森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

天王寺 堀越神社

2019年05月28日 | 1/7,726 

「あべのハルカス」から谷町筋をちょっと上ると、大阪の陣「茶臼山」に鎮座する『堀越神社』に参拝。

堀越神社
時の摂政聖徳太子が、太子の叔父君にあたる崇峻天皇を偲んで風光明媚なこの茶臼山の地に、四天王寺建立と同時に当社を建立創建されました。
明治の中期まで、境内の南沿いに美しい堀があり、この堀を越えて参詣したので、堀越という名が付けられました。
古くから「堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」との言い伝えがあります。

御祭神
 第三十二代 崇峻天皇(すしゅんてんのう)
配祀  
 小手姫皇后(おてひめこうごう)
 蜂子皇子(はちこおうじ)
 錦代皇女(にしきでこうじょ)

境内小社
◆太上神仙鎮宅霊符尊神
陰陽道における天地創造の中心に位置する宇宙根源の神とされ鎮宅霊符は陰陽道最高の護符とされています。
◆熊野第一皇子之宮
日本サッカー協会のシンボルマークとしてお馴染みの、八咫烏(ヤタガラス)で有名な熊野権現に参拝する、いわゆる熊野詣の出発地です。
◆茶臼山稲荷神社
徳川家康が大阪夏の陣の祭に危機を救われたことから、家康の信仰が厚かったとの言い伝えがあります。
◆黒龍社
◆白龍社
黒龍、白龍の名の通り、黒蛇、白蛇の神様です。古来より蛇は神聖な生き物としてあがめられ、多くの伝説が今でも伝えられていますが、事業発展加護のご利益があると伝えられています。



聖徳太子建立七大寺の一つである「四天王寺」の裏鬼門を守り、一生に一度の願いを叶えてくれるという「ひと夢祈願」が有名ですね。


それでは、参拝。


社殿脇に並ぶ赤鳥居は「茶臼山稲荷神社」。


大阪人は幸村贔屓といわれますが、坂東武者の末裔としてはこの「茶臼山稲荷」さんですね。


社脇の南側に張り出すようにスペースがあって、その境に南を向いて狛犬が並んでいます。もともとは社殿が南を向いていたのでしょうか? それとも、南から何かが来るのでしょうか........。


熊野第一皇子之宮


黒龍社と白龍社


天之御中主神といわれる「神仙鎮宅霊符尊神」が祀られています。その奥にはご神木。

ちんたくさん
太上神仙鎮宅霊符尊神(だじょうしんせんちんたくれいふそんしん)

お守りやお札の元祖の神様です。紀元前、中国前漢の孝文帝の時代に広まり、節分や七夕など星祭りはこの神様の家内安全、商売繁盛のお祭りです。
春の節分祭では、星祭りをして屋敷の清め祓いをして星霊の種を撒きます。七夕(旧暦)には星祭りを七日七夜行い、七月七日の結願の日に大真西王母須勢理姫命(たいしんせいおうもすせりひめのみこと)をお招きして星霊の力により生命力の復活再生を希う繁昌祭を行います。
鎮宅さんと呼ばれる位ですから、家宅の鎮めはちんたくさんの神効の第一です。加えて健康、家内の親和、家業の繁栄の為にちんたく修法は、霊符、神符等を使って様々な神事、修法を行います。
神符には実に様々な効験が有り、玄武を神のよりしろに大司命神七十ニ神を始め、いわゆるちんたくさんを招神して暗中神符に入魂して実効の有る符に仕上げ発符します。
当社では古来の鎮宅霊符の伝統にのっとり節分、七夕には大祭を催し各符を発符し、ご希望の崇敬者に授符致しております。



御朱印をいただきました。


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