねが?そー思うべ?」「んだ、んだ、そー思う・・」と、生返事。実はこれが危ない。あとで、すげー誤解であることがわかって、てーへんなことになったりするのであります。
ともあれ、パトロールは後半の高台にやってきます。ここからは田んぼばっかりで、民家も点在するだけの場所ですが、私はこの辺の夜警巡回がいちばんすきです。なぜかというと、北上市内の夜景がきれいに見えるのです。
夜警で夜景を見物か・・・と、くだらないシャレをつぶやきながら、この辺の住民はいーところにすんでるなーと、思ったりします。実は有数な地吹雪地帯で、冬はたいへんなところなのです。
今年3月の火災は、この辺だったなー。被災者の家はまだ修復できていないそうです・・・。その火災の時は、春の火災予防運動期間中でもちろん夜警巡回も行われていました。その夜の当番は7部の割り当てだったそうですが、巡回中は異常なかったそうです。
結局、スキー場帰りの一般の方の通報で、消防車の出動になったと聞いております。わずか一時間程度のパトロールは、広報活動に重きをおいているということになるようです。
みなさん、お互いに火の元には注意しましょう。
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