モダンタイムス (Morning NOVELS)伊坂 幸太郎講談社このアイテムの詳細を見る |
週刊コミックモーニングに56回にわたって連載された作品。。。ってことは、55回にわたってラストが次回をお楽しみに!って感じで終わるんですね(笑)伊坂幸太郎の作品はこの作品に限らず、話がブツブツ切れるって感じがするのは、やはり56回にもわたって連載されていた小説だからかもしれません。
ただ・・・この「モダンタイムス」は「ラッシュライフ」のように、異なる5つの物語がリンクして・・・って感じではなく、終始主人公渡辺拓海の目線で描かれているのでお話としては読みやすいかもしれません。
で、一番大事なことはこの作品は「魔王」の続編なのでやはり「魔王」を先に読んでおく事・・・これが必須条件ですね。「魔王」を読んでいないとその独特な世界観がまったくわからないかもしれません。
あと・・・舞台は「魔王」から50年後の徴兵制もある日本なのですが、この近未来って感じがまったく出てこないのが残念でした。単語の端々でしかそれを表現できていないんですね。何度もそういった「時代を表す」単語が出てきますが、いかにもとってつけたような感じがするんです。それもこれも「魔王」から50年後にしなければいけないからだと思うんですね。
50年後のネットの世界が今とまったく変わらないっていうのが納得できなくて、せめて10年後くらいでもいいんじゃないかな?とも思いました。
ってことで・・・この記事をお読みになったらお分かりのように、私にとってはもうひとつだったなぁ・・・
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「魔王」を読んでいないと、わかりにくかったかもしれませんね。
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伊坂作品に触れるのがこの作品が初めてって人・・・もちろんそういう人もいるかもしれませんが、ちょっときついかもしれませんね(笑)