








開封組み立ては1月末である。普通は届いたらすぐ不良品でないか確認するのだが、ANYCUBIC製品に対してなんとなくだが信用があった。labistsとtronxy のどちらかが壊れた時にお目見えしようと思っていたので好タイミングと言えるが、何よりlabistsがダメ過ぎるということである。
ANYCUBICはあらためて組み立てがラクだ。しかしデカい。300×300のヒートベッド。それと別に600ミリ以上の奥行きスペースがないとつっかえてしまう。3Mシートを貼るつもりだったが、標準仕様の耐熱ガラスがゴキゲンだ。貼り付き、剥がし共にラクだ。レベリングも一度決めるとほぼ永久にいける。とはいえ使いはじめしばらくは4つのネジの1本がゆるみがちではあった。今は安定している。
3Mシートではピットのりをしっかりつけてないと造型物の4隅が浮いてくるものだが、このガラスベッドはそうでもない。縦長なモノも安心してプリントできる。
labists et4 購入。精度よし、調整ラク、これはまあまあだ。
しかし10日で故障。ヒートベッドの温度上がらず。異常数値を表示して始動せず。
2週間のメールのやり取りをしながら、メーカーからのアクションはなく、アマゾンの無償返品の時期が過ぎた。
3Dプリンターは未だネット販売のみの扱いだ。つまり修理屋のアテもなく、自分でパーツを仕入れて自分でメンテナンスをする。youtubeを見てやれそうなものもあるが、マザーボードの交換ともなると難易度が高い。
よって、新品を再購入して、入荷直後に入れ替えてあたかも不良品だったとして返品を行った。届いた新品がこちらも不良品だったら難儀するが、10日で故障したわけだし、どこにもない特殊な機械を扱うとすればこれもやり方のひとつだ。
無事に新品と入れ替え、精度の高いプリントを再現。ほどなくして、メガゼロのノズル詰まりが起こり、詰まりは対処できるがベッドの使い勝手の悪さから詰まりも直さず休眠。labistsとトロンキシーとの2台で新型シザーポットの製作を再開する。
しかし、12月8日に使い始めたlabistsの2台目も翌年1月中旬に暴走し始めた。今度は造型途中3センチ程度浮いたあたりで3軸の動きが止まり、その場でフィラメントが高速に送り出されるものである。電源を切るしかなく、それまでのプリントはパーになる。形状によって暴走し出す高さはまばらで、数時間のプリントにとても安心して使用できない。基盤つまりマザーボードの故障と思える。
よって2台目のlabistsもここでリタイアとなった。