放射線のまとめ

全脳に放射線をかけるに当たって、頭が動かないようにマスクを作ります。
台にうつぶせになり後ろから動かないように固定するものです。
そのマスクを作ったあと放射線をかける線を書きます。頭を俯せで固定しながら作業するのでとても苦しくなります。
苦しくて大変になったら技師さんに言えば休憩をはさんでくれます。私は我慢しすぎて意識を失う寸前までいってしまったので、我慢せずに苦しくなったら迷わずに言いましょう。


この線は消えてしまったらまた書き直しです。一度消えてしまい再び線を書くのに一時間近くかかってしまいました。かける線が決まったらテープで補強したほうがいいと思います。
お風呂はやめましょう




放射線を頭にかけると焦げくさい臭い（アルカリ性洗剤のような）がします。この臭いは頭にかけている間続くので頑張って我慢しなければいけません。頑張ってください。


副作用ですがまず寒気がひどいです。夏でも冬のように寒いと思います。私は五月中旬から６月中旬にかけてかけましたが、上着を着て布団にくるまっても体が震えるほど寒かったです。夏でも上着は忘れないほうがいいと思います。

そして体がだるくなります。これは我慢するしかありませんでした。

吐き気は私の場合初日からきました。吐き気を抑えるためにナウゼリンや座薬を使いましたが効果は得られませんでした。
胃液を抑え粘膜を保護する注射をしたらとても楽になりました。

横になるときは体の右側をしたにしたほうがいいような気がします。(胃の形参照)


吐き気には種類があります。1ただたんに乗り物酔いみたいな吐き気と、2お腹に空気がたまって気持ち悪くなるのと、3胃液が沢山分泌されて吐いてしまうものがあります。


1乗り物酔いみたいな吐き気にはナウゼリンをのんでいました。何となく飲んでたので、効き目は申し訳ありませんがわかりません。


2横になりっぱなしだとお腹にガスがたまってしまい、その圧力で吐いてしまうことが度々ありました。時々体を起こしてお腹にたまったガスをゲップでだしたほうがいいです。


3お腹に胃液がたまる感覚は胃もたれみたいなのですかね、ひどい時にはお腹がすごく硬くなります。指で押してもへこまないくらい硬くなります。

ここで注意なのは1と3は全く違います。3の時ナウゼリンを飲んでも効き目はありません。
正直はおまけみたいな感じですので無視しても構いません。
一番苦しいのは3なので。




吐いた時に胃液しか出ていない時にも、ラニザック×セルベックスか、ガスターDが有効だと思います。これら薬は胃液を抑える薬です。でもガスターの効果は使えなかったのでわかりません。私は前者を使いました。



そして臭いにとても敏感になります。弱い不快な臭いでも吐き気が出てきます。私は一度臭いで吐きました。本当に気をつけてください。

喉もとてもかわくようになります。普段飲むよりも多めに飲み物を枕元においておくようにした方が絶対にいいです。
喉がかわくのもありますが唾液がおかしいんですね。なにかで潤さないと吐き気が出てしまうんです。


冷たいものの方が飲んでいて美味しかったです。これだけでも気分が紛れます。私はよく母親に冷たい飲み物や、アイスなどを買ってもらい気持ち悪さをしのぎました。家から氷だけ入った水筒を持ってきて、コンビニ等の飲み物を入れるのもとても効果的でした。
小型のクーラーボックスを持ってくるのもいいかもしれません。地下一階で氷が売っています。


貧血の症状も出てきます。かけてから一週間くらいででてきました。これも我慢です。


髪の毛が抜け始めたのは15日後の事でした。抜け始めるとどんどん抜けていきます。髪の毛を剃ってしまったほうがいいと思います。坊主にしましたが、それでも抜けます。



私は放射線を当てたところが赤くはなりませんでしたが、日焼けをしたように黒くなり、染みができました。



あと気持ち悪くてもなんでもいいから食べるようにしてください。私は初日から吐いてしまい何も食べられずにいたら、白血球が約半分になってしまいました。その後なんでもいいからお腹に入れるようにしたら白血球も増え、体調も少し良くなりました。

なんでもと書きましたが油っこい食べ物は避けてください。胃がとても弱っているのですぐに胃もたれを起こします。私は何度も胃もたれを起こしましたが、そうなると本当に何も食べられません。細心の注意を払ってください。



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