“ナガラ族”の本分

　第１９回介護福祉士の試験が昨日終わりました。
私の長かった半年間の受験生生活が一まず幕です。
実は９歳違いの妹も沖縄で同じ試験を受けました。
昨日の夕方電車から降りるとその妹からメールがありました。
「こちら、惨敗！どうぞ。」となっています。
私の返しは「難しかったねえ。過去問が出てなかった。
まあ、来年のお楽しみね（＾＾）」でした。

　思えば一週間前、この妹は「勉強不足は否めない。受けるのどうしようかなあ。」とメールして来たのです。「何言ってるの！まだ一週間もある。考える前に過去問を解きなさい」と私が返すと返事は「よっしゃー！」でした。
妹にはそう言ったものの私の方も五十歩百歩。

　尻に火が付かないと何事も進めることが出来ない性格を
叱咤激励するためにそこら中に「受験する」と言って回りました。
ＨＰでも発言して書き込みも遠慮させていただきました。
「さあ、勉強するぞ！」ってところに立ってみて困ったことが起こりました。

　勉強したことのない身の悲しさ。
机の前に座って、教科書を３行読むと眠くなってしまうのです。
全然頭に入りません。５ヶ月もそんな格闘を続けていて、
１２月も半ばになって慌てました。
“窮すれば通ず”その時、頭の中に小さなライト。机の前は捨てました。

　勉強場所を台所に移しました。
そうそう、元々私はナガラ族でした。
そんな私に下の娘がダンボールを切り貼りして、本置きを作ってくれました。
料理しながら、本が読めます。
不思議なことにその方が頭に入るのですね。

この一ヶ月は必死に勉強しました。
上の娘が「お母さん、学校行っているときより勉強しているんじゃない？」と言いました。
「そうだよ。お母さん、学校時代、勉強したことなんかないんだから。」と私も変な自慢をして返しました。
頑張ってはみたけど、合格に届いたかはどうかは自信がありません。
夜になって妹からは「家族と残念会をしている。来年は受験生の息子と一緒に頑張る」のメールが届きました。妹も本気で勉強する気になったようです。
まあ、私も、今年は勉強方が見つかったことを良しとするか。

ナガラ族のやっていることはまだある。
スイミングスクール。しっかり続けています。
先週の火曜日、「クロール、ちゃんと泳げるようになったね。」と先輩から声を掛けていただきました。私はブンブンと頭を振って「息継ぎができていません。」と言いました。
「え？あなたの頭、しっかり上がっていてちゃんとできているよ。」と言われました。
「形を作るのに頭がいっぱいで余裕がなく、口は開いていません。」とキッパリの私。

　私のスイミングはそんなところにいます。
さあ、受験は小休止。泳ぎを頑張るゾウ（＾＾）